佐世保の事件にはさすがに驚きましたね。
最初は臨時ニュースですぐそばの事件現場に驚き、「乱射」の二文字におののきました。ルネサンスには僕も前に会員として加入していました。だいぶ前だし、そこに居合わせるという可能性はありませんが、それでも中の施設は知っているし、また仕事で営業に出向いた事もあるというとにかくよく知っている場所。なんであんな場所で「銃の乱射事件」が・・・。車で20分程度走ったら着くところだから、続報の「犯人は逃走中」のテロップに飛び上がりましたわね。「逃がすなよ、おいっ!!」
何やら、大柄の男で外人だとかいう情報が流れていたし、そうなると逃げた果てにどこに現れるか全く想像がつきません。情報は少なく、逃げたのが車でなのか走って逃げたのかも当初はわかりませんでした。
まさか・・・いやいや。
それでも行動範囲としては充分にやって来れる範囲ですから、まさか・・・いやでも万が一・・・などと多少はおろおろしましたね。ただ、『犯人は止めようとする人を「どけ」とばかりに押しのけてプールに進んで』という目撃者の情報に触れて、かなりほっとしました。それは乱射には違いありませんが、何らかの目的があって、意思のもとにプールに向かったという事が知れるわけです。それでかなり落ち着きました。この事は、「クスリでおかしくなっていてめちゃくちゃやっている」を排除し、「一人残らず皆殺し」とハリウッド映画みたいに打ちまくるというのを排除します。つまり明確な殺意をもって「誰かを」殺しに来たわけです。その際に、巻き添えを食う人がいたってやむを得ないという形での乱射でした。
翌日になって、自殺した事がわかって胸をなで下ろしましたが、それにしてもひどい事件でした。
続報によってだんだん明らかになって来ましたが、どうやら生きる力を無くしてしまって自らを破滅させようと目論んだようですね。だけど、何故他人を巻き添えにしてなのか?自殺がいいわけはないけど、少なくとも他人を道連れにするなどもってのほかです。やりきれませんよね。
この事件を大きな契機にして、むろん以前から指摘されていたようですが、銃規制に関して見直しがなされるようです。現在の法からすれば、馬込容疑者から銃を取り上げる事は出来なかったようです。従って警察を責めたってそれは殆んどどうにもならない。かけがえのない命を奪われた遺族の気持ちを考えたら、「それくらい言わせて欲しい」とは思いますが。
許可ではなく、免許制にしたらどうかと個人的には思います。まっとうに使用している人たちにはとばっちりになりますが、やはり厳しくすべきでしょう。更新期間も3年から2年に短縮して、審査そのものももっと厳格にするしかないでしょう。実際は、どんなに厳しくしたって悪用するヤカラは現れるわけで、こんな悲劇が二度と起きないようにとはいいながら、「起きにくくする効果」でしかないでしょうけども。
今回の事で、いわゆる「ワーキングプア」の状態にある人たちがあとに続く事を僕は恐れます。それは、自らを死に追いやるのと他人を巻き込むのと両方です。馬込容疑者は5年ほどの間、定職につかずふらふらしていたようです。親に甘えて300万の新車を乗り回し、一丁30万円前後もする銃を確か3丁持っていたようですね。ふざけんなですよ。
「それに比べて、俺なんか毎日やっと生きてるよ」というフリーターの人が存在するはずで、嫌気がさすことがないか心配ですね。生きてたら、きっとまだまだ楽しい事があります。投げたらいけません。本当にそういう人がいて、もしこれを読んでたらむかつくでしょうか?いや、僕だって投げたくなる事たくさんあるんで、それでも生きていきますので。
えっと、随分長いこと休んでましたが。
とにかくここんとこ色々ありましてね。
また、ぼちぼち書こうと思います。