ある一つの疑問、いや思いが浮かんできた。
それは私の今やっている練習とは、
単なる“即席”なのではないか……!?
惰性的にはしまいと、
毎日工夫はこらしているつもりだが、
大量の時間を必要とすることや、それ自体根本的に集中力も釣り合わない為、到底要領を得ているとはいえない。
しかし、それをしないとした後では、自分の演奏が余りに違い過ぎるのだ。
それでは大して身になっていないじゃないか、
無駄な練習だ……
と言われれば、
私は意地でも断固として違う、と言うだろう。
では、一体この“差”はなんなのだろう?
やはり“真の継続”なのだろうか・・・
…そして、それだけでなくもう一つ、私に決定的な問題点が最近になって浮上してきたのだ。
それは曲の精度。
はっきり言って、ノーミスで弾ききれる自信のある曲は一つとしてない。
あっても、『禁じられた遊び』くらいだ……
ああ情けなさ過ぎる。
…だが、この二つの問題の解決の糸口は、案外単純で根本的な問題であったりする。
私の質なのだろう…
詰めが甘いのだ。
せっかく発想があり、“のっけ”は勢いづいても、最後まで集中力が続かない。
丁寧でない。
それは、曲に対しての細かい分析や、難所の攻略を怠ることも要因の一つだし、
第一、抽象的な表現ではあるが、
私は何かしらに“任せて”しまっているのだ。
私の生来の質だ。
他力本願。
そんなものどこにも繋がっていないじゃないか、
と思われたことだろう。
全くその通りだが、
しかし、今の私にはそれが最もしっくりくる。
自分で自分を全て行わなければいけないのだ。
誰も直しちゃくれない。
己が己の姿を知り、
己をただひたすらに高めることを怠ってはならない。
まして、演奏においては言うまでもなく。
このひ弱な世間知らずに、
そこだけは責任と意識を持ってもらわねばなるまい。
己で勝ち取り、己を正せ。
貴様の最大の欠点はそこだ。
間違ってもいい。
だが、貴様のすることは全て貴様以外のなにものにも責任は問われない。
貴様は重荷を背負っているのだ。
貴様の意志で。
貴様が望むなら、道は開こう。
しかし、それは貴様が作ってゆくのだ。
もう今までのようにはいかない。
いいか?
今後甘えたことを決して口にするな。
貴様のその根性が、
全てを駄目にしてるんだそのことが解るか?!
今しかないんだよ、治すのは……。
よく考え、立場を弁えろ。
SUNDANCE.