■EURO2012■我々のベストイレブン 「思い出すのはいつもあなた」 | picture of player

■EURO2012■我々のベストイレブン 「思い出すのはいつもあなた」

いやー、ユーロは楽しかったですな。
こちらには一度も感想もかかなかったけど。つうか、眠いんだよ。
時差は甘え。
ヨーロッパが中国あたりに移籍してきてくれるとありがたい。

さて、大会総括なんかやるつもりもないし、できもしない。
有名ブロガーさんのツイッターをチェキだ!
そして、普通のベストイレブンも有名ブロガーさんのツイッターをチェキだ!ダブルチェキだ!

というわけで、うちとしてはいろんな意味で印象に残ったイレブンを選びたいと思います。
まあ良くも悪くもっつうか、まあ悪いんだけど、大抵は。
記録に残るよりも記憶に残る、というか悪夢を見る、そんなイレブン。


GK

■シェイ・ギブン(アイルランド)

かつての鉄壁も今は昔、今大会はミスが目立った。引きこもりトラパットーニスタイルにおいては被シュート数が増えやすいので、キーパーの出来がそのままチームの成績に直結する可能性が高い。だが、残念ながらギブンはスーパーな選手ではなくなってしまった。2002年では下手すりゃテポドンでも止めるほどだったが、考えてみればあれってもう10年前だし。お疲れさまでした。代表は引退してもまだクラブは続けるのかな?引退したら、魂のGKとして、少年サッカー教室などで大人げなくシュートを止めまくっていただきたい。そういやサッカー教室で少年の腕をへし折ったシアラーもニューカッスルだ。もう2人だけで命をかけたサッカー教室やればいいのに。


DF

■マテュー・ドビュッシー(フランス)

ど根性サイドバック。松井(無職)から「足技がない、下手」と罵られながらも果敢にオーバーラップ。上がって特に何かをできるわけがないのだが、その特攻精神だけは買いたい。というか、彼が上がってもPA内に誰もいなかったので、そもそもクロスが下手かどうかも判別できなかった。スペイン戦ではジョルディ・アルバ番を任されたが、代わりに入ったレベイェェェェェェェルムダムダムダムダァァァァがすっ転んでしまって敗退の原因に。まあ、それがなくても普通に負けてたと思うけど。しかし、スペイン戦で高い位置でボールをもらって、右往左往しながら無理やりクロスを上げていたシーンは涙を誘った。


■マッツ・フンメルス(ドイツ)

「俺パス出しとかすげえし、マジ新世代っすから」とグループリーグは余裕綽々、実際にすさまじい組み立てのパスを前線にバシバシ通して、そのままなら大会ベストイレブン候補だと思ったのだが、好事魔多し。準決勝では戦術的なミスを突かれて、たびたび魔術師カッサーノと1on1に。それで個人で潰せればよかったのだが、ずったずたのちんちんに振り回され続けて、敗戦の原因に。やっぱCBは潰せてなんぼ、ということを我々に教えてくれた。まあ、まだ若いので、精進してください。ちなみにナイスな男前なのであるが、髪形のセンスは微妙なので、そこもまた精進願いたい。


■フェデリーコ・バルツァレッティ(イタリア)

チョンマゲサイドバック。4バックに戻したことでスタメンに。男前である。しかし、プレースタイルは非常に泥臭く、左足以外はほとんど使えず、ボールの受け方とターンの仕方が非常に不器用。組み立てのパスなんぞ出せるはずもなく、クロスもあさってに。たぶん、足元のテクニックだったら加地の方が上である。ただ、果敢にカッサーノを助けるためにオーバーラップを連発。タフに走れる選手であることを証明。ちなみにドイツ戦では右もやった。しかし、スペイン戦ではシャビに対する緩慢な守備で2点目の遠因に。残念でござった。イタリアはこの手のサイドバックが大会に1人はいて、大体苦労人であり、最終的に敗退の遠因になってたりする。


MF

■ゲオルギオス・カラグニス(ギリシャ)

今大会NO.1顔芸プレーヤー。試合の様々な局面で面白フェイスを繰り出していたのだが、やはり一番はグループリーグ最終戦のロシア。イエローカードをもらった(勝ち抜けても次に出れない)ときの顔といったら、この世の終わりが訪れたというか、父親と血縁関係がないことがわかってもあんな顔できない。出場しないことによって、「ドイツを倒せば債務チャラ」というデマに踊らされたギリシャ国民の望みを見事に打ち砕いた。出ても負けたと思うけど。おそらくこれがラストダンス。引退後は是非その顔芸を生かして政界に転身し、債務の踏み倒しを懇願していただいてもらいたいものである。


■チアゴ・モッタ(イタリア)

出落ち。最後の交代枠として出場直後に筋肉系のトラブルでピッチ外へ。反撃の最後の一手となるはずが、チェックメイトになってしまった。その出落ち力は片桐はいりと同レベル。まあ彼のせいではないんだが、それまで大した活躍もしてなかったので、余計に「お前かよ、最後」というがっかり感をイタリア人に味合わせてくれた。人生、そんなものである。育ててもらったバルサ勢との対決でやってしまった、というのも非常にポイントが高かった。誰のせいという話でもないのだが、面倒なのでドメネクのせいということにここはしておきたい。是非、復讐を。まあこの流れだとドメネクをぶん殴るということになるんだが、それはそれで構わない。


■マルク・ファン・ボメル(オランダ)

ずたぼろだったオランダの戦犯として名指し。まったくもって動けず、衰えが顕著。しかし、彼だけのせいではない。南アフリカではキューティー・カイトが守備まで奮戦してくれたので、負担は少なかったのだが、今大会ではカイトはベンチ。前線4人はずぇんずぇん戻ってこなかった。衰え+ニグレクトのダブルパンチでは、さすがに4-2ブロックの6枚じゃ守りきれん。「監督の娘婿だから重用されたんじゃねーの?」という見当違いの意見も飛び出しているが、はっきり言って代わりを務められる選手もおらず、どうすんだろうね、これという感じ。まず起用する選手よりもバランスを考えたほうがよろし。しかし、次の監督に立候補してるのはセクシーフットボールのフリットさんであり、オランダ暗黒時代の到来かもしれぬ。


■サミル・ナスリ(フランス)

懲りもせず内紛を起こしたフランスのキープレーヤー。一部の記者とかなり感情的にこじれていたので、たぶんDSのソフトを貸し借りとかしたんだと思う。毎度毎度のお家芸は様式美に達してきた感もあり、次の大会では何を繰り出してくれるのか興味津々で、実際の試合よりもそっちが気になる。ナスリはプレーも低調で、決定機を作り出すわけでもなく、かと言って守備に奔走するわけでもなく、実効性の強かったリベリと比べるとすちゃらか具合が際立っていた。個人的にはナスリの暴言よりも、それに対して仲が悪いギャラスのキレっぷりのほうが気になった次第であり、たぶんアーセナル時代にロッカールムでカンチョーされたんだと思う。あれマジでやられると許せねえよな、わかるよ、ギャラス。


FW

■フェルナンド・トーレス(スペイン)

我らがトーレス大先生は今大会も大活躍。格下のアイルランド戦では大活躍して2得点したが、次のクロアチア戦は完全封殺。決勝トーナメントでは完全にスタメン落ちで、ポルトガル戦ではネグレドに出られる始末。このままトーレスさんのユーロは終わってしまうのか?と思われたが、さすがトーレス大先生、我々の期待を裏切らない。もう決まった試合で半ば戦意喪失のイタリア相手に大ハッスル。1得点を挙げて、アシストも含めて大会得点王に。ゴール後も全く空気読まずに攻めまくるなど、日ごろのあらゆるうっぷんを晴らした。正直メジャーリーグだったら頭部にビーンボール投げられても文句言えない。しかし、我々はそんなトーレスさんが大好きなのであり、これからも浮ついたキャリアを送って欲しいと思っている。


■マリオ・バロテッリ(イタリア)

今大会は彼の大会だった。スタメン落ちから怒りのボレーシュート、ドイツ戦での超絶ミドルでハルクポーズ(当然イエロー)。上半身脱いでのパフォーマンスは極東でも真似されて大ブームになった(当然イエロー)。足釣って交代したのに、ベンチでブチ切れるなど常人には測りがたい精神を持っているが、決勝で負けて涙を流すなどかわいい一面も。しかし、カッサーノが丸くなってしまった今、マラドーナ、カントナ、ガスコイン、ディ・カーニオ、イブラヒモビッチと続くDQN名手の系譜をきっちりと受け継いで欲しいものである。QPRのバートンと組んで「DQN48(知能指数が)」というユニットを組み、最後は殴り合って決裂しそうなところをなぜかジブリル・シセが仲裁という展開を熱望。


■ウェイン・ルーニー(イングランド)

植毛後初のメジャー大会だったが、封殺された。イングランドの攻撃はルーニーが捌いて、ルーニーが作って、ルーニーが決めるという「ルーニー大作戦」。サポートはほぼなく、無尽蔵の体力を持っているのに、これでは後半にガス欠になるのも必定。キャリアとしてピークに近づきつつあるのだが、まったくもってかわいそうの一言である。頭の輝きと同時に代表での輝きも失った印象。しかし、大会前にアシュリー・ヤングが床屋を呼んで髪切らせたって言ってて、「植毛なのに切るの?」って思って調べたところ、最近の植毛は皮膚ごと移植して、髪も伸びたりするという衝撃の事実を知った。俺に無駄な知識を増やしてくれたルーニーには感謝すると同時に、この知識が必要ない人生を送りたいと髪に祈った。


監督

■ジョバンニ・トラパットーニ(アイルランド)

イタリアサッカーの亡霊もついに命運が尽きたか。難攻不落の堅城も老朽化には勝てずにあっけなく陥落。いやー、さすがにもう古いよね。「カテナチオ」を擬人化すると、この人になります。ダフ、ロビー・キーン、ギブンなどの老兵たちを鞭で叩くも、さすがにアイルランド魂も尽きていたか、惨敗という結果に。2年前のW杯ではアンリのハンドで負けて「野郎!許さねえ!てやんでえ!」と憤っていたのだが、出たとしても内紛フランスとたいして結果違わなかったかもしれない。この人が喋るといまだに脳内でべらんめえ口調になるのはセリエAダイジェストのせいであり、シニョーリだもんねだもんねーで、私のクレスポ!であり、チーム状況としては、「あかんがな」。


サブ

■グレン・ジョンソン(イングランド)

便座泥棒として有名な彼だが、今大会ではレギュラーとしてイングランドの右サイドを守った。今大会はイグナチオで引きこもっていたが、時折業を煮やして攻め上がったりもしていた。しかし、PA近くでボールをもらっても縦に行く以外には何もできず、進退きわまってクロスを上げるのだがDFにぶち当たるか、あさっての方向に飛んで行ったりもした。正直言うとホジソンが彼をなぜ使っているのか、よくわからない。しかし、彼の魅力はどこ?と聞かれたら「・・・馬力?」と答えるくらいには、彼のことを理解しているつもりではある。個人的に最も似ていると思う選手は横浜Fマリノスの比嘉くんである。なんというか、主に立ち位置が。


■カリーム・ベンゼマ(フランス)

王様2人はいらなかった。フランス最前線の自由人でござる。「1人は怖いの!」とばかりにトップの役割を放棄して下がり、リベリ、ナスリと仲良くパス交換。それで突破したはいいものの、PA内には相手DFしかいないということも度々。確かにうまいし早いのだが、まるで実効性がないというか、遊んでるのと一緒である。レアル・マドリーではモウリーニョに厳格に管理されているからいいのだろうか?典型的な「自由を与えてはいけない人」なので、「ヒールキックしたら飯抜き」、「MFより下がったら一週間便所掃除」、「決定機でパスしたらデコピン10発」などの規則でがんじがらめにして欲しいものである。


■スティーブン・ジェラード(イングランド)

衰えてしまった。今大会イグナチオの中心として頑張っていたのだが、いかんせん寄る年波には勝てず。守るだけで精いっぱいで攻め上がる体力はなくなってしまった。特に押しまくられたイタリア戦では後半20分くらいには早々に足を釣るという始末。アシストはしていたが、いずれもセットプレーキッカーとして。相方のパーカーがカバーに奔走していた。特徴が「ダイナミック」という老人には無縁の言葉なので、小手先の技術と経験でカバーしきれるものでもない。どうせ節制とかしてないっぽいので、この先急速に衰えていく可能性が高い。うーん、もうちょっとトップフォームを見たかった。ランパードも怪我で出られなかったし、もう本当に1つの時代が終わった感。何もタイトル獲得してないから、始ってもなかったけど。


■リカルド・クァレスマ(ポルトガル)

今大会のハズレ10番候補としてあげたのだが、見事に予想が的中。出場時間0分という輝かしい成績を残し、ウクライナ旅行を終えた。ジョーカーとしての役割を期待されたのかもしれないが、それはヴァレラとかいうわけわからんFWにあっさりと奪われた。ここまでの期待外れ10番は、94年W杯ブラジルのライー以来かもしれない。最近のプレーは見たことがないのだが、昔の「ドリブル馬鹿一代」から変わったとは思えない。毎大会ベンチに入れてるのだが、なんかどうしても連れてきたい特徴があるのだろうか?すっげえ宴会を盛り上げるのが上手とか、悩み相談に対する的確なアドバイスができるとか。「あの、メッシを超えてバロンドールが取りたいんですけど・・・」、「まず大会序盤は外しまくって、後半はガンガン入れる。その落差に女はやられる」。


■ミラン・バロシュ(チェコ)

置物化。いやー、他にいないのか、って思うほどひどかった。収められない、決められない、走れないの三拍子。ヤン・コラーのファンネルとして大活躍していたのも今は昔、すっかりと老害化していました。まあ彼がいなくても勝てなかったと思うけど。オランダをちんちんにしたのは2004だもんなあ。ただ、彼の代わりがいないというチェコの未来も、中々に暗い。ペクハルトもそれほどインパクトはなかったし。やはりタワー型FWの周りをぐるぐるするのが一番いいのか。タワー型・・・そういえば、J2の黄色いチームに北欧のビッグタワーがいたような・・・バロシュフラグきたこれ!


■アレクサンドル・ケルジャコフ(ロシア)

今大会No.1師匠。いやー、外した外した。ロシアのコレクティブカウンター炸裂からの決定機を、これ以上ないほど外しまくった。チェコ戦ではシュート7本の枠内0という名人級の仕事を披露。国内リーグ強豪に所属していながら、毎年10点にぎりぎり届かないといういかにも師匠的な成績を残しており、今後にも期待が持てる。・・・今調べなおしたらゼニトだと今年23点もとってるのか。なぜだ。なにがあったんだ、ケルジャコフ師匠。師匠ご乱心!ご乱心でござる!!みなのものデアエイ、デアエイ、デアイエは往年のサウジアラビアGKであだ名はアジアの黒蜘蛛。


■マリオ・ゴメス(ドイツ)

惜しくも得点王を逃したシルバーコレクター。かなりの古典的CFタイプで、組み立てなどへの関与は一切なし。グループリーグの時点で、「3点取ったが、ボール保持時間は26秒」という驚愕のデータを目にした。試合中、暇じゃないのか。インザーギタイプというか、ゲルト・ミュラータイプというか、そんな選手が現代サッカーのトップレベルのチームにレギュラーで出てるということが驚きである。しかし、そういうプレーヤーであるがゆえに抑えられた時の消えっぷりもすさまじく、イタリア戦においては、交代するまで存在が確認できなかった。是非今後も希少種として活躍していただきたい。なお、髪形はポマードべったりオールバックであり、どことなくトム・クルーズを思い起こして「ああ、宗教ね・・・」と思ってしまうので、坊主かロン毛にしてください。



面白かったからまた来年やってよ!!