大きな事件や事故があったときは、僕は自粛の意味合いもあってブログを書きづらい気持ちになります。新潟で地震がありましたね。

でも、明日(7月17日)は第二戦がビッグNで行われるんで、ひとまず第一戦の観戦記を(今のうちに)書いておくことにしました。


初戦は負けるわけもなかろうという事で、それほど見に行く気はありませんでした。でもよくよく考えると、僕は清峰の今年の戦力を殆んど知らず、自分の目で今のチームを見定めておこうという思いで、それを見たさに駆けつけました。

まず投手。

山口宰(やまぐちつかさ)君がエースナンバーをつけています。彼は、確かセンバツあたりもマウンドを経験してるんじゃなかったかなと記憶しています。違うかもしれませんが、何しろ有迫が卒業したあとで頻繁に名前を見ていて、彼が今のチームの大黒柱になっている事は知っていました。右から投げ下ろすオーソドックスな・・・いや、ちょっと横手から投げていたかな?フォームにはあまり詳しくないので。僕がまず感じたのは、球速に対する不安でした。速くないと感じました。有迫や古川は左でしたから、打者に対してクロスファイアー気味に球が入り、その球筋もあって彼らの方が速く見えたのかもしれません。地方球場でスピードガンもないし、あくまでも僕の主観ですが。変化球は、カーブかな?と思いましたが、それほど曲がってなかった。初戦ということもあり、切れがまだ出ていなかったのかもしれません。それにしても、手元でちょっと変化している程度。なんだか、真っ直ぐにしても変化球にしても凄味のようなものはなかった。ひとつ感じたのは、球の質です。打者のスイングでは捉えたようでも、詰まってフライになったり打球が押されているように見えました。だから、球の質が重いのかなと感じました。それを総合的に見て、これは・・・少なくとも全国を相手にしたらば・・・大丈夫か?と思ったのです。


野手陣。

先頭打者はなかなかシュアな打撃ができるようです。思い切りもいい。清峰打線の特徴として、チャンスにたたみかけるというのがあり、それは受け継がれているかなと感じました。ただ、主砲(4番)の田辺はまだ調子が出ていないのか、たいした当たりはなかった。過去の成績を見ても、田辺は意外性のある打者でアベレージ的には高くはないはず。むしろ5番に座る林君のほうがパンチ力・確実性はあると思います。5番には、4番が敬遠された場合などに主砲に代わりうる力が要求されますから、むしろそれでいいのかもしれません。

この試合、相手の諫早高校は捕手が弱点でした。トータルで4盗塁を許しています。雰囲気的には走られまくりです。何せ、セカンドまでノーバウンドで届くケースは稀で、たいがいワンバウンドしてました。楽に二塁に進んでましたから、なんか参考にならなかった。


けれど、この相手ならきっちりコールド勝ちかなと思っていた僕には物足りなかった。中盤は相手投手の調子も上がって三者凡退が何度かありましたし、逆に山口君に対する当りが徐々に出てきて2点失いました。先ごろ行なわれたNHK杯では、相手は忘れましたが序盤に失点したあと拙攻が続いてとうとう追いつけず、3回戦?あたりで敗退しています。一度負けたらそれで終わりのトーナメントですから、負けるときはそんなものかもしれませんが、なんだか頼りない印象が拭えません。


センバツで準優勝までやり遂げた清峰ナインに対する期待は、当然次は全国制覇です。メンバーが違うんだから、そんなに甘くはないのはわかっていますが、それでも期待は高まります。それを考えた時に、果たしてこのチームでそこまでいけるのか?僕はとっても不安です。初戦だから、チーム全体が力を発揮していなかったと思いたい。同じ日、NHK杯を制した第一シードの西海学園が敗れました。初戦敗退。相手は長崎北だったかな?それも1年生エースに終盤まで抑えられました。何があるかわからない。清峰だって、3期連続で決めた甲子園もこの4期目は試練ではないかと思います。


どうにも僕が見た印象としては、こりゃ県の代表自体が危ういんじゃないか?などと感じています。

もちろん頑張って欲しい。僕が見たのは初戦の緊張で6~7割しか力が出ていなかったと思いたい。第二戦(対諫早東戦)はビッグNで行なわれるんで応援には行けません。きっちり勝って、次は佐世保野球場でやって欲しいです。勝てば、次は21日に佐世保野球場です。