あのね、巨人負けましたね。「正直手も足も出ん」ような状態でしたね。
え~、1戦目、先行されて追いつけないまま終わりましたね。
え~、2戦目は一応初回に先制しましたけどもね、わずか1点しか取れずに次の回にすぐ追いつかれましたね。あとは木佐貫が崩れて勝ち越されたらもう、同点までもって行けずに終わりですね。
え~、3戦目ですけどもね、先制の1点は二岡のソロホームラン。それもウッズの3ランで逆転されたらですね、もう追いつけないまま終わりと。まぁこういう結果だったですね。
「そ、それで終わりですか?」
えっ?まぁ終わったもんはもうしょうがないですね。
この日本・・・いやCSですか。CSシリーズ?巨人はまぁほとんど力を出せずに終わったぁゆう感じですね。中日の勝因?そんなもん、巨人がまともに力出してませんのでね、これはもうしょうがないゆう感じですね。巨人と中日はシーズンの対戦成績でも12勝12敗の五分ですから、お互いきっちり戦ったらどっちかの3勝2敗になるのがまぁ当たり前なんですよ。それがそうならないゆう事は、負けた方が力出せなかったゆうことです。
あのね、まぁどこで差が出たかを言うとですね、これはひと言で言うならモチベーションですね。
え~、巨人と中日はシーズン終盤の天王山、9月の24日からの3連戦が最後の山だったわけですわね。この3試合、巨人は木佐貫、内海、ヒサノリでしたけども、初戦を落として2戦目は内海で取った。1勝1敗でこの3戦目、ヒサノリが初回に4点取られましたわね。これをもし落としてたら中日優勝だったわけですよ。それを、粘りに粘って4点差を跳ね返してとうとう逆転勝ちしましたね。ここで巨人はかなりの部分、全力出しとるんですよ。シーズンのほとんど、巨人は首位にいましたからね、それを中日に逆転優勝さらわれたらたまったもんじゃないゆうことでね、ここで頑張らなかったら1年間の苦労が何にもなくなりますしね、何言われるかわからんゆう事でね、それこそ死に物狂いで点取りにいったんですよ。この3連戦を勝ち越したことによってですね、巨人はゴールに半分足入れたみたいなところに辿り付いたわけです。結果、巨人は5年ぶりのリーグ優勝決めました。もう「やり切った」ゆう感じですね。そのあと、優勝決めてから約2週間空きましたしね、普通なら日本シリーズに行くわけですけどね、それがも1回中日とやれ言われてもね、頭でわかってても身体はついて行かんかったゆう事ですね。あのね、「これで負けたらリーグ優勝もなくなるんなら」また違ったでしょうけどね、リーグ優勝はなくなりませんから、それじゃぁ頑張る意味は薄かったゆうことでしょうね。
そこへ行くとですね、中日は物凄く悔しかったわけですよね。「巨人憎し」ゆう感じですね。巨人を必死に追いかけて逆転優勝を目指して、それが叶わなかったですね。実際、9月26日のあの試合を勝ってたら中日が優勝してたと言っても言い過ぎじゃないくらいの試合落としましたからね、絶対やり返してやる思いでやったはずですよ。だから日本シリーズに出たいというよりはこのCSで「巨人に借りを返してやる」気持ちだったですよ。えぇ。
力の入り方が全く違ったと思いますね。
あのね、プロなら日程が空いたとか、試合勘がどうとか言わずにやらんといかんのですけどね、ひとつは『日本シリーズの成績は年俸査定から言うと別扱い』ですからね、ボクはそれに関してちょっとひと言言わしてもらいたい気持ちはありますけどね、まぁ気持ちが乗らんかったんでしょうね。「それじゃすまんだろ」言われるでしょうけどね、この3試合見たら、そう言わざるを得んゆうか、そういう見方が最も当を得てる思いますけどね。
※本日のキャラクターは誰でしょう?フジの三宅アナと話している元広島カープの名捕手、達川光男の乗りでいきました。
上の『日本シリーズの成績は・・・』に絡んで、ちょっとCSに関して物申したい気分です。それは次回に譲りましょう。