今回の函館旅。
行こうよの誘いに、ジャジャ丸が一つ返事で乗ったには、わけがある。
それは、
土方歳三 最後の地
以前書いた京都旅で訪れた、坂本龍馬のお墓よろしく、幕末に心ときめいている彼。
中でも土方歳三に魅せられており、函館と言えば、この鬼の副長が追い込まれ命を落とした、北の果て。
最後の最後まで楯突いた旧幕府軍
新政府軍により囲まれ、袋のネズミ
包囲され孤立した函館戦争。
最後は彼の魂であった剣ではなく、
馬上で弾に、倒れた。
そして、新たな時代が始まった。
いち早く着物を脱ぎ捨て、洋装がお好みだったそう。ハンサムだから似合ってるわネ♡
函館の地では見違うほど温厚で、
酔ったら困るので皆一杯だけじゃ!などと時にお茶目に酒を振る舞い、
部下に慕われたという…
という訳で、土方歳三さん巡礼旅。
まず向かったのは函館観光と言えばの赤レンガ倉庫、山手イギリス館、朝市、ではなく、こうした観光名所が集まる半島の反対側、津軽海峡を望む立待岬でした
港の景色、夏と冬はずい分違うなあ。
続いていざ次なるが大本命
歳三の眠る碑へ!
此処から山を少々登ってゆきます
車ぜんぜん通らない道をテクテク
ちょっと下を見下ろせば、海!
アタマガサムイ..と私の帽子を奪い、でも目的地を楽しみに、すごくウキウキで前を行くジャジャ丸
しっかし変わりやすい山の天気
また暗くなって吹雪いてきた…!
眼下の海から冷たい風がびょうびょう吹き付け、雪道もだんだん溶けた雪が靴を濡らし、ああ寒い冷たい辛いっ!!
やっと見えてきました入口
つるつるの階段、最後のひと踏ん張り
そして、着きましたー
碧血碑
とは、土方歳三が祀られている碑。
今でこそ函館観光大臣の土方サンですが、幕府にたてついた輩ですから、長らく祀られるどころか弔われることもなく、野晒しであった。そして明治政権に入った後にやっと、この碑が建てられたと。
さて碑の名の由来は、中国より
「萇弘は蜀に死す。其の血を蔵すること三年にして. 化して碧と為る 」 〜荘子〜
つまり、
義に殉じ命を終えた武士の血は、三年後には美しい碧石となる
そうな…
そしてね、此処に着いたら
今度は空が明るくなってきて
高く美しく澄み切った、
碧い空が見えたのでありました*
*つづく*