娘の小学校で、保護者面談がありました。
たまたま夫も時間の都合がついたので、二人一緒に面談ヘ。
ドイツの、なのか娘の小学校が、なのかわかりませんが、全てに関してゆるーい印象が強いです。9月から習い始めたアルファベットは、まだ全部終わってない、算数は20まで?(娘談)、体育はあったりなかったり。
宿題は基本的に学童で終わらせてくるし、教科書みたいなものも教室に置きっぱなしで、どんなことしてるのかよく分からないので、面談でどんなことを言われるのか、少し不安でもありました。
そして肝心の面談。
ベテラン先生からは、算数も読み書きも全く問題なし。ドイツ語の語彙力もドイツ人児童と比べて遜色なし。友人関係も特に問題なし。
以上。
保護者の方から何か?
なかったら、じゃ終わりです。
え!?まじでそれだけ!?
と夫と私があっけにとられるほど事務的で必要最小限な面談でした。
実は面談の最中に、私達の前のスロットだった保護者の方が「場所が分からなくて外で待ってたら遅れてしまいました」とドアを開けて入って来ました。
先生は「〇〇くんのお父さん?あーあなた遅れて来たからもうあなたの時間ではないですよね。一旦教室の外で待っててください。」と、パシッと言い渡す感じで、私や夫からすると冷淡に思えるやり取りに当事者ではない私達がなんだか決まり悪くってモゾモゾ。私達が帰るときに、改めて時間調整をしていましたが、
保護者の方「場所が分からず遅れた。=わたしは悪くない。」
先生「時間通り来なかったのはあなた。私は今はあなたに割く時間はない。」
このような両者譲らず(しかし感情的にヒートアップせず平行線な感じ)なシチュエーション実はドイツでちょいちょい見かけるのですが、ドイツ人にとっては別に普通のこと。
なんかどちらももう少し言いようがあるだろうに〜と思ってしまうのは日本人の私と日本人よりの感覚の夫。
娘が算数も国語も問題なしと言ってもらえたのはいいことなんだけど、なんかもっと言いようがあるんじゃないかって思ったよね。
マルチリンガル家庭でドイツ語は学校のみだけど、よく頑張ってますね。とか。
入学前に引っ越して来て友達もいない状態で入学したけれど、たくさん友達ができているようで安心してください。とか。
余りにも事務的であっさりすぎて、、、なんだかモヤモヤする。。
とそこで思い出したのが、以前えり嫁さんという方が引用されていたcultural high context communication / low context communicationの図。
ドイツと日本は両極端!の図です。
ちなみに夫はBritishのくせに感覚は日本よりです。
この図を念頭に置いて、面談をふりかえると
あ~そうかー!と夫と二人腑に落ちました。
その場の雰囲気を和やかにしようとか、外国人夫婦でしかも最近引っ越してきた家庭だから色々と不安なことも多いのかな、とか
相手の事情を「推し量る」という言葉がないのがザ・ドイツ人だったわ。
さすがLow context communicationのお国柄。
その視点から見ると、面談に遅れた保護者と先生が一歩も譲らずだった態度も理解できます。
理解はできるけど、「郷に入っては郷に従え」的にドイツ人的思考を身につけるのは、私達にはたぶん一生無理だろうな。
日本の、空気を読んでとか周りに合わせるとかそういったhigh context communicationスキルが必要とされる社会もちょっと息詰りそうだけど、ドイツの超ドライでプラクティカルなメンタリティーがそれぞれ自己主張する社会もなんだかギスギスし過ぎな気がして温かさにかける気がします。
住む年数が増えても、その地にすっと馴染んでいけるわけではないのは、言葉だけでなくそのバックグラウンドをなしている文化の違いをうまく消化できないからなのかなーと思った出来事でした。
ビジネスを超えて、文化一般でも頷けることばかりのえり嫁さんの記事です★
私の周囲のブリティッシュはこの図を見て、わかるー!と言いつつ、私達はFrenchよりはhigh context communicationだと思う!と主張しております。(彼らジェネティックでいうとアイリッシュだからかな!?)
