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平成以降の夏の甲子園優勝校について、続いては失点について見ていきましょう。優勝校の1試合平均失点ベスト3は、まず3位、1990年天理高校と2013年前橋育英高校で1.17失点。平均得点はワースト2だった前橋育英ですが、6試合で総失点7点に抑えています。2年生エース高橋光成投手お見事でしたね。続いて2位は、1999年桐生第一高校と2012年大阪桐蔭高校で1.00失点。それぞれ試合数と同じ失点に抑えています。他投手の失点を含んでおりますので、桐生第一正田投手、大阪桐蔭藤浪投手は防御率0点代となりますか、凄いですね。そして1位は、1989年帝京高校と1992年西日本短大付属高校の0.2失点でした。何と両校とも5試合で総失点1!現在ではなかなか考えられないですね。帝京の吉岡投手はプロ入り後の打者のイメージですが、西短は平均得点はワースト。まさに2000年智弁和歌山と対極。森尾投手は高校野球ファン伝説の投手ですよね。リアルタイムで見れなかったのが残念です。

そしてちなみにこちらもワースト3。3位は、2014年大阪桐蔭高校の3.83失点。準決勝敦賀気比高校との打ち合いは印象に残っている人も多いのではないでしょうか。2位は2004年駒大苫小牧高校の5.6失点。はい、済美との壮絶な殴り合いを制して北海道に初の優勝旗をもたらした駒苫ですよ。総得点では1試合平均8.6点を叩き出しています。北海道にこんなに打力のあるチームがあるのかと当時は驚愕しました。そしてワースト1は、2000年智弁和歌山高校の5.67失点でした。いやー、この年の智弁和歌山はある意味レジェンドですよ。点を取られても取り返せばいい。2001年の近鉄バファローズを彷彿とさせますね。


全試合2失点以内に抑えたのは、1989年帝京、1992年西短、2012年大阪桐蔭、2016年作新学院の4チーム。ちなみにハンカチ王子は決勝再試合を2失点で終えていれば達成でした。

優勝校の中で1試合で最も失点したのが前述の駒大苫小牧で決勝の10失点。次いで2009年中京大中京。決勝で日本文理の猛追を受けて9失点。後はこれも前述の2014年大阪桐蔭。準決勝の打撃戦で9失点。これを見ると優勝校はあまり序盤で大量失点する事は少ないようです。今年は初戦で勝利したものの9失点した仙台育英は果たして…

こうして改めて見ると、藤浪投手の凄さを感じます。甲子園最強投手を問われたら個人的には藤浪晋太郎と答えるでしょう。

単純な平成以降の優勝校の得点と失点についてですがまとめてみると結構面白いですね。92年西短と00年智弁や04年駒苫が戦ったらどうなるのだろうとか(笑)

今後の低反発バット導入で高校野球はまた変わってゆくのでしょうか?


さて、今年の105回大会はどのような結末が待っているのでしょう。例年以上の酷暑ですが、球児の皆さん、悔いを残さぬように全力プレーで甲子園を楽しんでください!!