コストとプライス
売れる価格…とは何なのか?…
商品を度外視した
この市場原理はミステリーである
予算とは何なのか…?…これもまた
僕にとってミステリーである
長く商売をして
実践経験を積めば積むほど
値段という概念が解らない…くなる…
僕は消費者として
物と価格をシビアに見るが
自社価格は俯瞰する以外ない…
このような矛盾はどうして起こるのだろうか
僕だったら自社製品を幾らで買うか
なんて
考えた事はないし
また絶対に考えられない…
買う事はないだろう
それを売るとなるわけだから
ほとんど幻覚症状に近い
もちろんコストから積み上げて
価格は決定し
売りを当て込んでビジネスは回るだろうと
予測するに過ぎない…
儲けを見越して商品を作り
店の儲けまで入れこんで価格設定し
お客さんにその全てを投げる事になる
お客さんはつまり
商業サイクルの最末端で全部を飲み
満足するか、しないかを…占う
商材をもって占う仕事が
僕らの商業だと完全に言えるのだ
それは本当にミステリアスな事である
必ず誰かが何処かで泣いている
…
それが資本主義だろう
僕は作家として
資本主義を否定したい
しかし商売人として
市場経済を擁護する…
果てしなき矛盾である。
レッドムーン後藤
ジョナサン
昔はこのようなヒップバッグは
主にバイカーズでした
レッドムーン時代の大ヒットアイテムです
今ではスタンダードですが
元祖はレッドムーン製です
バイカーブームが去って久しいですね
同じく大ヒットした
バイカーズウォレットですが
このアイテムは根強い人気で
今でもロングセラーとして
たくさんの人々のヒップポケットに
収まっています
バイカーズという形容詞ではなく
完全に商品名詞となりました
24年間頑張れたのは
お客様のおかげです
ありがとうございます
時は流れ
あの当時の少年らは
働き盛りの大人達となりました
それぞれ家庭を持ち子を育て
毎日はつらつと働く男達の姿が
目に浮かびます
その中で
トラックドライバーのレッドムーンファンの
熱烈なリクエストが
このアイテムでした
小さな声ほど大きな期待感をもっているものと我々は解釈して物を作り
世へ送り出してきました…
我々を成功へ導いてくれたのは
そんなマイノリティーかもしれない
そしてマイノリティーこそ
次の時代を作るイノベーターではあるまいか
そう考える僕らも
ニッチな局地に棲む
マイノリティーの一員だったのでしょう
話しが長くなりました
退屈ですね
すいません…
カモメのジョナサン知ってますか
トラック野郎は
ヤモメのジョナサンでした…(笑)
僕らにチャンスを与えてくれた
現代のトラック野郎に敬意を表して
このヒップバッグ
ジョナサンとニックネームを命名しました
タフで美しくまた健やかなれを祈願して
誠心誠意作り込んだ逸品です
宜しかったら傍らに添わせて下さい。
レッドムーン後藤
真夜中午前3時のワークス
皆さんお疲れさまです
明日は月曜日
元気に労働の場へ行って下さい
さて近頃の僕の作品は
完全に個人の原点に回帰し
アメリカンレザークラフトの
僕なりの解釈での神髄をはばからず
レッドムーン流の王道として
ヴィレッジワークス商品に反映させる
まぁそのような状態であります
また大儀として
それら作品をもってレザークラフトの
全国普及を目指すものです
よって新潟イベントでは
写真のようなスペシャルアイテムを
発表及び販売を提案するものです
かねてより
新潟イトウ屋さんのリクエストに
お応えすべく試案を重ねておりましたが
本日午前3時に一応の完成をみました
YouTube等で紹介させていただいた
作品をもとに担当職人相川とともに
件の代物のマスターピースを仕上げたわけです…いかがでしょうか…
細部の手直し
型紙の修正やらデカールのチョイスなど
まだまだ商品として未完成ですが
全体感や雰囲気として
まず遠からずの雛形とご認識下さい
明日、月曜日
我々の労働の場で再度挑戦したいと思います
新潟のレッドムーンファンの皆さん
よろしくお願い申し上げます
そして僭越ながら、お楽しみに!
まずはご報告まで。
レッドムーン後藤and職人相川
シンドローム滋賀
最近
この様式に凝っている
昔々のレザークラフト
しかしまさにこれこそが
アメリカンレザークラフトなのだ
あまりに原始的すぎて
初めて目にするレッドムーンファンは
驚きとため息…
新鮮なんでしょうね
いや僕だって新しさを感じている
毎日一つ作りたいが手間がハンパじゃない
体力勝負は少し苦になるお年頃です
(笑)
まぁでもやりましょう!
そうそう現品
見れる店が一ヶ所だけあります
滋賀のRMシンドローム
オーナー店長のハラダ君
親切で賢くて度胸がある男で
とっても頼りになるアニキですから
皆さん行って下さいね
この人は実業家です
ついこの間
会社に直談判に来たと思ったら
あっという間に店をオープンさせて
僕もすでにイベント経験しちゃいましたからね(笑)
出来る男は違いますね~
彼はおそらく自分とうちの会社を
信じてくれているのでしょう
強いですね
信じきってる人を裏切ることは
普通絶対にできません
むしろその情熱と期待を
何倍にもしてお返ししようと努めます
それがレッドムーン流の精神です
彼は訪問先を
間違えていませんでした
また我々も
選んだ人を間違えなかったのです
…なんてね
それに今日は気分上々の僕ですから(笑)
レッドムーン後藤