身動きしようとする度に頬を打つ大きな手。傷だらけになった顔、腫れ上がった瞼、口の中に充満する血液の味。ひろ子は抵抗するのをやめていたわ。口にはガムテープが張られ、荒くなった呼吸を鼻だけでするのはかなり大変そうだったわ。黒の革靴が落とされ、ジーンズがワックスされたばかりの両脚を滑りながら脱がされていったわ。シンプルなデザインが施された白の下着は、まるで紙でできているんじゃないかって思わせるほど簡単に破り取られ、彼女のマン、失礼、パックリンコは丸出しにされたの。

 ドラえもんが慌ててズボンを下ろすと、いきり立った分身を全裸にされたひろ子に挿入したわ。泣かなかったわよ、彼女は。瞬き一つせずに、定まらない視点で男たちを必死に睨んでいたわ。どれくらいの間、そうしていたかしら。とてつもなく長かったような、あっという間だったような。何を考えていたのかもわからない。何も考えていなかったのかもしれない。状況は理解していた。ただ、その状況下に自分がいることを認めたくなかった。でも、認めていたんだと思う。全てを把握していたんだと思う。だからこそ、消えてしまいたかった。死んでしまいたかった。いっそのこと、息の根を止めてもらいたかった。(INHALES)

 (SILENCE)