最初のdestination、Stresa ✳︎
州都にミラノを据えるロンバルディア州内に、北イタリアの湖水地方と言われるエリアがあります。
北にはアルプスを望み、その麓に広がる幾つもの湖。
私たちが今回選んだStresaは、Lago Maggiore(マッジョーレ湖)の湖畔に位置する、湖水地方を代表する観光拠点となる街。
イタリア国内だけでなくヨーロッパ中で人気がある、贅沢な湖畔のリゾート。
澄んだ青い湖と新緑の山々と共に、花の街との名もあるくらい、街全体が大変に美しい景観でした。
鉄道が通っているのでアクセスも便利。たった少し北上するだけで、とても優雅な時間を過ごすことが出来ました*
父の転勤により幼少期は滋賀県で過ごしましたワタクシ、
滋賀・・・ええ、琵琶湖とその後ろにそびえる比叡山。
イタリアきっての湖水地方と比べるのもナンですがネ、湖&山には格別な思い入れがありまして✳︎
(えっ、近江の湖と比べるなかれ、?!笑)
そして誕生月5月は、イタリア語でMaggio。
ねっ、ハネムーンの五月にLago Maggioreをどうしても訪れたかったワケなのです、へへへ♡
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Day.1 : Milano到着 → Stresaへ
ブォンジョルノ~イッタリーア♪
ドゥェ カップチーノ、ペルファヴォーレ♪
チャイナエアラインでぐったりするも、旅の始まりですもの♡
イタリア到着後、そうそうにテンションの高い私を白い目で見るジャジャ丸と共に、朝のカプチーノ♡
朝イチでミラノ・マルペンサ空港に到着。入国審査はちょっと並んだけれど、それでも9時半には終わった。が、予約しているStresa行の電車の出発まであと3時間もある。
前回スコットランド騒動の教訓を生かして、これまた随分とトランジットに余裕ある便を予約したのだが、今回は待ちぼうけ時間ナーシ。
でもトラブルあるより、順調な空便に感謝しなくっちゃあネ!
そしてジャジャ丸も私も、旅する時はかなりのんびりタイプでして。
事前予約済の交通機関と‘毎日の食’、を除いては、予定は未定なのである。
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列車チケットは変更不可とはいえ早い電車で移動も出来たが、長旅の後、ゆるり空港で休むこととした。
朝の到着ゲート前には、ドラマがいっぱい。
イタリアンファミリーの、お出迎えの激しさにはビックリ!
ティーンな女の子だって、そのパパ大好き度は凄いものがある。
スラリと伸びた足に、真っ白ジーンズがお似合い。ふわふわパーマのロング髪をなびかせて、颯爽と歩く少女。まだティーンだろうけれど、既に醸し出している、なんともイイ女っぷり、この色気!羨ましいワ~っと思って眺めていたら、
‘Pappa~♡’
向こう20メートル先に立つ男性へ向かって、ダ‐ッシュ!そして、びょーんっと飛び乗り、ハグハグハグ!
・・・えっ、10年来の再会です?!
我々の横の席には、クールなイタリアン男性。
濃い、顔も服も、何もかもが濃い。新聞を読んでいる横顔も何ともサマになる。渋い。何てダンディーなんだ!
が、突如鳴り響く携帯の音をスイッチに、新聞ぽーんっと放り投げ、到着ゲートへダ‐ッシュ!
それにはこれまた、ボーイッシュなショートの似合う美人奥サマと、くりくりお目めの愛らしい娘サン。
二人同時に抱きかかえ、全身全霊のハグ。
で、そのまま・・・・・固まる。
・・・10秒、20秒、いや1分、もう3分くらい?!抱き合ったまま動かぬファミリー。笑。
ああ、これぞイタリアだわね~
数々の幸せファミリーは、私たちの旅のスタートから、幸せ気分にさせてくれました*
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さっ、移動移動。
Milano Malpensa AirportからStresaまでは、約1時間半。
途中、Busto Arsizioという駅で一度乗り換えます。
プチ鉄子でございますので、楽しみにしていたイタリア鉄道♪
この旅の中で、あらゆるタイプの電車に乗ることが出来たことは、大いに魅力的でした♡
まずは、Milano Malpensa Airport~Busto Arsizio (約15分)
シートのカラーブロックが可愛い列車。
メールで送られてきた、QRコード入りのPDFファイルを印刷して、車掌さんが来たら切符代わりに提示します。
通常のチケットは、乗車前にプラットフォームの印字機で打刻が必要ですが、このPDFはただ印刷したものを、チケットチェックに来た車掌さんに提示すればOKとのこと。こんな紙デス。
プラットフォームをはしごするだけだけど、階段のみなのでスーツケースの上げ下ろしは中々タイヘン!
Busto Arsizio~Stresa (約55分)
これはまた、ドローカル路線でした。列車に乗る際も5段ほど段差があり、よっこらしょ。
窓も薄汚れていて、座席は小さい。幸いにもラッシュ時を越えていたので、ソコまで混んでいないのには助かりました!
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小さな、Stresa駅に到着!
駅の前の小道。サイドの木が、何とも言えない風情。
小道から湖はすぐそこ。湖畔に沿って、ホテルや住宅地が並びます。
住宅も一つ一つが大きく、緑にあふれていてとてものどか✳︎
Stresaでの宿は、こちらを選びました!
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Via Sempione Nord 1, 28838 Stresa, Italy
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エレベーターがあるので、荷物も安心。
予約したのは、Double Room with Balcony。
ベットも大きく、クラシックで落ち着きあるお部屋です。
最上階の2階(日本で言う3階)の1室。
有り難いことに、湖側の大きなバルコニーのお部屋をアサインしてくれました☆
ミニバーにあったプロセッコを早速、ポンっ♡ サルーテ♡
長フライトお疲れサマっ、とバルコニーで休憩。
このホテル、前に広々した庭園が広がっています。
バルコニーのすぐ横には背の高い木々も生え、高台から望むビューはとても気持ちが良いんです!
空・湖・新緑・花々を視野に独り占め♡
イタリアはとにかく日が長く、午後15時~18時頃は気温もMAX,とても暑い!
Stresa滞在中は、ちょこちょこホテルに帰っては、このバルコニーでのーびのび。
リラックスタイムを謳歌しました。良いお部屋を頂いて、本当に感謝です*
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17時を過ぎたころ、やっとホテルを出て、市内へと向かいました。
湖畔沿いの遊歩道を約10分ほど歩けば、すぐにレストランやショップが集まる街の中心に出れるのだけれど、
あまりの綺麗さに、思わず足を止めちゃう。
この湖畔に添って真っ直ぐ延びる、遊歩道ウンベルト1世通りCorso Umberto I から、湖に浮かぶボッローメオ諸島を見渡すことができます。
この湖の透明度!行きかう真っ白な船がなんとも優雅♡
(あれ、やっぱりブラックバスが激増中の我が琵琶湖とは、ちょいっとチガウかしらあね、笑)
結局、宿を出てすぐの湖畔にて、ごろろろーん。
湖から抜ける気持ちの良い風と、木々や花々の香りに吸い込まれ、また昼寝。
最初のジェラートも堪能♡ ああ、幸せなり。
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初日のイタリアンディナーは、‘Ristorante La Botte’にて。
全てジャジャ丸に一任した、今回の旅の食事♡
さっすが魂かけてリサーチしていただけあって、どこもとーっても美味しくて私は大満足でしタ♡
幾つかのレストランは、出発前にジャジャ丸が四苦八苦しながら電話でリザベーションしていたのですが、
お店:‘Okey, your name please? (では、お名前お願いします)
ジャジャ:‘I am ××’ (××です。)
お店:‘........That’s it?!’ (......えっ、それだけ?!)
ってゆうやり取りが何度もあったそうw
中国人の名前はアルファベット2文字や三文字が多いけど、イタリアンの名前は長そうだものネ。
Spaghetti alla carbonara
しっかりアルデンテ麺に絡んだ、濃厚なチーズの香り豊かなカルボナーラ。
サイドには大好きカリフラワー。
フライト&移動日でさすがに疲れもあったので、今夜は軽めにっとシェアしたのですが、
結局、がっつりビーフステーキをレアで頂きました♡
ローズマリーの香りと、新鮮なオリーブオイルをたっぷりつけて、いただきます!
結局どちらも重いメニュウでしたが、ペロリ。
お肉に合わせて、赤はそれでもヘビーかなあと心配していたので、お店のお姉さんお勧めてしてくれたロゼを頂きました。ゴクリゴクリ♡
こじんまりしたお店ですが、大混雑。予約しておいてよかった!
マネージャー女性はじめ、お店のスタッフたちもニコヤカで、とても気持ちの良いレストランでした(=^・^=)お勧めです♡
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La Botte
Via Giuseppe Mazzini 6/8, 28838, Stresa, Italia
+39 0323 30462
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お店を出たのは9時半頃だけど、まだ日の入り前のイタリアの初夏。
沈みかける大きな夕日。そして夜桜ならぬ、夕薔薇を堪能しながら、湖畔散歩♪
オープンバーもたくさんありますが、決して混雑はしておらず、広々ゆったりとした畔です。
高級リゾート地であるStresa。
畔に添った大通りには、歴史を誇る格式高い5ツ星ホテルもたくさん並んでいます。宮殿のような華やかさ。そこに集まる人々も、ああヨーロピアンの社交場ねえというリッチな雰囲気でした♡
それでも敷居がウンと高すぎるということもなくって、本当に心地の良い空気が流れている街です。
これから歳を重ねて、いつかアニバーサリーで二人でもう一度訪れることが出来たらいいナ♡
そんな風に思う、とてもロマンチックでエレガントな、Stresa。
・・・だがしかし、まだまだロマンチック・カップルとは程遠い私たち・・・
あっ、バラの向こうに、Playgroundダ!
Shall we?
Of course! Why not! Nobody there!!
運動神経ワルそーな漕ぎ方の夫・・・