プレーヤー

職人というのはプレーヤーだと


僕は解釈している


練習や修行はいざ知らず


成果は誰かに見てもらいたい


腕を誰かに知らせたい


自分の仕事を評価してもらいたい


寡黙な職人であっても


偏屈な変わり者であっても


その実


みんな誰かに見てもらいたいものです



僕は良く知っているのです


コツコツと修練を重ねた


来る舞台やステージ

フィールドやリングにかける


ミュージシャンやアスリートと


なんら心根は変わらないものです


正々堂々と


真剣勝負にそれまでの力を蓄え

その場の一日を楽しむわけです



革職人の世界は


そうであるべきだと


レッドムーン後藤流は考えたのです



最高のプレーヤーを


僕は育てるつもりでいます



レッドムーン後藤