東大 Red Gate -2ページ目

東大 Red Gate

ようこそ東大へ

こんにちは。

Red Gate代表の松本勝です。


Red Gateの活動や大学設立プロジェクトを行う中で、企業の方とお話しする機会が多くあります。

その中で必ずと言っていいほど話題に上がる、教育と採用活動のボーダーラインについて書きたいと思います。


ここでいう教育とはキャリア教育の事で、私達が進めている大学設立プロジェクトや企業が行うインターンシップがこれに当たります。


教育と採用活動のボーダーラインとは、例えば企業が学生に業界セミナーなどを通じて接触した場合、どこまでがキャリア教育で、どこからが採用活動なのかという線引きの事です。



このようなトピックが焦点になる原因の一つに、採用活動開始時期の早期化が挙げられます。


すなわち、企業の採用活動開始が年々前倒しになり、学業に支障をきたしているのではないかと経団連が警鐘を鳴らし、採用活動開始時期の後ろ倒しを進めている事から始まっています。


企業からすれば、優秀な学生に他社が手を付ける前に青田買いしたいのは当たり前です。


しかし、そこに何の規制もなければ、どこまでも採用開始時期が早くなって、経団連の言うとおり学業に支障をきたしてしまいます。


そういった意味で、経団連の倫理憲章は意味のあるものだと思います。


しかし、キャリア教育という観点からすると、日本は欧米に比べてずっと遅れていて、学生が実際に仕事に触れて本当にやりたい事を見つけるための機会がないまま就職活動が始まり、何となくのイメージだけで何十年も働く企業を選んでしまう。


ある意味、これの方がずっと大きな問題点だと思います。


企業もキャリア教育、インターンだと言って早期に学生を集め、本当はそこで採用活動をする。

そんな企業が横行したために、余計に経団連はそういった教育の名の下の採用活動に神経を尖らせています。


では、この問題を同時に解決する方法はないのでしょうか??


これに関して、私は一つのアイデアがあります。


それは、経団連直下で、企業が行うキャリア教育のコンテンツを審査、監督する組織を作ればいいんです。


例えば、それをコンテンツ審査協会とでも呼ぶことにしましょう。

すなわち、企業が学生に対してキャリア教育と言ってコンテンツを提供する場合には、事前に協会に企画書を提出し、承認を得て実施する。


協会は、企画書通り教育として行われているかを、現場に派遣する、もしくは後日録画した映像を通じてチェックする。


協会はそのレポートを経団連に提出し、経団連が教育と採用活動のボーダーラインを明確にコントロールし、そのもとでキャリア教育を積極的に推し進めていく。


どうですか?良いと思いませんか?


もちろん普通に考えて、私のような力のない人間がこんな組織を作り上げるなんて到底無理でしょう。

しかし、これくらいしないと日本の教育は良くならないんじゃないかと本気で思います。


本気で思うならやってみよう!!


これから10年以内に実現する目標にとりあえず入れておきます(笑)



東大 Red Gate http://red-gate.jp/ 松本勝






にほんブログ村