レッドネックという言葉は、日本人には割りに知られていない。
というのも、日本人のレッドネックがいないからだ。
そもそもレッドネックとは、アメリカに存在するキャラクターなのだが、実際には日本人にもいる。
私がそのレッドネックらしい。
娘たちがそう言うのだから、間違いない。
アメリカでは、車の事故で動物が死ぬ。
私もフロリダにいた時、トラックで大きなイノシシに当たってトラックも被害に遭ったが、そのイノシシを家に持ち帰って、紅葉の木に吊して解体して食べた。
子どもがまだ小さい頃だ。
友達が車にはねられた鹿を持って来たので、2人で解体して、仲間を招待し裏庭で焼肉パーティーをして食べた。
そういう事をする私を、娘がレッドネックと呼ぶ。
ボロトラックに乗り、野草を食べ、自然を愛する私がレッドネックらしい。
私自身はそう思っていない。
レッドネックという言葉の意味は深く、一言では言い尽くせない。
田舎者であり、差別主義者もその中に入るのだろう。
私は差別主義者ではない。
私自身がアメリカに住む日本人だからだ。
娘がそう言うのだから、私はレッドネックなのだろう。
レッドネックの友達もいる。
まぁ、レッドネックは自分で自覚してない人が多い。
私もその1人だが、レッドネックと呼ばれる友達に私は言った。
「お前、レッドネックだってな。フィリップがそう言ってたぞ」
「何がレッドネックだ。てめえこそレッドネックじゃねぇか」
この2人、仲間からレッドネックと呼ばれているのだ。
私も含めてこの3人、自分がレッドネックだと思ってないし、気付いてもいない。
それが、本当のレッドネックなのだろう。
私にはそう思われる。
