広瀬すずちゃんの出てるTVCMで流れてるドーンの「幸せの黄色いリボン」。あの歌好きだなぁ。
 山田洋次監督の映画「幸せの黄色いハンカチ」の元ネタ!と思いきや、「俺が元だ!」とか「いやいやこっちの文献のが先だ」とかいろいろ揉めてる(揉めてた?)らしい。映画の原作のクレジットは、ピートハミルっていう歌とは関係ない人になってる。
 まぁそのへんの話はさておき、あの歌との出会いは、高校二年の吹奏楽部の定期演奏会で演奏したのが最初だな。その後、原曲を聴いて歌詞の内容知って…という流れ。
 だから映画より先に歌は知ってた。映画はとても良かった(封切り当時、何回か観たんじゃないかなぁ)んだけど、音楽がちょっと(日本映画音楽の巨匠佐藤勝さんだよ失礼!)…ドーンの歌使えばいいのにって当時思った記憶がある。
 でも、今になって考えるとやはりあの音楽だったからこそ、日本人の心に響いて大ヒットしたんじゃないかと思う。元歌(ネタ)の内容ってカントリーの世界だよね。女々しくてわがままで、それでいてカラッとドライな感じ。それまでの高倉健さん(が演じてきた役どころ)とか山田監督が描いてきた寅さんだったら、手紙なんか出さないで、ただ陰から見守るだけだと思うんだよね。それをああいうアメリカンな設定ながら見事に日本人の心情にマッチするようにしたのは、やっぱり山田監督の手腕ですかね?…というあくまで個人の感想でした。
 さっきウィキペディアで検索したら、日本のテレビドラマ版っていうのも作られてて、そっちではドーンの歌が使われたらしい。
 まぁとにかく、いつ聴いても幸せな気持ちになれる歌のひとつです。広瀬すずちゃんが可愛いからかな?