病院の朝は早いです。6時20分過ぎに早速、体温・血圧・血中酸素濃度の検査のため、看護師さんが来られました。体温36.9度。

午前7時過ぎには、採血がありました。

8時過ぎ、朝食を運んで来ていただきました。

食事を終えた8時半過ぎ、採取担当のW医師が来られて、患部の診察。出血もほぼ止まっているそうで、昨日貼られていた厚いガーゼ・脱脂綿から、日常でも使うような絆創膏に切り替え。

8時50分頃、W医師に加えてM医師も来られて、患部を再度診断。特に問題はないので、血液検査の結果も問題なければ、予定どおり明日の午前中に退院とのこと。

11時55分頃、昼食を持ってきていただきました。入院日から実は、食堂の方で食べても良いと言われていたのですが、一度もいけませんでした。自分ひとり病気ではないのに一緒に食堂で食事をいただくのは気がひけたからです。診療科の性質上、どうしても抗がん剤を使ってらっしゃる患者さんが多く、私も頭にかぶるキャップを持ってきていれば、あまり目立たなかったかもしれませんが、入院前には思い至りませんでした。

14時25分頃、今回はまだ食器の回収がされていないので、自分で返却に行きました。
ついでに、病院1階のコンビニで少し食物を追加購入しました。また、わずかばかりですが、売り上げの一部が骨髄バンクへ寄付される自動販売機から飲み物を買い、病室へ戻ります。なるべく早く回復し、予定どおり退院するのが、骨髄採取後のドナーの一番のミッションともなりますので(延長になれば、その分患者さんに費用負担が発生する可能性があります)。

14時50分頃、体温と血圧の測定。体温37.0度ですが体質的にこれで平熱です。

17時頃、M医師が来られ、血液検査の結果を教えてくださいました。もちろん、骨髄液1200mlを採取してまだ1日のため、平常時とは差があるのですが(普段よりヘモグロビン値は低く、白血球数が多い)、骨髄ドナーの採取後の数値としては問題ないとのことでした。

なんとなくこの頃から熱っぽい感覚がありました。体温計で測ると、37.8度。採取の翌日は発熱するドナーも少なくないようですので、こんなものかな、とは思いました。

18時半頃、夕食を持ってきていただきました。予定どおりの退院となれば、病院での食事も、今回と明朝の2回で最後です。骨髄バンクより適合通知が届いてから約5か月たちますが、入院してからはあっという間でした。ドナー側としてできることはほとんど終了です。後は、無事に退院すること、約1か月後の術後検診を無事終えること、くらいです。患者さんの闘病は、これからが次のステップですが、私からは回復を望むことしかできません。

その後、さらに体温も38度台に上がり、体もだるくなってきました。が、その後何度か看護師さんが巡回できてくださり検温があったときは、毎回なぜか平熱の範囲におさまったので、特に発熱があるとも伝えずじまいとなりました。

ひとまず今日は、消灯時間を待たずに寝ることにしました。