技術とこころどっちが大事?
■ケアしながら患者さんを観察できない人は
看護師になるためのアドバイザー☆上田由香里です
患者さんをケアするとき、こころ(気持ち)が大事ですか?かたち(技術)が大事ですか?
答えはどちらも大事です
こころがないと患者さんが心地よいと感じるケアはできません。
同じように、技術がないと患者さんは安心してケアを受けられません。
人を相手にする以上、技術云々よりまずは「こころ」でしょうこころを込めてケアをすれば、うまくできなくても一生懸命さは伝わるはず。
そう願いたいところですが、技術が未熟なせいで患者さんに注意を向けられない(こころを込められない)ことがあります。おかげで、こころもかたちも足りません
自分のことに精いっぱいになっている状態ですね。そんなときは患者さんに注意が向いていません。
そして、患者さんに注意が向いていない自分に気付いたりなんかすると「あっ!しまった」と余計にパニックになったりします。
逆にケアがスムーズに進むときは、患者さんへの気配りも自然とできています。余裕があるんですね。
ケア中に、いつも観察ができないなとか、患者さんへの声掛けが足りないなとか、患者さんへの「こころ」が足りないなと感じる場合、まずはかたちをつくってみましょう。技術練習です。
患者さんへ気持ちが向いていないわけではないんです。何かをしながら、同時に気配りをすることに慣れていないだけです。
手順の中に「ここで必ず声をかける」と付け加えるくらい「かたち」をつくって、それを繰り返し練習します。
それが「自然に」できるようになる頃には、自分の技術に自信がついて、こころにも余裕が出てきます。そうすると、自然といつものあなたらしい気配りができるようになります
ケアをしながら患者さんを十分に観察できるためには「かたち」を整えることも大切です。
質問・相談、お気軽にメールしてくださいね
何よりココロが元気じゃないと(*^ー^)ノ
看護学生さんのココロのサポーターゆかさんのブログはコチラ