まあまあ混んでる電車の中で
お子さん連れの若いご夫婦が乗って来ました
ママさんが抱っこした3才くらいのお子さん爆睡中
眠っちゃってる子って重いのよね
両手がふさがり、どこにもつかまれないので、電車が揺れると…危ない
そしたら、ママさんの後ろの座席の
白髪のおじさまが、サッと席を譲ったのです
ご夫婦で丁寧にお礼をしてました
そのおじさまも、お仕事帰りで疲れてらしたでしょうに。
微笑ましい光景
…とは別に、
私はその隣に座るお兄ちゃんを見る
若くて、頑丈そうで、日に焼けてて
いかにも元気そう
そして私は心で毒を吐く
お前が譲らんかい。
…怖いおばちゃんですねー私(笑)
でも一度そう思っちゃうと気になっちゃうから…考えてみる
若いけど、今日は早朝からの仕事でクタクタかもしれない
頑丈そうだけど、熱っぽいかもしれない
徹夜明けで眠いのかもしれない
そうだ、そうだ
きっとそうだ
元気なんだけど足を痛めてる…とか
なんでもないんだけど
どうしても勇気が出ないシャイボーイ…とか
うん、きっとそうだ
と思ったところで電車が止まる
彼は元気よく、のしのし歩いて降りてったよ…
見なかったことにしよう…( ̄▽ ̄)
私が電車を苦手なのは
よくわからないのもそうだけど
ちょっと残念な場面に出くわすことがあるせいもある
そんな時はこうやって
想像の翼を広げないとね(花子とアンのようにね…笑)
ベビーカーを降ろすのに、ひっかかってうまくできないママさんがいて
手伝おうと近寄ったら、それより先にそばにいたスキンヘッドにスーツの、 それはそれはコワモテのお兄さんが
黙ってひょい、と手を貸したのです
ママさんにお礼を言われてもぶっきらぼうにしてたけど
心んなか、ほっこりしてたでしょう
彼は、自分がそんなことしたこと、きっと誰にも言わないだろうけど
たくさんの人が見ていて
優しい気持ちになったよね
その日うちに帰って
誰かは奥さんに
誰かは友だちに
誰かは子どもたちに
その話をしたかもね
想像したら、その話を聞いた人はみんなニッコリしていて
自分もそんなふうにできたら…って
きっと思うかもしれないね
台風一過の秋晴れ
それを清々しく嬉しく思えるのは
何事もなく済んだからこそ。
被害に遭われた地域の皆さま
お見舞い申し上げます
早く復旧されますよう。
