余談 | Mr.REDMOON 後藤惠一郎オフィシャルブログ K-GOTO'S EYE Powered by Ameba

余談

客に

世界最高品質の

生ハムをだしたら

客は

「美味い」と言った…

シェフは

『当たり前だよ

世界最高のヤツだ!』


しかし

シェフは満足しなかった

…『伝わってこねぇ

その旨味の有り難み

てぇもんが…』…

シェフは考えて


一緒の皿に

そのワングレード下の

生ハムを盛りつけて

客に出した…

引き立て役の生ハムだって

そんじょそこらにある

代物ではない


皿の上には

食べ比べの生ハムが

二色で並んでいた


片方は赤身

下の階級品…極上の味だ


もう一方のピンク身


馬鹿でも解る(笑)

上等なチーズ食わして

育てた豚のモモ肉だ


これは

美味いというより


「すいませんでした‥ァ」


俺はナキをいれた(笑)


この時のシェフの顔

忘れない


砂糖水で顔洗った後に

蜂蜜で歯を磨き

ビルから飛び下りる

瞬間みたいな顔してた


要するにとても

満足していた様子(笑)


大阪北の新地に

新しい贔屓屋を見つけた


再訪店したこのあいだ


件の生ハムのプレートを

注文した


講釈はほぼ同じだった


俺はこの店の

オーナーシェフを


大好きになった(笑)


料理がどんだけ美味いか

やはり知りたいはず


確認作業は必要だろ

幾らなら食うかい?


そんな事できないからね

(笑)

生ハム

いやぁ


怖い食べ物だ…(笑)