ちょっと前にテレビでも見たけど

被災地の避難所で

いろんなアーティストの方が歌われている

『ふるさと』



―うさぎ追いしかの山

こぶな釣りしかの川―



緑の山に光る川
青い空まで思い浮かぶ
日本らしい素敵な歌だと思う




私には

ふるさとと呼べる場所はなく



以前ブログにも書いたように



夜逃げ同然で引っ越してきたから


当然、生まれた場所の家もなく



父方も母方も


もう実家はないので



ふるさとってないんだなぁと以前は漠然と寂しい気持ちになったりしていたけど




よーく考えてみて


ためしに
『私にはふるさとってないんだな』

と言ってみる




しかし
あんまり寂しくもないぞ?




私にとっては

今いる場所が何より大切で

それだけでいいということだ






生まれ育って
思い出を積み重ねた場所を

自分の意思とは関係ない力で離れなければならない方々



それはどれだけの痛みかと思う


私にはどんなに想像しても追いつかない思い



私が自分で割りきれた気持ちとはわけが違う





そんな方々のふるさと



それは絶対になくならないし


ちゃんと取り戻さないといけないもの




私は自分のふるさとでなく

そういう人たちのふるさとのために

ずっと思いを寄せていかなくちゃと思う




私のふるさとは今いる場所…みたいなセンチメンタルな話ではないのです



私にはふるさとがない

でもここがある





だけど
ちゃんとふるさとがある人は


取り戻さなくちゃね





かえるの声を聞きながら眠り

鳥の声を聞いて目覚めていた人たち




その自然で尊い営み

かけがえのないもの





我が家もかえるの声が聞こえる


田植えが終わればもっと盛大に



うるさいと思っちゃバチがあたるな(全然思わないけど)



しみじみと

すごくしみじみと


いとおしい音に聞こえる