近頃ちっとも書いてません。書かないのに慣れてしまうと、あんなに書いてた昔はいったい何だったんだろうと自分で不思議な気になります。書き方を忘れるというか、どんな風に書けばいいのやらわからなくなっちまう。別に、単なる自分のブログなんで誰に強制されることもないけど、ほとんどペーパードライバーの気分です。
東芝がHD DVD(以下HD)から撤退したそうで。ソニー陣営のブルーレイ(以下BD)に負けちゃいました。かつて、ソニーはベータでVHSに負けて散々な目に遭ってますから、今回はしてやったりでしょうね。メーカーが自社製品の開発を推し進めて市場に投入するのはごく当たり前の仕事で、そこで優勝劣敗が決まるのも市場の原理。また次の機会にがんばればいいんではないかと。まぁ、早くからHDを選択していた消費者は気の毒ですわね。訴訟がこれからあるんでしょうか?海外の消費者は頭に来て訴えるかもしれないけど、こと日本ではあまりないでしょうね。というのは、HDを選択した人のけっこうな割合が「東芝に関連した人ではないか」と想像できるからですよ。社員割引で安く手に入れたとか?まぁそういう見方はややひどい言い草かもしれないけども、泣き寝入りなんでしょうな。
僕はといえば、かつてのVHS対ベータの戦いでも何ら痛い目に遭ってはおりません。僕がビデオデッキを購入するときには「お客様が画質にこだわるのなら、こちらのベータ方式がお勧めです」なんて事は言われなかった。だって、VHSしかありませんでした。とっくにベータは撤退したあとでしたから。新品を購入する前に、当時の先輩から中古を譲ってもらったのを使っていたのです。「再生しかできんようになっちまったけど、お前使うか?」って。当時の僕はテレビをほとんど観なかった。もう全くといってもいいくらい。だからデッキがありさえすれば、レンタル店でいくらでも作品を借りて鑑賞出来たんで、それでもう充分でした。
だいたい旧作を3本借りて、それを1週間かけて観るわけです。2日に1本のペース。旧作の方が料金安いし、期間が長く借りられるからとっても都合がよろしい。観ているうちに眠くなる時だってあるから、その日に返さなきゃなんてせっつかれるのはいや。新作なんて滅多に借りません。1週間OK!になってからで充分ですよ。
今はもっぱらテレビから録画して楽しんでるけど、ホント、最近は公開された映画が1年くらいで放送されるからビデオ店にも全く行かなくなりました。新しいモノにすぐ飛びつくタイプじゃないし、はやりのモノに対する興味も、僕はそんなにないんですよね。えぇ、昔から。なんていうか、良質なモノには触れたいと思うけど、だからって慌てる事はないと考える。むしろ本当に質の良いものなら時間が経っても消える事はなかろうと思う。そうして、逆にずっと以前のもので、まだ知らない良質があるんでは?と思って古い作品を漁るところがあります。人の営みは基本的には営々変わりないものだから、いつの時代にもいいものはあるんだと思うのです。
いくつか挙げるとして、たくさんあってすぐには出ないけど、例えば三谷幸喜の「11人の優しい日本人」なんかのめり込みましたね。あとは、洋画がやっぱり多いかな。今思い出した。パトリシア・アークエットとクリスチャン・スレーターの「トゥルーロマンス」(これはタランティーノだったような)。ベアトリス・ダルの「ベティ・ブルー」は強烈。僕の映画の見方は主演俳優に引っ張られる形が多かったですね。気にいると、その人の出ている作品を続けていくつか観るというやり方。あ、今思い出した。パトリシア・アークエットの作品で、すごく感銘したのがあって、それをネットで探したけどなかなか出てこなくて、タイトルを忘れてるせいもあるけど、やっと見つけた。
「ラングーンを越えて BEYOND_RANGOON
」です。
95年の作品で、劇場未公開のビデオのみだって。だからみつからなかったんだ。すごくよい作品でした。
今日はなんの話をしてるんでしょうか?
あぁDVDだった。
そうそう、僕がBDとHDのどちらを所有しているかですが、実はどちらも持ってません。従って今後買うならBDでしょうね。
何せ、DVDデッキ自体持ってませんから。笑います。未だにVHSテープのデッキが大活躍しとります。今後、これがもし壊れたら、その時には検討するでしょう。
なんか、海外のサイトから見つけました。この人がパトリシア。
- 東芝デジタルフロンティア
- トゥルー・ロマンス