重いと思えば重くなり、軽いと思えば軽くなる。

それが、重いか軽いかを決めるのは自分だけだ。

そうやって強い人間と弱い人間が生まれていく。

ウェイターがフォークとスプーンを片手で器用に使って、前菜を取り分けるようにして。


私は気丈な彼女の細い体に、少しの間だけもたれ掛かろうとしている。

そしてそれは多分、相手も同じだと思う。


その少しの間はもっと早くに来るべきだった。

それが救いだったのだから。


人間関係の結び付きとは、潜在意識での意味と意味の結び付きであるのだから。