鋭い眼 | Mr.REDMOON 後藤惠一郎オフィシャルブログ K-GOTO'S EYE Powered by Ameba

鋭い眼



ロードサイドの小売り屋の衰退には原因がある。大手の進出、町全体の不活性化、景気など―――、RMが創業されたアメカジ(?)全盛期('93)をピークにあった町のカジュアルショップも現在は生き残りを賭けた戦いの過渡期であり、残念ながら消滅を余儀無くされた店も多い。現実である。 本人達にすれば本当に厳しい現実であろうが、ハタから見れば「間違い」であり、誰でも経験する失敗なのだ。 ぼくのいる世界での小売り屋の「間違い」は小売業の在り方を勘違いしたところにある所が多く、メーカーの作るモノを評価し、付加する事をオリジナルと称してOEMしてしまった事だろう。 小売り屋は小売り屋、メーカーはメーカーであるのにと思うが本人達はデザイナー兼商品プロデューサーだと思っているところが情けなく、カッコ悪いのだ・・・そして売れ残る。 大手のセレクトだって一番残すのはSHOPオリジナルであり、SHOP別注なのだ、それはそうだろう。これらの商品には基本的に開発コストがかかっていないから商品にオーラが無く存在感がウソ臭い、ユーザーの眼は金を出す鋭い光を持つことを忘れてはいけないのに。