手術翌日② | 淡々と…40代後半・乳がん記録

淡々と…40代後半・乳がん記録

2023/4/1乳がん告知、5/1手術、5/17確定診断(乳頭線管がん、ホルモン陽性、グレード1、ルミナールA)、5/18ホルモン療法開始、7月から放射線治療。現在はタモキシフェン服用。仕事はフルタイムで継続中。
乳がんとは穏やかに淡々と付き合っていければと思います。

午後。12時ちょうどに食堂に向かう。何もしていなくてもお腹は空く。唯一の楽しみが食事なのでゆっくり味わえばよいものを、結局10分程度で食べ終わる。

部屋に戻ると看護師が現れ、5/4退院で、入院費用の精算は午後に済ませるようにと知らせてくれる。ちなみに退院時間は9:00とのことなので、夫に連絡を入れる。ゴールデンウィーク中なので来られるとのこと。長期休暇は潰れたが、我ながらタイミングよく入院できたものだと運に感謝。

午後からは今後の治療に関する説明会があった。乳がんのサブタイプ毎の治療法についてひととおり説明があった。
概ね知っていた内容だった。
驚いたのが、自身のサブタイトルを知らない人がいたことだ。決めかねる事情があって説明されていないことだとは思うが、ご本人は不安だろう。
後半はウイッグや下着の実物を見せてもらう。入院前に張り切って前開きブラを買ったけれど、私の場合は不要だった。
病院で見せてもらった中ではスロギーが肌に優しくて一番良かった。

乳房のシリコン型のもの(かなり重く、グラマーな人の苦労を知った…)や、噂に聞く乳首のシールの実物にも触った。かなりリアルで感心した。
入院してから患者同士でわいわい話したのは初めてで、少し和んで楽しい時間だった。

夕方に入院費の精算に受付へ。ついでにがん保険と住宅ローン団信の診断書も依頼する。診断書記入には3〜4週間かかるらしい。大層なことだ。
「お支払いは239,000円です」と言われてから、健康保険の限度額適用認定証のことを思い出して慌てて提示した。すみません!
しかし再度の計算の手間をおかけしたにも関わらず、結局支払額は変わらなかった。再びすみません…。
費用は4/30と5/1以降で分けられていた。入院初日だけで17,000円…。差額ベッド代10,000円が大半だが。

その後看護師から声がけがあり、今日の予定は全て完了,明日も退院前の説明だけですよ、とのこと。今日は意外と盛りだくさんだったが、明日はなんと暇なことだろう。

18時ぴったりに食堂に行き、夕食。おかずは我が家よりずいぶん少ないものの、ご飯が多くて満腹になってしまった。なんだか悔しい。

今晩もまた暇を持て余し、乳がん告知以降書き溜めていた日記をブログにアップし、それを家族にも伝えた。
夫の感想は「俺は痩せてない」、娘の感想は「めっちゃがん患者ってぽいブログ」。期待通りの薄いコメントよ…。
でも自分語りの記録ですからそれでいいんです。

明日は何しようかと考えつつ、またもや22時台に床についたが、なかなか眠れなかった。