何でもかんでも消費税が悪い。消費税のせいにする者達 | Red Panda 会のブログ

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こんにちは。雑多なブログですが、一般企業での経理経験(食料品製造・卸と宿泊業)と、ちょっとした税金関係の職務経験を基に、そういう話題のブログも書ければと思ってます。

X(旧Twitter)などでは相変わらず何でもかんでも消費税が悪い、消費税のせいだとのたまう不正確で不誠実な者達が目につく。 そもそも消費税は企業の損益に影響を与えない。中立である。(消費への影響のようなマクロ的な事や、免税事業者、簡易課税、非課税売上などはまた別の話) 消費税は下の図のような税である。




最終消費者が負担した消費税相当額が、サプライチェーンを通して国に納付される。そこで、この図の数字を使って消費税が無い場合との比較を行ってみる。

小売業者をA社、卸売業者をB社、製造業者をC社とする。分かり易いように、金の出入りで見ると、例えばA社は、仕入で7.7万支払い、売上で11万受け取り、0.3万納税する。差引+3万。B社は、仕入で5.5万支払い、売上で7.7万受け取り、0.2万納税する。差引+2万。

消費税が無かったとすると、A社は、仕入で7万支払い、売上で10万受け取る。差引+3万。B社は、仕入で5万支払い、売上で7万受け取る。差引+2万。つまり全く同じである。 

次に、例えばB社がA社から圧力を受け、売上を税込7万円ポッキリ(本体63,636円、消費税6,364円)で買い叩かれたとする。するとB社は、仕入で5.5万支払い、売上で7万円受け取り、1,364円納税する。差引+13,636円。 消費税が無かったして、同じパーセンテージ約9.09%買い叩かれたとすると、仕入で5万支払い、売上で63,637円受け取る。差引+13,637円。ほぼ同じである。 

次に、B社がC社からの仕入値が税込6.6万(1.2倍)に上昇したが、売上に全く転嫁できなかったとした場合。今度はB社は仕入で6.6万支払い、売上で7.7万受け取り、0.1万納税する。差引+1万。 消費税が無かったとして、仕入で6万支払い、売上で7万受け取る。差引+1万。これも同じ。 

つまり、消費税があろうが無かろうがB社の被る損失はどちらのケースも、本体価格の変化に過ぎないのである。 何でもかんでも消費税に結びつけとにかく消費税悪玉論を唱える者は不誠実である。

 消費税が無くなれば買い叩きや仕入価格の上昇は起きないとでも言うのか。何故消費者に対する視点で語らないのか。大した効果が無いと自覚しているから事業者ガーに終始しているのか。

本当に立場の弱い小規模事業者の事を考えているならば、消費税より他に訴えるべき事があるだろう。本当に少し冷静に考えて貰いたい。