一人のために…
レッドムーン
創業時
怒れる
俺の分身のために
物作りを開始した
…『カッコイい物が
…無ぇじゃん!』
40にして生意気盛り
(笑)
世界のブランドは
そんな一人の大富豪の
御用を伺っていたのだよ
時は流れて
ご覧の時代がきたわけだ
…
俺は今でも
『一人のため』に
物を作っている
『誰か…』にである
想像する
自分の分身かもしれない
もし俺が『○○』だったら
みたいなね…
こんなモノ
あんなモノ
…欲しいだろう…ってさ
ご馳走みたいなモンかね
〈?〉
ゲイの感性って凄いよ
彼らが想像する
分身…?…
そこへアプローチするんだね
俺もホンモノになろうかな
…(笑)嫉妬だな‥
昔
ある靴屋に挑戦した
ここんちの
オーダー靴は60万
製作期間
一年
下手すりゃ死んじゃうよ
(笑)
完成品は
俺に言わせりゃ足袋…
文句言って縁を切った
オーダーの靴は
俺には一目で判る
‥カッコ悪いからだ
(笑)‥まぁいい‥
俺の物作りは
一人のために思いを込めて
その一人に利益が
あるように…造る
もちろん個人的な
特定はないが
俺の心が創り上げた
〈純愛的ロマンス〉である
その結果は
デザイナーとしての
俺には何ら関係ない
結果に関与するのは
流通業の仕事である
ラジオのDJを
引き受けた時
局部長に質問した…
「ラジオって何?」
男前の部長は
食い気味に言った!
『独りの為に!』
まぁ殺し文句だよ(笑)
一発で引き受けた
『俺のスタイルだぜ
アンタら』…!(笑)
俺も殺し屋になっていた
(笑)
レッドムーンって
特別なスタイルでしょ
つまり
昔昔の今をときめく
スーパーブランドと
同じ考え方(スタイル)
そして作り方なんだね
それ相応の資本が
つけば
80年後は世界ブランドで
売り上げ数千億でしょう
(笑)可能性‥0じゃないよ
今を生きる
全ての人間に関係ないな
(笑)
家族のため
会社のため
全く考えた事が無い
本当に気の毒に思う‥
俺が考える
『誰のため‥』…?…
の物作り‥
その物を愛してくれる
たった独りの誰かのため
ラジオの向こう側の
たった一人の誰かへ‥。