■J1■2016ゆるふわプレビュー「Tポイントは勝点に加算できますか」part1
ゼロックススーパーカップも終わり、いよいよJ1が2月27日に開幕!!
ということで毎年恒例の全く当たらない順位予想をします!!
順位自体にそれほど意味はなく、だいたい残留争い、中位、優勝争いな感じで見ていただければいいかと。
あ、年間順位になっております!
よくわからないところは選手名鑑を主に参照しています!
■18位 福岡
・加入
[山形] GK 兼田 亜季重
[千葉] DF キム ヒョヌン
[川崎] DF 實藤 友紀
[大分] MF 為田 大貴
[名古屋] MF ダニルソン
[長崎] MF 古部 健太
[釜山アイパーク(韓国)] GK イ・ボムヨン
[鹿屋体育大学] DF 下坂 晃城
[アビスパ福岡U-18] DF 冨安 健洋
・放出
[アルビレックス新潟・S] GK 笠川 永太
[柏] GK 中村 航輔
[盛岡] MF 牛之濵 拓
[新潟] MF 酒井 宣福
DF イ・グァンソン
[リネンセ(ブラジル)] MF モイゼス
[引退] DF 古賀 正紘
プレーオフを勝ち抜いてきた福岡だが、やはりJ2の3位からの昇格ということで、最下位予想とさせてもらった。ただ、例年のプレーオフ勝ち上がりチームよりも残留の可能性は高い。鬼神のごときセーブを見せ続けた中村航輔が抜けたGKには韓国代表経験のあるイ・ボムヨンを獲得。あまりプレーを見たことがないが、大幅なグレードダウンは避けられた。また、J1レベルでは厳しそうだったCBにはキム・ヒョヌン、實藤を獲得してここも補強。さらにはかなり手薄だったボランチには肉体の悪魔ダニルソンを導入。ダニルソンは扱いの難しい選手だが、その広範囲な守備能力とはち切れんばかりの筋肉は使いようによっては相当な武器になるので、井原監督次第で大きな戦力になるだろう。名古屋時代に一度左WBダニルソンというのを見たことがあるのだが、タイミングもクソもなく全力でサイドを駆け上がっていたのでボールが一切出てこなかった。こういう使い方をしては筋肉とプロテインの無駄遣いである。守備に一定の目途が立てば、あとは攻撃である。ただ、ここはウェリントンがボールを保持できるかにほとんどすべてがかかってくる。彼がボールをキープすることで亀川、中村の両翼も城後も金森も生きてくる。ウェリントンがJ1で苦戦するようだと、福岡の得点力は伸びてこないだろう。ウェリントンは今よりもっとガンガンにパーマをかけて、空中戦の際に森脇の目を潰していこう!!序盤に勝ち点をとれなくても、チームモラルを保ち続けることができれば、必ず残留のチャンスは出てきそう。もちろんそこは井原監督の手腕次第ではあるが、去年の戦いを見ているとそれも容易にできそうな気がする。あとは、ウェリントンだけでは足りなかったときのために、夏の緊急ブラジル人輸入もフロントは用意すべき。外国人枠余らせてる場合じゃない。外国人枠は余ってませんでした!!気合で乗り切ろう!!ちなみに、放出選手を見ていてモイゼスってのがいたんだけど、誰これ。
・Key Player キム・ヒョヌン
千葉からの脱藩組の一人。攻撃の軸がウェリントンなら守備の軸はヒョヌンということになりそう。彼が跳ね返せるかどうかで失点が決まってくる。高さはJ2でもかなり強い方であり、ジェイとのプロレスはとてもおもしろかった。また、そんなに早そうにも見えないのだが、ストライドの長さを生かして加速するタイプで、カバーリングも粛々とこなせる。J1でもけっこう通用するのではないだろうか。キャリア的にもここで活躍するかどうかで代表等への道が決まってくる感じもあり、選手としても正念場である。あと、組み立てに関しては全くできない。ボールが来るといつもなんか足にとりもちでもついてんのかって感じであたふたして、横のセンターバックに渡すくらいが精一杯であり、ロングキックは超適当である。1試合に1度くらい狂ったようにボールを持って攻め上がることもあるが、放っとかれてたいてい何も起こらずに近くの味方に渡して戻っていくので、優しい目で見守ってあげてください。
■17位 名古屋
・加入
[甲府] GK 荻 晃太
[大分] GK 武田 洋平
[神戸] DF 安田 理大
[湘南] MF 古林 将太
[G大阪] MF 明神 智和
[千葉] FW 松田 力
[スパンブリーFC(タイ)] MF イ・スンヒ
[カルマルFF(スウェーデン)] DF オーマン
[ヘルシンボリIF(スウェーデン)] FW シモビッチ
[明治大学] DF 高橋 諒
[明治大学] FW 和泉 竜司
小倉隆史 監督
・放出
[岐阜] GK 高木 義成
[秋田] GK 野村 政孝
[水戸] DF 佐藤 和樹
[SVホルン(オーストリア)] DF ハーフナー・ニッキ
[京都] DF 本多 勇喜
[京都] DF 牟田 雄祐
[長崎] MF 田中 輝希
[福岡] MF ダニルソン
[山口] MF 望月 嶺臣
[ECヴィトーリア(ブラジル)] MF レアンドロ・ドミンゲス
DF 田中 マルクス闘莉王
FW ノヴァコヴィッチ
[無職] 西野朗 監督
経験なしの小倉新人監督&GM兼任を爆誕させてしまったので、すっかり話題になってしまったが、今年は相当に厳しく、残留争いのシーズンとなるだろう。チームのいろんな意味での中心だった闘莉王を放出、あまり役に立ってなかった外国人トリオもクビということで刷新を図ったのだが、大事に育ててきた本多、牟田という生え抜きにも逃げられてしまうという不始末。ハーフナー・ニッキ、佐藤も出したので、一気にCBが手薄に。お客様の中にCBはいませんか!!?なんか最終的には矢野貴章がCBとしてボールを跳ね返してそう。ただ、古林、安田という本職サイドバックをようやく補強できたのは朗報。また、オーマン、シモビッチという卑猥ネーム補強外国選手的にも小倉監督の趣向的にもオランダ式のクロス爆撃サッカーをするのかと思っていたのだが、どうもオーソドックスな4-2-2-2をやっている模様。確かにサイドアタック戦術をやるために必要なサイドアタッカーがほとんどいない、という選手構成上仕方がないのだが、ならなんでクロスの終着点であるシモビッチ爆撃機を買ったのかがよくわからない。199㎝の長身をスルーパスに走らせても宝の持ち腐れであり、それだったらよりポストプレーのうまい野田を使ったほうがよさそうな気もする。さらに、闘莉王の代わりとして取った191cmnのオーマンも、こういう長身外国籍CBはJのアジリティに苦しむことが多いのだが、プレーシーズンマッチで鳥栖の豊田に空中戦で完敗して狙われ続けたという事実も伝わってきており、「そもそも高さもそんなでもないかも」という本当にあった怖い話。それはあまりに悲しすぎるので、コンディション不足だったと思いたいのだが、高さにコンディションそんなに関係ない気もする。そして、中盤もダニルソンの代わりにイ・スンヒという潰し屋をとったものの、それ以上に目立った補強はない。手薄なDF、中盤だけれども、前線の控えには野田、松田、川又というJ1レギュラークラスが並ぶといういびつな選手構成となっている。小倉監督は新人にも拘わらず難しい舵取りを迫られることになる。GM兼任、クラブレジェンドということで中々監督としてクビにすることも難しく、成績が悪くても秋口まで引っ張ってしまいそうなところがなんとも。成績がヤバいことになってきたところにTOYOTA様が慌てふためいて、有り余るFW陣にさらにアドリアーノのどれかを投入という、補強市場マニア垂涎の展開を期待したい。でも適当にシモビッチ&永井or川又に放り込んでおけば勝てそうだけどなあ。
・Key Player 田口泰士
昨年は故障によってほとんど出場できなかったが、チームの浮沈は彼が握っている。ボールを受けて長短のパスでリズムを作る仕事ができるのは彼だけ。相方には潰し屋のイ・スンヒがいるのだが、組み立ては主に彼を起点にして行われる。オランダサッカーやるならファン・ボメルあるいはデ・ヨング的なサイド振り分けが仕事なのだが、普通のJサッカーやるなら彼がどれだけいいボールを前線に配給できるかにかかってくるだろう。というか、あんまりどういうサッカーやるか決まってなさそうなので、「このサッカーやるならFWは野田のほうがいい」とか「楢崎の小言うるさい」とか「安田のクロスからシモビッチ、川又のヘッドは卑猥すぎる」などが書かれたTOYOTA会長の署名入り怪文書を小倉監督の執務室に恐怖新聞的に放り込んだりして、うまく監督を誘導していこう!今年はキャプテンに就任したということもあるので、そういった人心掌握術もうまく散りばめながらなんとかがんばるんだ!いろいろ嫌になったら夏にタイに移籍しよう!
■16位 新潟
・加入
[町田] DF 増田 繁人
[京都] MF 伊藤 優汰
[山口] MF 小塚 和季
[福岡] MF 酒井 宣福
[水戸] FW 鈴木 武蔵
[アスルクラロ沼津] DF 西村 竜馬
[慶應義塾大学] MF 端山 豪
[アルビレックス新潟U-18] MF 宮崎 幾笑
[筑波大学] DF 早川 史哉
[柏] 監督 吉田達磨
・放出
[磐田] DF 大井 健太郎
[清水] DF 川口 尚紀
[福島] DF 酒井 高聖
[山形] MF 佐藤 優平
[磐田] MF 山本 康裕
FW ラファエル・ハットン
[無職] 監督 柳下正明
ヤンツー政権も終わり、キジェ監督かという話も出ていたのだが、結局は柏をクビになった吉田監督の元でのシーズンとなる。しかし、苦しい闘いになりそうな予感。吉田監督は柏で無限パス回しサッカーをやっていたように、やはり自分から崩していくのを理想とする監督。ただ、柏では企画倒れなところがあって、結局は個で破壊できるエデルソンやクリスティアーノが必要だった。自分が仕込んだユース上がりの選手がいた柏でもそうだったのだから、一からのスタートとなる新潟ではさらに苦しみそうである。前線を見てもラファエル・シルバ、武蔵、酒井などは速攻向きの選手だし、山本康裕も抜けてしまった。中盤はこばやしゆうきの意識が高くないほうとレオ・シルバが中心になるのだろうが、崩しの局面では山崎と伊藤優汰の特攻、指宿のキープに頼るしかなさそうな感じである。なんかそれだったらばんばん前に走らせてカウンターしたほうが点が取れそうな気がするのだが、それはやらないんだろうなー。守備面でも大黒柱だった大井が抜けたのは痛い。それと、レオ・シルバが昨年の病気以来いまだに元の支配力を取り戻してない感じもする。確かにその前までが異常だったのだが、30歳を超えたということもあり元のハッピーターンを取り戻せるかはわからない。がんがんあの謎の白い粉を摂取していただき、足りなくなったら群馬から調達してくるとよいと思う。放出選手もやむを得ない感じがするのだが、吉田監督のサッカーやるんだったら中盤をいい感じに回せる佐藤優平は残しておいてもよかったかなーと思った。ラファエル・ハットンっていう放出選手がいるんだけど、マジで誰・・・?それと、選手名鑑を眺めていたら28人中18人が「好きなおやつ」にハッピーターン、他の選手もサラダホープ、ぽたぽた焼き、柿の種などの亀田製菓製品を上げていて本当にみんなよく訓練されてるな、と思った。麻薬のような亀田製菓のお菓子を食べて、今年もJ1に残留しよう!!
・Key Player 指宿洋史
パートナーがラファエル・シルバになるか酒井になるか武蔵になるか山崎になるかはわからないが、前線の軸になりそうなのが彼。195cmあるため敵陣での空中戦勝率も50%超えと中々の数字。ただ、やはり魅力はそのキープ力か。懐の深さを生かして、ボールを受けてさばいて受けてさばいてを繰り返せる。吉田サッカーをやるには欠かせない存在で、怪我でもなければ常時出続けることになるだろう。課題は得点力か。エースとして8点はさすがに物足りなく、ゴール前に体を生かして飛び込んでいくようなプレーが求められる。クロスに頭から突っ込んでいくのはあんまり得意じゃないみたいだけど、せっかくのガタイがもったいない。2桁取れれば代表も見えてくる。髪型はものすごくエグザっていて、見た目だけだとJ Soul Brothersの新メンバーに見えなくもない。レゲエ感溢れるコルテースと並ぶと同じグループとは思えないので、そこらへんも要調整。
■15位 甲府
[千葉] GK 岡 大生
[水戸] DF 新里 亮
[岐阜] DF 渡邉 将基
[長崎] MF 黒木 聖仁
[千葉] MF 田中 佑昌
[C大阪] MF 吉野 峻光
[栃木] FW 河本 明人
[柏] FW クリスティアーノ
[ニューカッスルユナイテッドジェッツ(オーストラリア)] MF ビリー・セレスキー
[OKSストミール・オルシティン(ポーランド)] DF 柴村 直弥
[CAメトロポリターノ(ブラジル)] DF ジウトン
[シアノルチ(ブラジル)] FW ニウソン
[名古屋グランパスU18] FW 森 晃太
・放出
[名古屋] GK 荻 晃太
[千葉] DF 阿部 翔平
[岡山] MF 秋吉 泰佑
[湘南] MF 下田 北斗
[京都] MF 堀米 勇輝
[FC東京] FW 阿部 拓馬
[柏] FW 伊東 純也
[長崎] FW 松本 大輝
MF マルキーニョス・パラナ
FW バレー
FW マラニョン
昨年は樋口監督で不調にあえぎ、禁断の佐久間GM監督降臨によってなんとか降格を回避した。それに味をしめたのか、監督見つけてくるのめんどくさかったのか、今年はそのまま佐久間監督留任。第四次甲府盆地防衛線の始まりである。ただ、今年は例年以上に主力の流出が激しい。前線の中核だった阿部拓馬の流出は痛恨だし、タフに中盤を走り回っていた下田、守備の要だったマルキーニョス・パラナ、スピードスター伊東、左WBのレギュラーだった阿部翔平の放出もかなりの痛手となった。ただ、補強も偽ケンペス田中や黒木、新里、クリスティアーノなどそれなりの選手をもってこれた。守備はゾンビ土屋と山本がいるのでなんとかなりそうなのだが、中盤の守備は大丈夫なのだろうか。まあ、だめでもマルキーニョス・パラナ工兵隊長をネクロマンサー佐久間が復活させれば大丈夫か。それよりも最大の問題は攻撃。得点自体は大したことなかったが、昨シーズン前線で孤立しながらも時間を作り続けた阿部の代わりが誰ができるのか。クリスティアーノは柏で改善したとは言え、基本的には単騎特攻型の選手なのでそんな器用なことができるタイプでもない。謎のニウソンがどれくらいやれるかによって今年の苦労が変わってくるだろう。一応ポストプレーとヘッドが得意というタイプらしいが、誰なんだ、ニウソン。元新潟、鹿島のジウトンもなぜかとってきたので、クリスティアーノではなくてアダイウトンとかをとってきて「トントリオ」を結成したほうがよかったのではないか。サッカー的にそれで成功するかどうかはわからん。ともかく、得点がある程度取れれば守備的なチームだけになんとかなりそうである。問題はチームの調子が悪くなった時に「監督俺、クビ」を佐久間さんができるかどうか。ってか、そんなの聞いた事ないんだけどやってくれないかな。自分クビにして就任させた監督をさらにクビにしてもう一度佐久間監督とかいう「冷凍→解凍→冷凍」みたいなクックパッドおなっしゃす!!
・Key Player クリスティアーノ
今年の攻撃の鍵になりそうな人間魚雷。一昨年の甲府時代にはサポートがない中でとにかく特攻していってシュートを豪快に外してくるというコスパがアメ車並のプレーを連発していたが、柏でその傾向も少しだけ改善。うまいチームメイトに恵まれて「プレーの最後はシュートじゃなくてもいい」というサッカーの本質を学び、視野も15度から45度くらいには拡大した。今年はまたサポートがそれほど期待できない環境に戻りそうなので、また30度くらいに戻りそうだけど。ただ、その個人能力はJ1でもかなり上位の才能であり、彼のでき次第で甲府の浮沈が決まってくると言っても過言ではない。ただ、佐久間監督は機能しないとふつーに干しそうな感じもする。一昨年の終盤はそんな感じになっていて、スーパーサブで出てくると結果が欲しいからいつにもましてシュートを撃ちまくって外しまくるという悪循環になっていた。佐久間監督におかれましては、クリスティアーノがイライラしてきたらほうとうを口に突っ込んで落ち着かせるという山梨メソッドでなんとか乗り切っていただきたいものである。
■14位 仙台
・加入
[千葉] DF 大岩 一貴
[清水] DF 平岡 康裕
[ベガルタ仙台ユース] DF 小島 雅也
[千葉] MF 水野 晃樹
[FC東京] MF 三田 啓貴
[金沢] MF 茂木 駿佑
[明治大学] MF 差波 優人
[市立船橋高校] MF 椎橋 慧也
[ベガルタ仙台ユース] MF 佐々木 匠
[青森山田高校] DF 常田 克人
・放出
[長崎] DF 上本 大海
[柏] DF 鎌田 次郎
[千葉] DF 多々良 敦斗
[松本] MF 武井 択也
[松本] FW 山本 大貴
[引退] MF 村上 和弘
去年よく見ていなかったので、今年どうなるかもちょっと予想がつけづらいのだが、やはり残留争いには確実に巻き込まれてきそうな戦力。地味にセンターバックががんがん抜かれてるのが目を引くが、大岩と平岡が取れたのでとりあえずはなんとかなりそう。後はそれほど代わり映えがしない面子。水野、三田などの補強もあったのだが、これもメガヒットとなることはあまり考えられず、基本的には去年の発展形ということになるのだろう。ただ、この面子で繋ぐサッカーというのはけっこうチャレンジングな気もしないでもない。課題は昨年崩れてしまった守備。キム・ミンテと富田のところが防波堤にならないようだと、バックだけで跳ね返せるような面子でもないので失点数は増えていってしまうだろう。去年は得点がそれなりに取れているのだよね。攻撃に数をかけるとその分失点が増えるというシビアなバランスの戦力だと思うので、Jリーグナンバーワン男前監督の渡邉監督にはミリ単位でのチューニング能力が試されるだろう。耐えていけばリャンと水野のキックがあるので、セットプレーではそこそこ天を取れるようにはなりそうだし。後はウィルソンがどれだけ復活できるかもキー。去年は「ハモン・ロペス謎のダイナマイトヘッダーとして覚醒」というレアイベントがあったが、本来のエースが調子を取り戻してくれば、攻撃にも迫力は増してくる。ただ、痛いのはハモン・ロペスとウィルソンはプレースタイルがもろかぶりなので同時起用があんまり考えられないことなのよね。外国人枠も一人余らせてる感じなので、もう一人くらいパンチの効いた攻撃の選手がいるとけっこう面白い感じになってくるのだろうけど。監督が悪くないのと男前なので、最終的には男前ビームで残留しそうである。
・Key Player キム・ミンテ
抜群の運動量を誇るボランチ。隣の富田も狩ってなんぼの猟犬タイプであり、二人で狂ったようにボールを奪いまくって欲しい。ただ、足元が怪しくてつなぎは要訓練項目。この二人がボランチで、ボールが回る気が全然しないのだけれど大丈夫か。キム・ミンテの注目ポイントは他にもある。エルゴラ選手名鑑で「ニックネーム」の質問に「ややミンテって呼ばれたい・・・」とよくわからない回答をしたり、「自分の武器」には「年齢!若いから何でもできる!」とテンションの高い答えを返し、「好きな映画」に「キンガスマン」とむちゃくちゃ誤字ってるところも超かわいい。エルゴラ編集部のミスと言う可能性もあるが。今年は「とにかく明るいキム・ミンテ」として「安心してください!!ファールしてますよ!」と審判に明るく宣言してもらいたいものである(イエローカード)
■13位 磐田
・加入
[鳥栖] GK 奥田 達朗
[新潟] DF 大井 健太郎
[岐阜] DF 高木 和道
[千葉] DF 中村 太亮
[新潟] MF 山本 康裕
[熊本] FW 齊藤 和樹
[青山学院大学] MF 荒木 大吾
[鹿児島実業高校] DF 大南 拓磨
[桐光学園高校] FW 小川 航基
・放出
[鳥栖] GK 牲川 歩見
[神戸] DF 伊野波 雅彦
[水戸] DF 木下 高彰
[FC東京] DF 駒野 友一
[群馬] DF 坪内 秀介
[FC今治] MF 上村 岬
[長崎] MF 田中 裕人
[引退] MF 井波 靖奈
昨年は勘違い移籍でFWがいないことをいじったらぎりぎりでジェイが来て大爆発して、J1昇格。大変申し訳ない。しかし、いくらなんでもボスロイド来るとか予想できない。今年はとりあえずはJ1残留に向けての戦いとなりそう。駒野が移籍した左サイドバックにはJ2屈指のクロッサー中村太亮を補強。左足からのクロスは駒野以上なので、アーリー気味のクロスにジェイが飛び込んで得点というパターンが頻発しそう。また、前線では引いてくるジェイの代わりに裏に飛び出せる齊藤を獲得したことで、さらにジェイが生きそうな感じ。こばやしゆうきの意識の高いほうがそういう仕事が得意ではないので、使い分けられるとよいかもしれない。また、アダイウトンの慰留、山本康裕の帰還などもあり、太田、松井、松浦などもいる前線はJ1でもそれなりに点が取れそうな布陣となっている。ただ、守備はけっこう厳しめ。DFを引き締めていた流浪の伊野波がやっぱり流浪してしまい、その代わりに大井と高木をとったもののさすがにグレードダウン感は否めず。また中盤の守備的なキャラクターが宮崎しかおらず、彼はSBのバックアップあるいはレギュラーも務める存在。上田、川辺がおそらくボランチのレギュラーとなるのだが、ダブルゲームメーカーの組み合わせでJ1で食い止められるかどうか。中村がSBを務める場合にはその前がアダイウトンとなるので、アダイウトンも守備は頑張るのだができれば守備に忙殺させたくない人材であり、ボランチの組み合わせと相まって狙い撃ちされる可能性が高い。前線のジェイが守備ではあまり計算できないのも痛いのだが、得点源的に外すことは考えられず、その分を気持ちスライドでカバーできるかどうか。名波監督はチーム全体のバランスを考えて選手を起用する必要があるだろう。とにかく点数の出入りは激しくなりそう。失点をある程度抑えることができれば残留はできそうな感じであるが、最終的にはカミンスキーが狂ったように止めまくるかどうかが勝敗に直結してきそうなスリリングサッカーでJ1を盛り上げそうだ。ジェイが怪我をするとイエローランプだが、残留は余裕でできそう。
・Key Player 櫻内渚
身体的に頑健で、何かと無理の利く右SB。それほど高さはないのだがやたらと競り合いに強く、セットプレーなんかでよくわからん点を取ることもけっこうある。特に攻撃で気の利いたクロスとか上げるタイプではないし、足元もたいしたことないので組み立てで重要な役割を担うこともない。ただ、90分上下動してサイドの平安を保つためにはとても重要な存在である。体の強さというものがどれだけサッカーに重要かということを知らしめてくれる存在である。去年けっこう見てて好きになってしまった。彼がいなくなると目立ったバックアッパーが見当たらない感じであり、左利きの宮崎が無理やり右SBをやるという世界的にも珍しい現象が見られるかもしれない。ちなみに顔はめっちゃ地味であり、なんか女の子のファンとかそういうのができそうな感じでは全くない。
part2 に続きまっせ!!
ということで毎年恒例の全く当たらない順位予想をします!!
順位自体にそれほど意味はなく、だいたい残留争い、中位、優勝争いな感じで見ていただければいいかと。
あ、年間順位になっております!
よくわからないところは選手名鑑を主に参照しています!
■18位 福岡
・加入
[山形] GK 兼田 亜季重
[千葉] DF キム ヒョヌン
[川崎] DF 實藤 友紀
[大分] MF 為田 大貴
[名古屋] MF ダニルソン
[長崎] MF 古部 健太
[釜山アイパーク(韓国)] GK イ・ボムヨン
[鹿屋体育大学] DF 下坂 晃城
[アビスパ福岡U-18] DF 冨安 健洋
・放出
[アルビレックス新潟・S] GK 笠川 永太
[柏] GK 中村 航輔
[盛岡] MF 牛之濵 拓
[新潟] MF 酒井 宣福
DF イ・グァンソン
[リネンセ(ブラジル)] MF モイゼス
[引退] DF 古賀 正紘
プレーオフを勝ち抜いてきた福岡だが、やはりJ2の3位からの昇格ということで、最下位予想とさせてもらった。ただ、例年のプレーオフ勝ち上がりチームよりも残留の可能性は高い。鬼神のごときセーブを見せ続けた中村航輔が抜けたGKには韓国代表経験のあるイ・ボムヨンを獲得。あまりプレーを見たことがないが、大幅なグレードダウンは避けられた。また、J1レベルでは厳しそうだったCBにはキム・ヒョヌン、實藤を獲得してここも補強。さらにはかなり手薄だったボランチには肉体の悪魔ダニルソンを導入。ダニルソンは扱いの難しい選手だが、その広範囲な守備能力とはち切れんばかりの筋肉は使いようによっては相当な武器になるので、井原監督次第で大きな戦力になるだろう。名古屋時代に一度左WBダニルソンというのを見たことがあるのだが、タイミングもクソもなく全力でサイドを駆け上がっていたのでボールが一切出てこなかった。こういう使い方をしては筋肉とプロテインの無駄遣いである。守備に一定の目途が立てば、あとは攻撃である。ただ、ここはウェリントンがボールを保持できるかにほとんどすべてがかかってくる。彼がボールをキープすることで亀川、中村の両翼も城後も金森も生きてくる。ウェリントンがJ1で苦戦するようだと、福岡の得点力は伸びてこないだろう。ウェリントンは今よりもっとガンガンにパーマをかけて、空中戦の際に森脇の目を潰していこう!!序盤に勝ち点をとれなくても、チームモラルを保ち続けることができれば、必ず残留のチャンスは出てきそう。もちろんそこは井原監督の手腕次第ではあるが、去年の戦いを見ているとそれも容易にできそうな気がする。あとは、
・Key Player キム・ヒョヌン
千葉からの脱藩組の一人。攻撃の軸がウェリントンなら守備の軸はヒョヌンということになりそう。彼が跳ね返せるかどうかで失点が決まってくる。高さはJ2でもかなり強い方であり、ジェイとのプロレスはとてもおもしろかった。また、そんなに早そうにも見えないのだが、ストライドの長さを生かして加速するタイプで、カバーリングも粛々とこなせる。J1でもけっこう通用するのではないだろうか。キャリア的にもここで活躍するかどうかで代表等への道が決まってくる感じもあり、選手としても正念場である。あと、組み立てに関しては全くできない。ボールが来るといつもなんか足にとりもちでもついてんのかって感じであたふたして、横のセンターバックに渡すくらいが精一杯であり、ロングキックは超適当である。1試合に1度くらい狂ったようにボールを持って攻め上がることもあるが、放っとかれてたいてい何も起こらずに近くの味方に渡して戻っていくので、優しい目で見守ってあげてください。
■17位 名古屋
・加入
[甲府] GK 荻 晃太
[大分] GK 武田 洋平
[神戸] DF 安田 理大
[湘南] MF 古林 将太
[G大阪] MF 明神 智和
[千葉] FW 松田 力
[スパンブリーFC(タイ)] MF イ・スンヒ
[カルマルFF(スウェーデン)] DF オーマン
[ヘルシンボリIF(スウェーデン)] FW シモビッチ
[明治大学] DF 高橋 諒
[明治大学] FW 和泉 竜司
小倉隆史 監督
・放出
[岐阜] GK 高木 義成
[秋田] GK 野村 政孝
[水戸] DF 佐藤 和樹
[SVホルン(オーストリア)] DF ハーフナー・ニッキ
[京都] DF 本多 勇喜
[京都] DF 牟田 雄祐
[長崎] MF 田中 輝希
[福岡] MF ダニルソン
[山口] MF 望月 嶺臣
[ECヴィトーリア(ブラジル)] MF レアンドロ・ドミンゲス
DF 田中 マルクス闘莉王
FW ノヴァコヴィッチ
[無職] 西野朗 監督
経験なしの小倉新人監督&GM兼任を爆誕させてしまったので、すっかり話題になってしまったが、今年は相当に厳しく、残留争いのシーズンとなるだろう。チームのいろんな意味での中心だった闘莉王を放出、あまり役に立ってなかった外国人トリオもクビということで刷新を図ったのだが、大事に育ててきた本多、牟田という生え抜きにも逃げられてしまうという不始末。ハーフナー・ニッキ、佐藤も出したので、一気にCBが手薄に。お客様の中にCBはいませんか!!?なんか最終的には矢野貴章がCBとしてボールを跳ね返してそう。ただ、古林、安田という本職サイドバックをようやく補強できたのは朗報。また、オーマン、シモビッチという卑猥ネーム補強外国選手的にも小倉監督の趣向的にもオランダ式のクロス爆撃サッカーをするのかと思っていたのだが、どうもオーソドックスな4-2-2-2をやっている模様。確かにサイドアタック戦術をやるために必要なサイドアタッカーがほとんどいない、という選手構成上仕方がないのだが、ならなんでクロスの終着点であるシモビッチ爆撃機を買ったのかがよくわからない。199㎝の長身をスルーパスに走らせても宝の持ち腐れであり、それだったらよりポストプレーのうまい野田を使ったほうがよさそうな気もする。さらに、闘莉王の代わりとして取った191cmnのオーマンも、こういう長身外国籍CBはJのアジリティに苦しむことが多いのだが、プレーシーズンマッチで鳥栖の豊田に空中戦で完敗して狙われ続けたという事実も伝わってきており、「そもそも高さもそんなでもないかも」という本当にあった怖い話。それはあまりに悲しすぎるので、コンディション不足だったと思いたいのだが、高さにコンディションそんなに関係ない気もする。そして、中盤もダニルソンの代わりにイ・スンヒという潰し屋をとったものの、それ以上に目立った補強はない。手薄なDF、中盤だけれども、前線の控えには野田、松田、川又というJ1レギュラークラスが並ぶといういびつな選手構成となっている。小倉監督は新人にも拘わらず難しい舵取りを迫られることになる。GM兼任、クラブレジェンドということで中々監督としてクビにすることも難しく、成績が悪くても秋口まで引っ張ってしまいそうなところがなんとも。成績がヤバいことになってきたところにTOYOTA様が慌てふためいて、有り余るFW陣にさらにアドリアーノのどれかを投入という、補強市場マニア垂涎の展開を期待したい。でも適当にシモビッチ&永井or川又に放り込んでおけば勝てそうだけどなあ。
・Key Player 田口泰士
昨年は故障によってほとんど出場できなかったが、チームの浮沈は彼が握っている。ボールを受けて長短のパスでリズムを作る仕事ができるのは彼だけ。相方には潰し屋のイ・スンヒがいるのだが、組み立ては主に彼を起点にして行われる。オランダサッカーやるならファン・ボメルあるいはデ・ヨング的なサイド振り分けが仕事なのだが、普通のJサッカーやるなら彼がどれだけいいボールを前線に配給できるかにかかってくるだろう。というか、あんまりどういうサッカーやるか決まってなさそうなので、「このサッカーやるならFWは野田のほうがいい」とか「楢崎の小言うるさい」とか「安田のクロスからシモビッチ、川又のヘッドは卑猥すぎる」などが書かれたTOYOTA会長の署名入り怪文書を小倉監督の執務室に恐怖新聞的に放り込んだりして、うまく監督を誘導していこう!今年はキャプテンに就任したということもあるので、そういった人心掌握術もうまく散りばめながらなんとかがんばるんだ!いろいろ嫌になったら夏にタイに移籍しよう!
■16位 新潟
・加入
[町田] DF 増田 繁人
[京都] MF 伊藤 優汰
[山口] MF 小塚 和季
[福岡] MF 酒井 宣福
[水戸] FW 鈴木 武蔵
[アスルクラロ沼津] DF 西村 竜馬
[慶應義塾大学] MF 端山 豪
[アルビレックス新潟U-18] MF 宮崎 幾笑
[筑波大学] DF 早川 史哉
[柏] 監督 吉田達磨
・放出
[磐田] DF 大井 健太郎
[清水] DF 川口 尚紀
[福島] DF 酒井 高聖
[山形] MF 佐藤 優平
[磐田] MF 山本 康裕
FW ラファエル・ハットン
[無職] 監督 柳下正明
ヤンツー政権も終わり、キジェ監督かという話も出ていたのだが、結局は柏をクビになった吉田監督の元でのシーズンとなる。しかし、苦しい闘いになりそうな予感。吉田監督は柏で無限パス回しサッカーをやっていたように、やはり自分から崩していくのを理想とする監督。ただ、柏では企画倒れなところがあって、結局は個で破壊できるエデルソンやクリスティアーノが必要だった。自分が仕込んだユース上がりの選手がいた柏でもそうだったのだから、一からのスタートとなる新潟ではさらに苦しみそうである。前線を見てもラファエル・シルバ、武蔵、酒井などは速攻向きの選手だし、山本康裕も抜けてしまった。中盤はこばやしゆうきの意識が高くないほうとレオ・シルバが中心になるのだろうが、崩しの局面では山崎と伊藤優汰の特攻、指宿のキープに頼るしかなさそうな感じである。なんかそれだったらばんばん前に走らせてカウンターしたほうが点が取れそうな気がするのだが、それはやらないんだろうなー。守備面でも大黒柱だった大井が抜けたのは痛い。それと、レオ・シルバが昨年の病気以来いまだに元の支配力を取り戻してない感じもする。確かにその前までが異常だったのだが、30歳を超えたということもあり元のハッピーターンを取り戻せるかはわからない。がんがんあの謎の白い粉を摂取していただき、足りなくなったら群馬から調達してくるとよいと思う。放出選手もやむを得ない感じがするのだが、吉田監督のサッカーやるんだったら中盤をいい感じに回せる佐藤優平は残しておいてもよかったかなーと思った。ラファエル・ハットンっていう放出選手がいるんだけど、マジで誰・・・?それと、選手名鑑を眺めていたら28人中18人が「好きなおやつ」にハッピーターン、他の選手もサラダホープ、ぽたぽた焼き、柿の種などの亀田製菓製品を上げていて本当にみんなよく訓練されてるな、と思った。麻薬のような亀田製菓のお菓子を食べて、今年もJ1に残留しよう!!
・Key Player 指宿洋史
パートナーがラファエル・シルバになるか酒井になるか武蔵になるか山崎になるかはわからないが、前線の軸になりそうなのが彼。195cmあるため敵陣での空中戦勝率も50%超えと中々の数字。ただ、やはり魅力はそのキープ力か。懐の深さを生かして、ボールを受けてさばいて受けてさばいてを繰り返せる。吉田サッカーをやるには欠かせない存在で、怪我でもなければ常時出続けることになるだろう。課題は得点力か。エースとして8点はさすがに物足りなく、ゴール前に体を生かして飛び込んでいくようなプレーが求められる。クロスに頭から突っ込んでいくのはあんまり得意じゃないみたいだけど、せっかくのガタイがもったいない。2桁取れれば代表も見えてくる。髪型はものすごくエグザっていて、見た目だけだとJ Soul Brothersの新メンバーに見えなくもない。レゲエ感溢れるコルテースと並ぶと同じグループとは思えないので、そこらへんも要調整。
■15位 甲府
[千葉] GK 岡 大生
[水戸] DF 新里 亮
[岐阜] DF 渡邉 将基
[長崎] MF 黒木 聖仁
[千葉] MF 田中 佑昌
[C大阪] MF 吉野 峻光
[栃木] FW 河本 明人
[柏] FW クリスティアーノ
[ニューカッスルユナイテッドジェッツ(オーストラリア)] MF ビリー・セレスキー
[OKSストミール・オルシティン(ポーランド)] DF 柴村 直弥
[CAメトロポリターノ(ブラジル)] DF ジウトン
[シアノルチ(ブラジル)] FW ニウソン
[名古屋グランパスU18] FW 森 晃太
・放出
[名古屋] GK 荻 晃太
[千葉] DF 阿部 翔平
[岡山] MF 秋吉 泰佑
[湘南] MF 下田 北斗
[京都] MF 堀米 勇輝
[FC東京] FW 阿部 拓馬
[柏] FW 伊東 純也
[長崎] FW 松本 大輝
MF マルキーニョス・パラナ
FW バレー
FW マラニョン
昨年は樋口監督で不調にあえぎ、禁断の佐久間GM監督降臨によってなんとか降格を回避した。それに味をしめたのか、監督見つけてくるのめんどくさかったのか、今年はそのまま佐久間監督留任。第四次甲府盆地防衛線の始まりである。ただ、今年は例年以上に主力の流出が激しい。前線の中核だった阿部拓馬の流出は痛恨だし、タフに中盤を走り回っていた下田、守備の要だったマルキーニョス・パラナ、スピードスター伊東、左WBのレギュラーだった阿部翔平の放出もかなりの痛手となった。ただ、補強も偽ケンペス田中や黒木、新里、クリスティアーノなどそれなりの選手をもってこれた。守備はゾンビ土屋と山本がいるのでなんとかなりそうなのだが、中盤の守備は大丈夫なのだろうか。まあ、だめでもマルキーニョス・パラナ工兵隊長をネクロマンサー佐久間が復活させれば大丈夫か。それよりも最大の問題は攻撃。得点自体は大したことなかったが、昨シーズン前線で孤立しながらも時間を作り続けた阿部の代わりが誰ができるのか。クリスティアーノは柏で改善したとは言え、基本的には単騎特攻型の選手なのでそんな器用なことができるタイプでもない。謎のニウソンがどれくらいやれるかによって今年の苦労が変わってくるだろう。一応ポストプレーとヘッドが得意というタイプらしいが、誰なんだ、ニウソン。元新潟、鹿島のジウトンもなぜかとってきたので、クリスティアーノではなくてアダイウトンとかをとってきて「トントリオ」を結成したほうがよかったのではないか。サッカー的にそれで成功するかどうかはわからん。ともかく、得点がある程度取れれば守備的なチームだけになんとかなりそうである。問題はチームの調子が悪くなった時に「監督俺、クビ」を佐久間さんができるかどうか。ってか、そんなの聞いた事ないんだけどやってくれないかな。自分クビにして就任させた監督をさらにクビにしてもう一度佐久間監督とかいう「冷凍→解凍→冷凍」みたいなクックパッドおなっしゃす!!
・Key Player クリスティアーノ
今年の攻撃の鍵になりそうな人間魚雷。一昨年の甲府時代にはサポートがない中でとにかく特攻していってシュートを豪快に外してくるというコスパがアメ車並のプレーを連発していたが、柏でその傾向も少しだけ改善。うまいチームメイトに恵まれて「プレーの最後はシュートじゃなくてもいい」というサッカーの本質を学び、視野も15度から45度くらいには拡大した。今年はまたサポートがそれほど期待できない環境に戻りそうなので、また30度くらいに戻りそうだけど。ただ、その個人能力はJ1でもかなり上位の才能であり、彼のでき次第で甲府の浮沈が決まってくると言っても過言ではない。ただ、佐久間監督は機能しないとふつーに干しそうな感じもする。一昨年の終盤はそんな感じになっていて、スーパーサブで出てくると結果が欲しいからいつにもましてシュートを撃ちまくって外しまくるという悪循環になっていた。佐久間監督におかれましては、クリスティアーノがイライラしてきたらほうとうを口に突っ込んで落ち着かせるという山梨メソッドでなんとか乗り切っていただきたいものである。
■14位 仙台
・加入
[千葉] DF 大岩 一貴
[清水] DF 平岡 康裕
[ベガルタ仙台ユース] DF 小島 雅也
[千葉] MF 水野 晃樹
[FC東京] MF 三田 啓貴
[金沢] MF 茂木 駿佑
[明治大学] MF 差波 優人
[市立船橋高校] MF 椎橋 慧也
[ベガルタ仙台ユース] MF 佐々木 匠
[青森山田高校] DF 常田 克人
・放出
[長崎] DF 上本 大海
[柏] DF 鎌田 次郎
[千葉] DF 多々良 敦斗
[松本] MF 武井 択也
[松本] FW 山本 大貴
[引退] MF 村上 和弘
去年よく見ていなかったので、今年どうなるかもちょっと予想がつけづらいのだが、やはり残留争いには確実に巻き込まれてきそうな戦力。地味にセンターバックががんがん抜かれてるのが目を引くが、大岩と平岡が取れたのでとりあえずはなんとかなりそう。後はそれほど代わり映えがしない面子。水野、三田などの補強もあったのだが、これもメガヒットとなることはあまり考えられず、基本的には去年の発展形ということになるのだろう。ただ、この面子で繋ぐサッカーというのはけっこうチャレンジングな気もしないでもない。課題は昨年崩れてしまった守備。キム・ミンテと富田のところが防波堤にならないようだと、バックだけで跳ね返せるような面子でもないので失点数は増えていってしまうだろう。去年は得点がそれなりに取れているのだよね。攻撃に数をかけるとその分失点が増えるというシビアなバランスの戦力だと思うので、Jリーグナンバーワン男前監督の渡邉監督にはミリ単位でのチューニング能力が試されるだろう。耐えていけばリャンと水野のキックがあるので、セットプレーではそこそこ天を取れるようにはなりそうだし。後はウィルソンがどれだけ復活できるかもキー。去年は「ハモン・ロペス謎のダイナマイトヘッダーとして覚醒」というレアイベントがあったが、本来のエースが調子を取り戻してくれば、攻撃にも迫力は増してくる。ただ、痛いのはハモン・ロペスとウィルソンはプレースタイルがもろかぶりなので同時起用があんまり考えられないことなのよね。外国人枠も一人余らせてる感じなので、もう一人くらいパンチの効いた攻撃の選手がいるとけっこう面白い感じになってくるのだろうけど。監督が悪くないのと男前なので、最終的には男前ビームで残留しそうである。
・Key Player キム・ミンテ
抜群の運動量を誇るボランチ。隣の富田も狩ってなんぼの猟犬タイプであり、二人で狂ったようにボールを奪いまくって欲しい。ただ、足元が怪しくてつなぎは要訓練項目。この二人がボランチで、ボールが回る気が全然しないのだけれど大丈夫か。キム・ミンテの注目ポイントは他にもある。エルゴラ選手名鑑で「ニックネーム」の質問に「ややミンテって呼ばれたい・・・」とよくわからない回答をしたり、「自分の武器」には「年齢!若いから何でもできる!」とテンションの高い答えを返し、「好きな映画」に「キンガスマン」とむちゃくちゃ誤字ってるところも超かわいい。エルゴラ編集部のミスと言う可能性もあるが。今年は「とにかく明るいキム・ミンテ」として「安心してください!!ファールしてますよ!」と審判に明るく宣言してもらいたいものである(イエローカード)
■13位 磐田
・加入
[鳥栖] GK 奥田 達朗
[新潟] DF 大井 健太郎
[岐阜] DF 高木 和道
[千葉] DF 中村 太亮
[新潟] MF 山本 康裕
[熊本] FW 齊藤 和樹
[青山学院大学] MF 荒木 大吾
[鹿児島実業高校] DF 大南 拓磨
[桐光学園高校] FW 小川 航基
・放出
[鳥栖] GK 牲川 歩見
[神戸] DF 伊野波 雅彦
[水戸] DF 木下 高彰
[FC東京] DF 駒野 友一
[群馬] DF 坪内 秀介
[FC今治] MF 上村 岬
[長崎] MF 田中 裕人
[引退] MF 井波 靖奈
昨年は勘違い移籍でFWがいないことをいじったらぎりぎりでジェイが来て大爆発して、J1昇格。大変申し訳ない。しかし、いくらなんでもボスロイド来るとか予想できない。今年はとりあえずはJ1残留に向けての戦いとなりそう。駒野が移籍した左サイドバックにはJ2屈指のクロッサー中村太亮を補強。左足からのクロスは駒野以上なので、アーリー気味のクロスにジェイが飛び込んで得点というパターンが頻発しそう。また、前線では引いてくるジェイの代わりに裏に飛び出せる齊藤を獲得したことで、さらにジェイが生きそうな感じ。こばやしゆうきの意識の高いほうがそういう仕事が得意ではないので、使い分けられるとよいかもしれない。また、アダイウトンの慰留、山本康裕の帰還などもあり、太田、松井、松浦などもいる前線はJ1でもそれなりに点が取れそうな布陣となっている。ただ、守備はけっこう厳しめ。DFを引き締めていた流浪の伊野波がやっぱり流浪してしまい、その代わりに大井と高木をとったもののさすがにグレードダウン感は否めず。また中盤の守備的なキャラクターが宮崎しかおらず、彼はSBのバックアップあるいはレギュラーも務める存在。上田、川辺がおそらくボランチのレギュラーとなるのだが、ダブルゲームメーカーの組み合わせでJ1で食い止められるかどうか。中村がSBを務める場合にはその前がアダイウトンとなるので、アダイウトンも守備は頑張るのだができれば守備に忙殺させたくない人材であり、ボランチの組み合わせと相まって狙い撃ちされる可能性が高い。前線のジェイが守備ではあまり計算できないのも痛いのだが、得点源的に外すことは考えられず、その分を気持ちスライドでカバーできるかどうか。名波監督はチーム全体のバランスを考えて選手を起用する必要があるだろう。とにかく点数の出入りは激しくなりそう。失点をある程度抑えることができれば残留はできそうな感じであるが、最終的にはカミンスキーが狂ったように止めまくるかどうかが勝敗に直結してきそうなスリリングサッカーでJ1を盛り上げそうだ。ジェイが怪我をするとイエローランプだが、残留は余裕でできそう。
・Key Player 櫻内渚
身体的に頑健で、何かと無理の利く右SB。それほど高さはないのだがやたらと競り合いに強く、セットプレーなんかでよくわからん点を取ることもけっこうある。特に攻撃で気の利いたクロスとか上げるタイプではないし、足元もたいしたことないので組み立てで重要な役割を担うこともない。ただ、90分上下動してサイドの平安を保つためにはとても重要な存在である。体の強さというものがどれだけサッカーに重要かということを知らしめてくれる存在である。去年けっこう見てて好きになってしまった。彼がいなくなると目立ったバックアッパーが見当たらない感じであり、左利きの宮崎が無理やり右SBをやるという世界的にも珍しい現象が見られるかもしれない。ちなみに顔はめっちゃ地味であり、なんか女の子のファンとかそういうのができそうな感じでは全くない。
part2 に続きまっせ!!