初めての方も、いつも読んでくださってる方も、ご訪問ありがとうございます。我が家はドイツに暮らす日英ファミリーです。


地元のスーパーは、入ったところに野菜売り場があります。春頃になると、アスパラ(白と緑)とイチゴでそれはそれは色鮮やかになります。今は、チェリーをよく見かけるようになりましたさくらんぼ


先日仕事帰りに夕方スーパーに寄ったときのこと。きゅうりの棚の前にいた年配の女性がいてなかなか動いてくれないので、「ちょっと失礼します」と横から声をかけました。


どうぞどうぞ、邪魔でしたね。すみません。私は見てるだけなので、、、


という相手の方の返事が(ドイツ人にウインク)珍しく丁寧だったので、私もつい笑顔になり、


「あ、いえいえ、うちの子たちが好物なもんで」と答えたら


お子さん、きゅうり食べてくれるの!?


とびっくり顔をみせられました。


うちの孫は、お野菜全く食べないのよ。。お嫁さんが苦労してるみたいでねぇ。。


子供たちがお野菜食べない話ってほとんどの親が共感するあるあるだと思うんですが、これって万国共通なんでしょうか。


私よりかなり年配のその女性は、このちょっとした会話が呼び水になったのか、


失礼だけれど好奇心を抑えられなくて、、、あなたもしや中国の方?


と聞いてきました。普段はこういう問いかけは好きじゃないので、そうですとも違いますとも言わないんですが、その方が「好奇心を抑えられなくて」ときちんとあらかじめ断ったことに好感を覚えたので、「日本人です」と答えました。


あぁそれは残念。夫と最後に行った旅行先が中国で、本当にいい思い出が一杯で。


あ、そうなんですね。


夫は5年前に認知症になって、私の名前も何もかも忘れちゃって、、、コロナの最中に亡くなったの。で、私が一人になってしまって一人息子が心配して、リタイア用の住居を用意してくれたので、最近引っ越してきたの。それにしてもこの地域は素敵よね。近所も感じがいいし、お店も近いし、、、


それでね夫とは世界中旅していろんなところに住んだんだけれど、、、


堰が切れたように、旦那様との思い出話が後から後からでてきて、止まらない。


心のなかで早く帰らないと子どもたちのご飯の時間が、とジリジリしながらも、一人暮らしで寂しそうなその方が、見ず知らずのアジア人相手に生き生きと話すその様子に、切り上げ時が見つからず、その方の思い出話に付き合いました。


その場だけの出会いだったけれど、こうして人の生きてきた形跡を知れるのって、貴重だし、彼女の話を理解できる程度になってた自分のドイツ語力を実感して嬉しくなったり、心が満たされた体験でした。


ちなみに8歳の娘も6歳の息子も、料理された野菜は好きでなく、基本的に食べるのは生のきゅうり&人参&パプリカ、茹でブロッコリー&スイートコーン&三度豆&グリーンピーズのみです。

娘はこれに加えて生だとアボカドとセロリ、加熱したものだとほうれん草のお浸しは食べます。


ドレッシングも何もなしで食べるので、ある意味感心です。ニコニコ


あ、もちろんフライドポテトは大好きです〜爆笑


ただマッシュドポテトは好きじゃないし、茹でポテトもあまり乗り気じゃないです。


子供が赤ちゃんの頃に何かで読んだ本だか記事だかに、子供の舌は、大人より敏感だから野菜のエグミがより気になる。というのがあって、自身の経験を振り返ってみても納得だったので、基本的に食べてくれるものを出す、というスタンスで、野菜を食べる食べないであまり気になったことがありません。


私はこの年になってもトマトの酸味が苦手で、ミニトマトのしかも甘いものしか生では食べられません。そして昔からピーマンが嫌いで今もパプリカでさえも好きでないので、子供たちが生のパプリカをスナック代わりに食べているのを毎回すごいなと思って見てます。


英国、ドイツと住んできて面白いなぁと思うのが、小さいうちは野菜嫌いでフライドポテトくらいしか食べなかった子供たちが、(特に女のコは)ティーンになると急にベジタリアンを称することが多いことです。

そして、日本の子供たちって、調理したお野菜を割と小さい時から食べてて偉いなと思います。


甘い地元産のいちごが500gで2,99€(430円ほど)と安くなって来たので、ジャムにしました。電気圧力鍋ですごく簡単手早くできました♪