2008J1序盤総括 part4 | picture of player

2008J1序盤総括 part4

ちょっと時間が空いたけど、さすがJ1だ、中断してるから全然関係ないぜ!
でもどこまで書いたか忘れたので慌てて確認したのは内緒だ!
part4いくぜ!(part3はこちら

■大分
「さて、大分。」
「勝ち点17、得点13、失点11の10位。」
「失点11は浦和に並んでJ1トップの少なさ。」
「素晴らしいな。」
「山崎、梅崎などの攻撃の主力がごっそり抜けたのにな。」
「おまけに怪我人も出てる。」
「ウェズレイはご老体だし、高松もほとんど出てない。高橋もいない。よく勝てるな、これで。」
「そこがマジシャンたる由縁だな。抜けた部分を全員のハードワークで埋めている。」
「がちっと守ってしぶとく勝ちを拾うというプロビンチア流が徹底されてこの順位だ。」
「主力が抜けたとは言え、エジミウソン・ホベルトの真面目ブラジルコンビが残ったのはでかいな。」
「そうだな。去年の前半はここがぐずぐずでどうしようもなかったからな。」
「今年、気になる選手は?」
「うーん、まず森重。」
「久弥か。」
「『まだ、逝くのは早いんじゃないのかぁ~』って、生ける屍のの話ではない。」
「返事がない・・・。」
「全国の森繁久弥さんごめんなさい。」
「しかし、下手なノリ突込みほどハラハラ感溢れるものはないな。」
「振っといてそれはないだろう。」
「パスコースを探しながら、栗原が仕方なくドリブル開始するときのドキドキ感に似ている。」
「うるさい。ともかく、昨シーズンから継続された森重をリベロで使うのは正解だったな。」
「確かに、三木に比べればぐっと安定した。」
「身体が強いし、勘もいい。」
「MFやってただけあって、ボール扱いもうまいしな。」
「これから発展が期待できる選手だな。」
「他には?」
「ムーちゃん。」
「金崎か。」
「うむ。梅崎が抜けたトップ下を彼とは違う役割でこなしている。」
「確かに。」
「典型的なパサーだと思ってたけど、あの場所でやり始めてから突破や飛び出しが増えて幅が広がったな。」
「そこは若さだな。順応が早い。」
「まあ、名前付けた親の頭はどうかと思うけどな。」
「そう言うな。アトムだの夢があっていいじゃないか。」
「そのうち蛇義得火(ジャギエルカ)だの馬(バ)だの出てくるぞ。」
「あほか。まあ、ともかくムーくんは将来性有望だよ、っと。」
「後半戦、どうなるかな。」
「うーん、なんだかんだ言って残留争いに絡むとは思うけどな。」
「そうか?えらい誉めてたわりには。」
「やっぱり、ハードワークがいいとは言っても、限界がある。」
「確かに日本の夏は消耗が激しいしな。」
「試合を決定付けるタレントが3勤1休のウェズレイと発展途上のムーくんだけというのは厳しいぞ。」
「まあ、そうか。」
「ただ、残るとは思うがな。」
「だな。」
「ダメだった場合には黒魔術師シャムスカが森繁久弥を召還・・・」
「なんのためにだ。」
「まあ、降格は葬式みたいなもんだしな。」


■FC東京
「前半戦の健闘組。」
「東京その1だな。勝ち点23、得点20、失点16の3位は立派の一言。」
「城福さんが面白いチームを作ってきた。」
「人もボールも動くサッカーと言うのはたやすいが、実際にやらせるのは難しいぞ。」
「それは某代表を見れば、よくわかる。」
「言うな。」
「うむ。悲しくなるからな。」
「ともかく、4バック、3ボランチ、2シャドーで1トップという難しい布陣を、有機的とまではいかないまでも機能させたのは大したもんだぞ。」
「そうだな。ミランと同じ布陣だ。」
「やってることはまるっきり違うけどな。」
「確かにあっちのピルロ一発袈裟斬りサッカーとは正反対だ。」
「まあ、梶山にそんなことやれって言っても無理だしな。」
「梶山は無難にこなしてるんじゃないのか?」
「そうだな。適正ポジションがいまだにわからんのが困りものだが。」
「このまま引退までいくんじゃないのか。」
「まあ、そういう選手も時たまいるが。」
「さて、話を戻そう。」
「うむ。」
「この布陣の場合は3ボランチの両サイドがとても大変だ。」
「うむ。サイドのカバーに前線のフォローと仕事が多い。」
「ここに今野を使ったのはえらい。」
「確かにな。鈴木啓太と同じタイプに見えるが、彼は前輪駆動で持ち味を発揮するしな。」
「ゴール前の飛び込みなんかセンスを感じるぞ。」
「CBなんかやらせてる場合じゃない。」
「うむ。それと、2シャドーの一角として羽生もうまく使われてる。」
「まだボールが出てくることは少ないがな。」
「確かに100パーセント機能しているとは言いがたいが、彼を生かすにはあそこが一番だ。」
「後は気になるのはいるか?」
「カボレ。」
「ああ、等身大のエヴァンゲリオン。」
「走り方とかそんな感じだな。受けてよし、抜けてよしで1トップ向きだ。」
「意外に速いしな。」
「そうだな。そんなに競り合いは強くないけど、城福サッカーなら問題ないだろう。」
「後はエメルソン待ちか。」
「彼も判断がいいし、よく走る。ブラジルの羽生という感じだ。」
「やっと戻ってきたしな。」
「うむ。そして、最後は長友かな。」
「走る百姓一揆。」
「あの異常な運動量はすごいぞ。加地さん以上かもしれん。」
「この前の代表の試合でも無茶苦茶だったな。」
「どんな状況でもとにかく最前線まで走ることができるってのは大きな武器だぞ。」
「両足使えるってのもいいな。」
「そうだな。いいもん引き当てたな、東京は。」
「さて、最後に、今後どうなるかね。」
「しぶとく上位に食らいつける可能性がある。」
「ほう。」
「怪我で結構メンバーが抜けたりしたが、それを大胆なコンバートで乗り切った。」
「ブルーノを3ボランチのサイドで使ってりしてたしな。」
「そうなると、選手層も実は結構厚いし、いいところ行くんじゃないかと。」
「逆に不安材料は?」
「うーん、やっぱり安定感がないことかな。」
「出入りの激しい試合は多いな。」
「流動性を上げるってのは、不確定要素を増やすことだからな。」
「そうだな。そこをうまくリスクマネージメントできれば・・・。」
「ひょっとしたらひょっとするかもしれん。」
「平山は?」
「知らん。」


■東京V
「東京その2。」
「フッキショー。勝ち点17、得点18、失点20の11位。」
「序盤はソリッドな組織を柱谷さんだか高木コーチが作り上げていた。」
「守備はよかった。」
「ただ、これは点とれねーよ、的な雰囲気が漂ってたな。」
「レアンドロ1トップで何をしろと。」
「実質的な0トップだったな。それはそれでどうなるか興味深かったのだが。」
「誰が攻めてくるかわからん怖さはあったな。」
「ただ、それを見極める前に、すぐに『川崎の人はパスくれない』と復帰がフッキ。」
「逆だ、逆。」
「まあ、これで去年J2でやってたサッカーに戻った。」
「ブラジリアンで攻めて、日本人で守るっつう例のやつだな。」
「Jリーグスタンダードを地で行くスタイルだ。」
「そうだな。効率的と言えば効率的だ。」
「夢はないがな。」
「夢で腹は膨れないし、首も飛ぶ。」
「柱谷さんもそんなにポンポン首切られてたら、就職口がなくなるしな。」
「ともかく、それで点は取れるようになった。」
「しかし、フッキってのはどうなんだろうね。」
「どうって、すごいじゃないか。」
「いや、確かにすごいのはすごいんだが。」
「何か不満でも?」
「あいつのやってるのがフットボールだとは俺はとても思えないんだが。」
「それは言いすぎだろう。」
「いや、あながち否定もできんぞ。シュート数を見たか?」
J3さんのところにあったな。」
「80本以上撃って、2位のバレーに大差で圧勝。」
「そんなに撃ったか。」
「撃ちすぎだ。競技を勘違いしてるとしか思えん。
「奴にとってはフットボールは『力強くシュートを撃ちまくる』競技なのかもしれんな。」
「そうなんだよ。」
「100パーセント否定しきれないところが怖いな。」
「だろ?」
「まあ、それで点が取れるんだからいいじゃないか。」
「そうとも言い切れんぞ。これ、勝ってるうちはいいが、負け始めると日本人の不満が噴出する。」
「ああ、仙○台とかでよくあった話だな。」
「隠れてないっつの。」
「まあ、自分らは守備で頑張って、それで点取ってくれなきゃ、溝はできるわな。」
「そうだろ?しかもあのブラジリアン3人衆はほとんど守備をしない。」
「基本は小走りだからな。」
「リハビリか、っつう話だ。」
「だとしたら、どうするね。」
「まあ、どうしようもないんだけどな。今更チームを作り変えるわけにもいかんし。」
「そこを締めるのが監督の仕事だと思うがね。」
「柱谷さんにそれができるかどうか。」
「闘将の本領はそこで発揮して欲しいよな。」
「それか、福西先生のエルボーで調教。」
「引退後はノア入りって噂だな。」
「三沢のエルボーを受け継ぐのは奴しかおらん。」
「また、ロングタイツが似合いそうだな。」
「是非、実現して欲しいものだ。」
「なんの話だ。」