恐ろしく変わった。
食わず嫌いでは無く、本当に好きではなかったのに。
半年前はクラシックばかり聴き、本を読み耽ている自分なんてものは想像だにしなかった。
ビジネス本や小説をあらかた読み終えて、古典や英文を読み始めたのには自分の事ながら驚かされる。
普段、会社から帰りまた出社するまでの僅かな時間を、寝る間も惜しんで勉強をしていたけれど、そもそものそれは必要悪であったように思う。
副業にしても訴訟が終了すると、必要性が著しく減退した為か身が入らなくなったが、今となっては客と一緒になって遊び思いを巡らせるのも、それはそれで楽しい刺激であるように考える事が出来るようにもなった。
結局の所、何処に辿り着いたかと言えば、心から学びたいとそしてそれを好きだと言える自分であろうか。
27年も掛かってやっとこさ自分をコントロール出来るようになったのは、自分の心がしっかりとそれに向かったからであろうとも感じる。
不思議と辛くは無いし、恐怖も無い。
ただある人との為に失敗する事は出来ない。
人間とは最悪の時に最高のものを見つけ出す生き物であるかな。
いま私は今まで手に付けなかった所へ触手を伸ばしているのだろう。
足りなかったものを補う為に。
伸びなかったものが伸びるようになったのだから、しばらくはこのまま放っておいてもみたい。
そして、きちんと結果を出せる人間に育てる事が出来れば、人生を楽しんで生きる事も出来るのではないだろうかと感じる。
一人で世に立つ為に必要な何かがここにはある気がする。
週末業として、1000人から1万円引っ張った1年を少しの自信に変える何かも。
頑張らずにでも生きてこられたから、頑張るというものが苦痛に見えた。
でも、決してそんな事はなかった。