実はずいぶん前に、亀田三兄弟をべたぼめした記事 を書いた。それは2005年の11月30日。親子で頑張る彼らの姿はとても一途で、大口を叩くあたりはむしろ可愛げがあるくらいに思って見守る姿勢でいた。

が、そのあまりにも不遜な態度にはいささか辟易しはじめ、次第に、どうやらバッタもんだったかも?などと思い直すようになった。ボクシングの事に疎いから、「対戦相手は弱い相手ばかり」だとか「ステージパフォーマンスだけで、実は世界を狙える素材ではない」とかネットや紙媒体に書かれているのを読むと、「それを丸ごと信用するわけではないものの」、どうにも裏切られた気分や期待した自分がばかだったという落胆を覚えた。もう彼らに関しては半分以上疑ってかかるようになり、特に注目もしなくなっていた。長男の興毅が世界チャンプになった時も、「団体がいくつかある事だし、やっぱり(その強さを)疑うなぁ」という感想を持ったものだ。


そうして、あのランダエタ戦だ。

「あぁやっぱり」と思うほかなく、その後のバッシングは今更書くまでもなく、もう完全に悪役になっちまった。

TBSは目先の事しか見えてない企業だから村上ファンドやライブドアあたりに「くみしやすし」と狙われるわけで、それが尾を引いて今でも楽天との争いを続けている。そのTBSも、さすがに目が覚めてだんだんと差し伸べる手を少しずつ引いていって、ばかみたいに亀田家を礼賛する事はしなくなったようだ。


で、いよいよ亀田の次男が、きょう、日本人選手との試合をやる。僕は長男の試合はテレビでいちおう見たが、次男は一度も見ていない。相変わらず口だけは達者だが、果たしてどんな試合をしてくれるんだろう?

いや、どんな負け方をするのか?かな?

今や日本中がアンチ亀田になっているはずで、いやはや結果が出るのが楽しみではある。亀田家を応援する人はもうそんなにいなさそうだし、王者の内藤も「国民の為に勝つ!」と宣言している。割合とすれば、せいぜい8対・・・いや、よそう。次男が勝つ可能性だってあるし。


内藤が勝てば、亀田ファミリーの値打ちは晴れて自他共に正真正銘完膚なきまでに地に落ちる事になる。それまでの対戦カードが、やはり「勝てる相手としか」やってなかった事の証になりかねない。それでもやるのだから、それなりに勝算を見込んでの挑戦だ。


亀田次男がもし勝てば、さて、どうしたものか?認めざるを得ないんでしょうね?

こりゃみものだな。


スタンスを明らかにする為に言っておく。僕は個人的には「以前(記事を書いたとき)は応援していた」し「見守っていた」が、今はその気が失せた。もともとボクシングがわかるわけもなく、僕には評価する力もない。今は、ただ胸くその悪さだけだ。だから、あの記事も削除してしまいたいし穴があったら入りたいくらいだが、その時の気持ちに偽りはないからそのままにしておく。


とりあえず内藤がんばれ!!

けちょんけちょんに叩きのめしてくれ!!