本日の朝より気になっていた記事になります。
文春オンラインからの抜粋記事になっていますので、
信憑性の高いものだと思っています。
表題からは余りにもダークなイメージになっていますが、
記事の内容については共感できるものだと思います。
「幹部自衛官」
幹部自衛官になるためには、
絶対に行かなければならない学校である
幹部候補生学校(OCS)
昔のことですが、σ(゚∀゚ )オレも受験希望があり、
地域事務所に相談に行ったことがあります。
当時は医療職(臨床検査技師)の応募は無かったので、
現在の病院に勤務しております。
防大関係のブログを見させていただいておりますが、
幹部候補生学校は初級幹部に必要な事項を叩きこまれる、
大変厳しい学校だと聞いています。
有名なのは海上自衛隊幹部候補生学校(広島県江田島市)。
学校内は艦艇扱いにて、
幹事付きA:赤鬼(防大卒)と
幹事付きB:青鬼(一般大卒)が暴れまくっているという、
旧海軍兵学校の流れを受け継ぐ「伝統墨守」の学校。
とにかく厳しいと学生時代から聞いていました。
その厳しさは今でも続いているようです。
航空自衛隊幹部候補生学校(奈良県)については
情報がありませんので分かりません。m(__)m
陸上自衛隊幹部候補生学校については
σ(゚∀゚ )オレの親友が部内選抜課程にて、
当時は約6ヵ月程いました。
中学卒業後から自衛隊に入隊しました。
(高等工科学校:当時は少年工科学校)、
当時は相当厳しかったと語っていました。
近くには高良山という山があり、
定期的に訓練が行われていたそうで、
これが結構きつかったと言っていました。
タイムレースがありますが、
現時点での最高記録保持者は
日本五輪代表でマラソン選手として活躍された、
悲劇のランナーである円谷幸吉さんだそうです。
未だにこの記録は破られていないようです。
幹部候補生学校の教官である自衛官も人間なので、
「ONとOFF」は使い分けないと心身ともに参ってしまいます。
教育隊と呼ばれているようで、
班長は1等陸尉もしくは2等陸尉の幹部自衛官。
年齢にして26~30歳前半くらい。
そりゃ結婚もして幼い子供がいてもおかしくはありません。
それに単身赴任者も多いと聞いています。
だから仕事が終わって週末には居酒屋にいることもあるでしょうし、
仕事が終われば鬼教官から優しいお父さんへとなりますよ。
ほのぼのとして良いのではないでしょうか。
σ(゚∀゚ )オレなんか臨床実習生や若い現役看護師から、
今でも鬼とか悪魔とか陰で言われています。
決して意地悪ではなく、
時として厳しいことを遠慮なく躊躇なく言う性格からでしょう。
某大学から臨床実習生として来た学生のほとんどが、
過去の話しですが、一度は⚡を落とされていますから。
それが嫌な負の伝統として残っているようです。
σ(゚∀゚ )オレは危険人物じゃないだけど…。
OCSの教官とσ(゚∀゚ )オレとの共通点があり、
それは生命に関わること、安全管理、
自分が出した報告結果がその後に繋がること。
直接的なことであれ、間接なことであれ、
コンプライアンス等遵守しなければならないこと。
違反した場合には厳しい指導を入れますね。
パワハラだと騒ぐ奴も実際にはいますが、
教育的指導の許容範囲内に収めています。
ただ上長よりも怖いことはσ(゚∀゚ )オレも認めております。
実際の話しですが、
部下から物言い(苦情)がありましたが、
それについてもしっかりと反論しています。
「σ(゚∀゚ )オレがいう前に、何故指導しない・出来ない!」
「何を指導しているんだ、自分のことを棚上げにして!」
「自分が何をしてきたのか、σ(゚∀゚ )オレが納得するように話せ!」
まあ、簡単ではありますがこんなもんです。
それ以外にもありますが、
それを挙げるとキリがないことや削除されそうなことなので、
あえて書きませんが…。
自衛隊の世界は、防衛大学校での定期訓練の世界では、
もっと怖いことでしょうね。
「人の生命」に携わる仕事とはこういうものです。
医療とは比べ物にならない位の厳しい世界だと思います。
これから長男坊主はその世界に入っていきます。
そして将来の日本国を背負っていくことになります。
どの分野で活躍するのか、出来るのかは分かりませんが。
23歳・24歳で幹部自衛官として社会に出ていきます。
中間管理職という立場なので厳しいとは思いますが、
「幹部自衛官としての顔」と「普通の社会人としての顔」
どうか上手く使い分けてくれればありがたいと思います。
厳しいだけではいけない、優しさだけでも人は育たない。
ONとOFF ギアチェンジとブレーキ
これをうまく使いこなさないと心身ともにダウンします。
ドイツの有名な社会教育学者で、
医療の世界では臨床教育学としての手本となった、
「一般教育学」を書かれたW・フリットナー。
彼は人間を生物学的存在とした場合に対して、
どのように教育すべきか?
これを題材にしながら
相手の存在を認めること・尊重すること
これを大事にすることを提唱されました。
私の大学時代の一般教養での講義ですが、
履修してから30年以上経過しましたが、
今でも覚えていることです。
これを、このことを胸に刻んで日々過ごしております。
相手を認めなければ、ただのイジメに過ぎません。
それは指導でも何でもありません。
また相手を認めなければ、自分も認められません。
どの世界でも共通したことだと思っています。
自衛隊幹部候補生学校の世界でも同じことです。
当然ながら国防関係を中心に学ぶことになりますが、
防衛大学校とは違った人間性や世界観を学ぶ場になると思います。
一般大学卒と合流することで、色々と学ぶことが多いと思います。
幹部候補生学校は上級学校ですからね、
このような記事のことも知りながら、
多くのことを吸収して、社会人としての自覚をもっていただきたい。
σ(゚∀゚ )オレはあと何年生きていられるかは分かりませんが、
防衛大学校の卒業は幹部候補生としての道へと繋がります。
そして将来の幹部自衛官としての責務と誇りを忘れずに、
周囲との調和。協力と自己啓発に努めて欲しいと思います。
社会人であることを忘れないで欲しいと思います。
決して奢ることなく、毅然とした態度で努めて欲しいと、
心より願う次第です。
これから一般幹部候補生として入隊する方々へ、
自己に負けるな、自己に責任感を…。
エールを送りたいと思います。