ゼロテン。 at Ikebkuro

　
　
宣言通り床屋に立ち寄る。


この店のオーナーはタカシさん。
一人で経営している。
年は一個上。
目白に来て一年と半年位の間の、
自分に関する事全てを見て来ている、唯一信頼できる先輩だ。


この方について詳しく語るのはまた別の機会にするとして、
スタートラインの一歩手前に今立っているという訳だ。


大袈裟に言うと運命の分かれ道。
言わば戻る事のできない時間軸。
このゼロ点に繋がる線の先は四つ。


1.新潟
2.長野（松本）
3.山梨（甲府）
4.神奈川


どうする。


最近ハマっている麻雀の事がふと頭をよぎった。
この旅に大きな目的や大志は無い。
とりあえず九州に着けばよい。
とどのつまり安手。


だったらアガルだけならテンパイ重視で受け皿を広く。
そこから導き出される次の行き先は、、





3.山梨（甲府）。





気変わりした時に1、2、4の何処へでも行けるからな。


そんな訳で出発進行。
って、もう17:00かよ。
宿が心配じゃ。


じゃぁの。
　
　

夏、なん、だな。 at Mejiro

さてさて、

どっか行きたいってだけで深夜に飛び出した俺。

20リットルのグレゴリーのバッグの中身は、

ジーンズ

七分たけパンツ

ポロシャツ

ノートPC

LAN回線

ミニバック

愛読書『チャリンコ日本一周記』　著者：川西　文

と、軽装備という側面から考えれば、それなりにそろっているじゃぁまいか。

やるじゃん俺。

下着、タオルなんて今じゃコンビニで普通に売ってるんだから、

ポイ捨てすりゃぁいいのよ。

なんて事言ってたら、AC(公共広告機構)に怒られそうなんで前言撤回。

物は大切にね。

とか考えながら飯でも食おうかと、入ったのは、

天下の『すきや』。

家のそばの『すきや』の牛カレー。

2008年夏季旅行記念すべき一食目は、

家のそばの『すきや』の牛カレー(大盛りチーズトッピング豚汁付き)。

と、この事実に文字でどう色彩を加えようとしても、しょぼい。

実際の旅なんてこんなもん。

これぞリアル旅。

しょっぺぇー。

ま、いいや。

後々名古屋の『ひつまぶし』とか出てくんだろ。

そのうち。たぶん。きっと。

とりあえず松屋で飯食って、

今俺、満喫。

池袋ロサ会館の満喫。

うわー、なんてリアルな。

しょっぱ！

これもまぁいいや。

理由があるのだ。

今早朝。

て事は電車動いてない。

今夏。

て事は暑い。

髪切ってから旅でた方がいんじゃね？

とりあえず旅に出たという形で床屋に一番近い満喫で寝ればいんじゃね？

と、完璧に後付けの理由を作れたところで、

おやすみなさい。

あ、

じゃぁの。

俺は鬼、柿は人。 at Start Point

追々自分に纏わる事は語るが、ここでは省く。

自分が何者であるかなんて今は重要ではない。

ただ今から旅に出るって事を言いたいだけなんだ。

あぁ、せめて今出発する場所だけは言っておこうか。

出発地は目白。

理由：目白在住だから

と、『俺、旅出ます！』宣言したけれど、

目的が無ぇ。

困った。

いつもなら、目的があってから旅立つのに。

そういや柿本 の奴が九州に帰省してたっけ。

なら話は簡単じゃ。

俺鬼になるから、柿本 は逃げろ。

それじゃぁ鬼ごっこ始まり。

じゃぁの。