黒猫(クロ)です。

妻のオッドアイ猫(シロ)さんと仲良し夫婦で楽しく

過ごしています。

 

長女のうさぎクッキー(ぴょん)と長男のくまクッキー(くま)も

含めて仲良し家族です。

 

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魚しっぽ魚からだ魚あたま魚しっぽ魚からだ魚あたま

 

先日、黒猫が何気なく色々なことを

調べたり読んだりしていた時に、

以下のお話を読みました。

 

単身赴任先で無理をしすぎて、心より先に

体が悲鳴を上げ、入院はしなかったものの、

ほぼ半年の間、ほとんど仕事も出来ずに、

痛みで寝込む生活をせざるをえなくなって

しまった黒猫

 

あれから3年半・・・

投薬治療は続けていますが、幸い

ほぼ普通の生活ができるようになった現在、

忘れてはいけないと思い黒猫が心がけて

いることがあります。

 

それを改めて思い出させてくれた投稿を紹介

しようと思います。

 

バナナバナナバナナバナナバナナバナナバナナバナナ

 

午後4時。
「ちょっと来てくれ」
ぼくは会議室に呼び出された。

ガチャ。
トビラを開けると…
部長と課長が座っている。
「なんでしょう?」
「すまんが明日から2ヶ月、東北のA工場に行ってくれ」
「え?明日からですか?」

移動だけでも4時間はかかるし急すぎて脳みそが混乱する。

「注文が増えすぎて人手が足りないそうだ。
在庫の管理を手伝ってきてほしい」
「あの、自分の業務は…」
「他のメンバーで回すから」
『…わかりました』

サラリーマンにNoはない。
ぼくは慌てて支度を済ませて次の日にA工場に向かった。

(ドタバタしてるんだろうな)覚悟を決めて門をくぐると
カタカタカタカタ。
オフィスは静寂に包まれていた。
みんな席に座って静かにパソコンと向き合っている。
(想像とちがうな…)

「じゃあ、在庫の管理をよろしく」
工場の人たちにあいさつを済ませる。
ぼくはパソコンを与えられさっそく仕事を開始した。

ピロン。
さっそく営業メンバーからメールが来た。
(なになに…
”S社で在庫が不足しています。
すぐに商品Zを出荷してください”)

システムをチェックすると在庫の余裕が少なかった。
(緊急そうだけどな…)

判断に迷って工場の人に相談をする。
『すいません。
S社に商品Zを出荷して良いですか?』
「うん。じゃあこれはムリですって断って」
『え?大丈夫ですか?』
「うん。在庫が少ないから余裕を残しておかないと」
『でもS社が…』
「本当に危なかったら偉い人から連絡が来るから」
『はぁ…』
「どんなときでも余裕を手放したらダメだよ」
『…わかりました』

ぼくは営業の人に『在庫がありません』と
ウソをついて断った。

その後もA工場の人たちはやることが徹底していた。
「在庫がありません」と要望をかわしながら
いつも余裕を隠し持つ。

本当に危ないと判断したらほんの少しだけ在庫を出す。

ほとんどの要望は在庫があるのに
『ありません』と断り続けて胸がギュッと締め付けられる。

ただ…A工場での仕事は落ち着いた雰囲気を保っていた。

そして予定した2ヶ月が終わりA工場での業務が終わると
プルル、プルル。
課長から連絡が来た

「お疲れさん。悪いけど次はB工場に行ってくれ」
『え?九州のB工場ですか?』
ここから1000キロはあるんじゃないか?

「そっちも人手不足なんだ。あとB工場では電話対応も
"しっかり”たのむ」
『…わかりました』

ぼくは日本列島を往復ビンタするかのように
西に向かう。

B工場にたどり着いてアゴが外れた。
部屋に入ると…誰も電話を取らずに
どんよりした表情でパソコンに向き合っている。

B工場の人たちに声をかけた。
『今日からよろしくお願いします。
あの…電話を取らないんですか?』

「実は在庫を使い切ってもう出せるものがないんだ」
『え?』
「営業から”助けてくれ”と言われてどんどん出荷していたら
在庫がつきちゃってね」
『そうだったんですか…』
その後ぼくは在庫管理と電話番を担当して
もみくちゃにされた電話をとっては
「できません」と断るたびに
「何とかしろ!」
「薄情もの!」
とののしられた。

(カオスだ…)
世の中を呪いながらも土曜日まで休日出勤をして
月の給料の半分が残業代になるぐらい働いた。
これがぼくが20年前。
新人のころのお話。

このA工場とB工場の光景は大切なことを教えてくれた

苦しいときほど余裕を持て

情にほだされ自分の余裕を削っていくと
かならずどこかでミスが出る。

身を切られる思いでも余裕を残した方が
仕事はうまく回るのだ、と。

お盆明けもスケジュールを見ながら
きっちり余裕を確保していく。
定時ダッシュを貫くために。
自分の時間を守るために。

B工場で働いた2ヶ月はマジで悲惨だったけど
働く人たちは良い人だった。

「まひろ君はヒマだろう」
遠方から手伝いにきた
ぼくに気を使って
工場の部長が観光に
連れ出してくれた。
 

バナナバナナバナナバナナバナナバナナバナナバナナ

 

黒猫が体調を崩してから心がけていること、

それは

常に余裕を持つ

その1点です。

 

当時の黒猫は・・・

平日の朝、始業1-2時間前に出勤

日中、同僚や業者の皆様、協力会社の方々などに

連絡がつく時間帯はそちらの仕事を優先対応。

20:00か21:00くらいからようやく本業の仕事の

当日分に本格的に手を付けはじめ、早くて23:00、

遅いと日付が変わった0:00とか2:00とかに

帰宅。

 

単身赴任中だったので、掃除や料理他全てをこなして

週末だけは仕事が終電までに終わって帰れるように

調整し、愛するオッドアイ猫さん、うさぎクッキーくまクッキーと逢えるように

新幹線後ろ新幹線真ん中新幹線前で移動

 

週末は、家族サービスをして癒やされて・・・

(毎日朝晩と短時間ではありますがTV電話で話を

したり顔をみたりしていましたが)

不在期間中の話を聞いたり、郵便物を処理したり、

重い物の買い物をしておいたり・・・

夜中にこっそりオッドアイ猫さんとハートしたり・・・ラブ

 

月曜日の始発か、それに近い電車で再び単身赴任先に

戻って1週間仕事・・・

という生活をしていました。

 

単身赴任前も似たような生活を数年していて、

そこに単身赴任の辞令。生活の一切も自分でやる

平日になり、さらに負荷が増加。週末、週頭の赴任先との

行き帰りも加わり、常に余裕がない生活をしていました。

 

心の底から笑顔になるのは、愛するオッドアイ猫さん、うさぎクッキーくまクッキー

逢っている間だけ。

 

そんな単身赴任生活を数年続けていた時に、時々

ものすごくお腹が痛く、ひどい時はうずくまって脂汗が

でるような状態で1時間くらいなにもできないような事が

時々発生するようになっていました。

 

・・・本格的に体調を崩して、ほぼ回復した今となっては

その時から体は悲鳴をあげていたんだな、本格的に

体調を崩す兆候はあったんだなと分かるのですが当時は

そんなことを考える、認識する余裕すらなく・・・

 

その時は、ある1名の無茶苦茶な経営者の一人に

大きな仕事をポンポンふられて、ただでさえ余裕が

無かったところに、追加で仕事が増えるので、いつでも

余裕が全くない状態。

 

週末、夜にオッドアイ猫さんと話をしていた時に、転職も考える

話をして、オッドアイ猫さんからも同意を得ており、いざ転職活動

開始!という時に発生したのが新型コロナ・・・

 

家族の為に仕事をして稼ぎを続ける事を考えると、失敗できない

転職活動・・・どの業界が生き残るのかを見定めている間に、

病気が発生。

 

自分では、このままいけばメンタルが壊れると危惧していたのに、

SOSを発して、先に壊れたのは体でした・・・ガーン

 

毎日、激しい痛みでうずくまったり、寝込んだりしながら

痛みに耐える日々・・・

何もできないお荷物状態の黒猫を、文句一つ言わずに色々と

ケアしてくれたオッドアイ猫さんには、ただただ感謝しかありません。

 

幸い投薬治療を経て、今は通院して薬をもらって飲んでいる

以外は普通の生活ができるまでに回復した現在、

上述のように、抱え込みすぎず、優先度を考えて納期の相談を

したり、人に頼ったりしつつも、常に余裕をもった状態で

仕事をするようにこころがけています。

 

余裕があるので、飛び込みの仕事の相談にもすぐ乗れて

いざというときは短期的に余裕を削って対応できるので、

無茶な残業は発生しなくなって、QOLが向上

 

今の生活はとても気に入っています爆  笑

 

#QOL=Quality of life((クオリティ・オブ・ライフ)
日本語で「生活の質」「生命の質」「人生の質」などと

訳され、人が人間らしく満足して生活しているか、

自分らしい生活を送れているかを評価する概念

 

割り込みで繁忙時期があるのは否めませんが、

それでもベース余裕があるので、

・家族にも気配りをする余裕がある

・自分の時間もとることができる(ブログを書いてるのも

その一環ですね・・・)

・趣味の時間もとる(最近UP出来ていませんが、楽器演奏も

していますし、オッドアイ猫さんと一緒に見られるからという

良さもありますが、F1も観戦しつづけています)

 

昔の生活にはもう戻りたくありません。

 

結局、黒猫が色々仕事を請け負い、無理矢理こなしてしまって

いたので、

・無理をいえば黒猫はこなしてくれると認識されてしまった。

・そうなると、別の機会でもまた無理を言ってくる

・それでもこなす

・さらに無理が降ってきて常に余裕がない

という悪循環になります。

 

結局、心も体も壊さずに、良い仕事をしてQOLも

考えられる状態を維持するのに必要なのは

「余裕を常に持っておくこと」

それは、仕事面だけではあく、私生活にもよい流れ、

影響を与えてくれます。

 

何のために仕事をするのかといえば、

愛するオッドアイ猫さん、うさぎクッキーくまクッキーの為

それが、余裕なく仕事をしているせいで、

家庭生活にも影響を与えたら本末転倒

仕事なんて、充実した人生を家族と過ごし、

家族を守る為の手段でしかないのです。

 

それを認識する暇さえなく、体を壊してしまった黒猫

 

そんな状態に他の人になってほしくないので、

思い出して書いてみました・・・

 

余裕がある仕事をきっかけに、QOLも向上

今が幸せな黒猫なのでした。

 

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