■戦評■東アジア選手権 第1節 日本VS北朝鮮 「テスト科目はなあに?」
さて、東アジア選手権。「何の得がある」、「意味がわからない」とJ関係者には絶賛好評中。位置づけがまったくわからない大会ではあるのだが、まあ、意味わからん仕事なんて世の中にはいくらでもあるぜ!ってことで諸行無常を感じながら選手の方々頑張っていきましょう。
■日本1-1北朝鮮
■短評
日本代表はダイヤモンド4-4-2。キーパーにはこれが代表初キャップとなる川島を起用。DFが右から内田、中澤、水本、なんと加地。えぇ、まじで?MFが底に啓太、右に遠藤、左に山岸、トップ下に羽生。高原がサボリで大久保、巻が怪我のFWにはこれまた代表初キャップの田代と大阪のあんちゃん。国歌斉唱が素敵だぜ、播戸。北朝鮮は5-4-1。トップには、川崎のチョン“ゴリゴリ”テセさんがいます。しかしのっけからブーイングで迎えてくれる重慶は最高。
試合はいきなり動く。メンバーが大きく変わった日本のエンジンがかかり始めるまえに、北朝鮮FWのゴリさんがゴリゴリと中央をえぐり、そのまま左足で叩き込まれて先制される。確かにドリブルはうまかったが、それしかねえこと知ってんだから何とかしろよ(笑)で、あっさりと先制されたので、ここから追う立場となった日本はギアを上げなくてはいけないのだが、いかんせん調子が上がらない。それもそのはず、メンバーが大幅に入れ替わってコンビネーションがうまくいかず、ボールが動かない。また5バックでがっつり引かれた相手を崩す有効な手段はほぼ皆無。動き出しが遅く、前線でボールを引き出すキープ力もなく、頼みの綱は19歳内田のオーバーラップのみというお寒い状況。しかし、合わないなあ、内田のクロス。ただ、それも致し方ない状況か。おそらく初めてであろう左サイドバックをやらされた加地はおろおろとピッチをさまよい、また、スペースのない状況で山岸、羽生などが生きるはずもない。遠藤は懸命にリズムを作り出そうとしていたが、相棒の憲剛がいなくては、限界がある。日本は船長を失った船のように、よろよろとピッチをさまようばかりだった。
後半もほとんど同じ。ただ、北朝鮮の運動量が落ちたので、多少の自由を得られるようになる。それでも、決定的場面はほとんどなし。田代、播戸が左右に激しく動いてポイントを作ろうとしたが、たとえ彼らがポイントを作ったとしても、それに合わせて飛び出してくることができない。技術の問題か連携の問題か意識の問題かは知らん。そのうちに業を煮やした岡田監督が前田と安田のダブル田を投入。安田も初キャップ。え?山岸アウト?ということで、安田が左サイドハーフで、加地さんの羞恥プレイ継続。そのすぐ後に、安田のクロスをそれまでも怪しい動きを繰り返してきた北朝鮮GKが華麗な猫パンチで弾き、それを前田がファーストタッチでごっつぁん。ただ、その後は大したチャンスを作ることもできずに終戦。駒野を投入したにもかかわらず、なおのこと加地さんを左サイドに貼り付けておいた岡田監督に乾杯。なんか恨みでもあるのか。
うーん、という試合内容。まず守備は及第点。点を取られた対応は若干まずかったが、ミスと言えるほどでもない。その後はほぼ破綻なし。ただ、パターン化されたカウンターをやすやすと許したのはちょっといただけないが。
課題はやっぱり攻撃・組み立ての面だろうなあ。引かれてしまったのである程度はしょうがないのだが、崩すイメージがまるでできないことには正直愕然とした。確かにメンバーは大幅に変わっている。攻撃の指揮を担う憲剛がいないことも大きく影響しただろう。ただ、それでもあまりにも拙い。ここ3戦で見られたショートパスの連続というテーマも見られず、かといってオープンなアタックにポイントを置くわけでもない。サイドチェンジをしようという意識すらない。オシム時代に頻繁に見られたオフザボールの第3の動きに至っては、「何それ、おいしいの?」というくらい稀にしか見られない。端的に言って、意図がよくわからなかった。
確かに個々人は奮闘していた。田代は持ち前の頑健さを生かして前線でポイントを作ったし、羽生、播戸はその機動力を出した。加地はやったことのない左サイドバックを破綻させないように必死だったし、、山岸は慣れないポジションと役割の中で自分を出そうとした。そりゃそうだ。当落線上の選手にとって貴重な機会なのだから。だが、チームとしてはどうか。どういう目的でどういう風に相手を崩すかという共通意図は感じられず、ただただ頑張りだけが強調される結果となってしまったのではないか。目標に至る道筋を示すことができず、ただいたずらに選手を駆け回らせた首脳陣のこの試合での意図はなんだったのか?テスト、テストというのは簡単だが、何をテストするつもりだったのか??ショートパス戦術に対応する力?戦術が漠然としている状況での対応力?対象のはっきりとしないテストはテストではなく、遊びだ。
この試合を友人とテレビで見てたのだが、後半の終わりに彼はぽつりとこう言った。「この試合、オシムどんな気持ちで見てるんだろうな。」俺も同感だ。テストでもいい。ただそこに何らかの意図があってほしい。いくら主力がいなくても、最低限それくらいは出場する選手への礼儀だろう。
■picture of player 田代有三
苦しい状況の中、前線で体を張り続けた。チーム事情もあってそれが報われることは少なかったが、屈強な北朝鮮DFを相手にしてもやり合えることを見せた。巻を頂点とするガテン系FWの山へ挑戦する資格は十分にあり。ただ、巻はゴールポストに頭から突っ込んでいくような若干頭のイカれたFWなので、足元の柔らかさなどをもうちょっと上げてそこで勝負していきたい。現状では巻と大差なし。顔はかなりいいので、ギャルの皆様は大喜び。ただ、同席していた女性(34歳、未婚)に言わせると「眉毛やりすぎ」らしいので、眉毛はやりすぎるな。
■日本1-1北朝鮮
■短評
日本代表はダイヤモンド4-4-2。キーパーにはこれが代表初キャップとなる川島を起用。DFが右から内田、中澤、水本、なんと加地。えぇ、まじで?MFが底に啓太、右に遠藤、左に山岸、トップ下に羽生。高原がサボリで大久保、巻が怪我のFWにはこれまた代表初キャップの田代と大阪のあんちゃん。国歌斉唱が素敵だぜ、播戸。北朝鮮は5-4-1。トップには、川崎のチョン“ゴリゴリ”テセさんがいます。しかしのっけからブーイングで迎えてくれる重慶は最高。
試合はいきなり動く。メンバーが大きく変わった日本のエンジンがかかり始めるまえに、北朝鮮FWのゴリさんがゴリゴリと中央をえぐり、そのまま左足で叩き込まれて先制される。確かにドリブルはうまかったが、それしかねえこと知ってんだから何とかしろよ(笑)で、あっさりと先制されたので、ここから追う立場となった日本はギアを上げなくてはいけないのだが、いかんせん調子が上がらない。それもそのはず、メンバーが大幅に入れ替わってコンビネーションがうまくいかず、ボールが動かない。また5バックでがっつり引かれた相手を崩す有効な手段はほぼ皆無。動き出しが遅く、前線でボールを引き出すキープ力もなく、頼みの綱は19歳内田のオーバーラップのみというお寒い状況。しかし、合わないなあ、内田のクロス。ただ、それも致し方ない状況か。おそらく初めてであろう左サイドバックをやらされた加地はおろおろとピッチをさまよい、また、スペースのない状況で山岸、羽生などが生きるはずもない。遠藤は懸命にリズムを作り出そうとしていたが、相棒の憲剛がいなくては、限界がある。日本は船長を失った船のように、よろよろとピッチをさまようばかりだった。
後半もほとんど同じ。ただ、北朝鮮の運動量が落ちたので、多少の自由を得られるようになる。それでも、決定的場面はほとんどなし。田代、播戸が左右に激しく動いてポイントを作ろうとしたが、たとえ彼らがポイントを作ったとしても、それに合わせて飛び出してくることができない。技術の問題か連携の問題か意識の問題かは知らん。そのうちに業を煮やした岡田監督が前田と安田のダブル田を投入。安田も初キャップ。え?山岸アウト?ということで、安田が左サイドハーフで、加地さんの羞恥プレイ継続。そのすぐ後に、安田のクロスをそれまでも怪しい動きを繰り返してきた北朝鮮GKが華麗な猫パンチで弾き、それを前田がファーストタッチでごっつぁん。ただ、その後は大したチャンスを作ることもできずに終戦。駒野を投入したにもかかわらず、なおのこと加地さんを左サイドに貼り付けておいた岡田監督に乾杯。なんか恨みでもあるのか。
うーん、という試合内容。まず守備は及第点。点を取られた対応は若干まずかったが、ミスと言えるほどでもない。その後はほぼ破綻なし。ただ、パターン化されたカウンターをやすやすと許したのはちょっといただけないが。
課題はやっぱり攻撃・組み立ての面だろうなあ。引かれてしまったのである程度はしょうがないのだが、崩すイメージがまるでできないことには正直愕然とした。確かにメンバーは大幅に変わっている。攻撃の指揮を担う憲剛がいないことも大きく影響しただろう。ただ、それでもあまりにも拙い。ここ3戦で見られたショートパスの連続というテーマも見られず、かといってオープンなアタックにポイントを置くわけでもない。サイドチェンジをしようという意識すらない。オシム時代に頻繁に見られたオフザボールの第3の動きに至っては、「何それ、おいしいの?」というくらい稀にしか見られない。端的に言って、意図がよくわからなかった。
確かに個々人は奮闘していた。田代は持ち前の頑健さを生かして前線でポイントを作ったし、羽生、播戸はその機動力を出した。加地はやったことのない左サイドバックを破綻させないように必死だったし、、山岸は慣れないポジションと役割の中で自分を出そうとした。そりゃそうだ。当落線上の選手にとって貴重な機会なのだから。だが、チームとしてはどうか。どういう目的でどういう風に相手を崩すかという共通意図は感じられず、ただただ頑張りだけが強調される結果となってしまったのではないか。目標に至る道筋を示すことができず、ただいたずらに選手を駆け回らせた首脳陣のこの試合での意図はなんだったのか?テスト、テストというのは簡単だが、何をテストするつもりだったのか??ショートパス戦術に対応する力?戦術が漠然としている状況での対応力?対象のはっきりとしないテストはテストではなく、遊びだ。
この試合を友人とテレビで見てたのだが、後半の終わりに彼はぽつりとこう言った。「この試合、オシムどんな気持ちで見てるんだろうな。」俺も同感だ。テストでもいい。ただそこに何らかの意図があってほしい。いくら主力がいなくても、最低限それくらいは出場する選手への礼儀だろう。
■picture of player 田代有三
苦しい状況の中、前線で体を張り続けた。チーム事情もあってそれが報われることは少なかったが、屈強な北朝鮮DFを相手にしてもやり合えることを見せた。巻を頂点とするガテン系FWの山へ挑戦する資格は十分にあり。ただ、巻はゴールポストに頭から突っ込んでいくような若干頭のイカれたFWなので、足元の柔らかさなどをもうちょっと上げてそこで勝負していきたい。現状では巻と大差なし。顔はかなりいいので、ギャルの皆様は大喜び。ただ、同席していた女性(34歳、未婚)に言わせると「眉毛やりすぎ」らしいので、眉毛はやりすぎるな。