カロライナ・チカディと呼ばれる小鳥がいる。

日本の四十雀に似ている。

私の庭でも毎年巣箱でヒナを育てているが、この小鳥に感謝している。

かいがら虫を食べてくれるからだ。

柿の木は高さ8メートル、幅が10メートル以上あって、毎年500余りの柿の実が実る。

それを友達に送って喜ばれているが、その柿にかいがら虫がつく。

手で取った位では追い付かない。

それに枝先まで手も届かない。

それをチカディが食べてくれるのだ。

かいがら虫は葉が繁っていると目立たないが、落葉すると目立つ。

それがある年、白い花が咲いているように目立った。

この虫は黒い排液を出して柿の実を黒くし、洗ってもヘタの部分は黒く残る。

人に送るときには、都合が悪い。

その柿に咲いたかいがら虫を、冬の間にチカディが残さず食べてくれるのだ。

こんなに有難いことはない。

給餌台にやって来てひまわりの種を食べるが、そうすると、かいがら虫を食べなくなるので、鳥には気の毒だが給餌台を取り払った。

冬のうちから巣箱をチェックしている。

古巣が残っていると使わないので、毎春掃除もしている。

小鳥の姿を見ると、思わずありがと言う。

言葉が通じない鳥は、せわし気に餌を捜し求めていた。