日本画家だったひいおばあちゃんと、京芸で今で言うビジュアルデザインをやっていたひい爺ちゃんの絵が我が家から出てきました。
当時は戦争中だったため二人の作品は世に知られることはなかったのですが・・・
こんなに凄いのにもったいないわ!
と思った私の手により今世紀日の目を見ることに・・・!
と言っても下書きらしいですが^q^
まずは日本画家だったひいおばあちゃんの下書き↓
えぇ~いきなりパねぇ・・・これが下書きだと・・・!?
筆の線だけでこの爺さんの存在感がモリモリ!
そして赤子を抱いた爺さんの横に見るからに肝っ玉な女性(?)が。
何故弓矢を?まさか爺さんに!?
続いての下書き↓
若いころの作品だそうです。
クソウこの才能の13分の1でも私にあれば!!
ちなみにひいおばあちゃんは上村松園と並ぶ美人画家と言われた北野恒富の弟子だったようです。ヒィイおそろしや
続いてはひいじいちゃんの絵です↓
っていうか屏風です。我が家に飾ってあるためストーブがモロ見え
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人物はかなりデフォルメされていますがそれぞれの挙止動作が実に細かいです。
特にはしゃいでる子供が可愛い・・・^ω^
続いては戦場で描いたスケッチ(印刷)です。原版は譲ってくれなかったそうです。
おそらく墨と筆だけで描かれていると思われます
戦場でも水筒やらをモチーフにして描いている情念が我がひいじいちゃんながら素晴らしいです。
続いては武将の絵が見つかりました↓
裏に直線の練習がたくさんしてありました。私も1年の時墨と筆で直線の練習をしましたがこんなに上手く引けるもんじゃありませんよアレ!
武将拡大。線が綺麗過ぎる・・・
そしてこれは当時の京芸の卒業制作が載った本です。なんと昭和2年!↓
ひい爺ちゃんは「公園二題」というテーマで描いていました。恐らく日本画だと思いますが、白黒写真からでも現物の美しさが想像できます。。。
というか全ての生徒の作品が世に広まってもおかしくないレベルでした・・・
時代が時代なため、どの人もよく物を観察して絵を描いていたのでしょうけども、それにしても何この現代の絵のレベルの低さ・・・
と思い知らされるくらい当時の生徒一人ひとりの絵に対する気持ちの強さを感じました。
もう根本的に今とはレベルが違いすぎました・・・高すぎですよ・・・レベル高男・・・
果たして自分はこんな風に絵を描いているだろうかと改めて考えさせられます。