Artist Frankie Ruiz
Album ORO SALSERO
Genre Salsa Romántica
Frankie Ruizは、1980年代、90年代に活躍したアメリカのサルサミュージシャンで、トロピカルな雰囲気にメロウで聴きやすいサルサだ。そのようなサルサをSalsa Románticaと呼んでいる。
Fania All Starsのようなハードでカッコいい硬派のサルサとは対照的だ。
Frankie Ruizのサルサは、休日にリゾート地のホテルやビーチで、トロピカルドリンク、カクテル、モヒートを飲みながら聴きたくなる。
数あるサルサがある中で、何を聴けばいいか迷ったら、まずは、Frankie Ruizがおすすめだ。
独特の張りのある声が素晴らしい。
このベスト盤の前半は、ノリがあって勢いのあるLa Rueda Vuelve A Rodar(1曲目)とPrimero Fuí Yo(3曲目)、リラックス時に聴きたくなるリズムカルなAhora Me Toca A Mi(2曲目)とVoy Pa’Encima(4曲目)と聴きやすい曲で楽しませてくれる。
中盤は、シリアスな雰囲気のPara Darte Fuego(7曲目)、Me Acostumbré(8曲目)、哀愁漂
後半は、疾走感があるTu Eres(12曲目)、ものさびしさを感じるOtra Vez(13曲目)、Tu Con El(14曲目)は、サルサ特有のリズムで気分を明るくさせてくれる。
アルバムのラストを飾るMi Libertadは、シリアスでどこか懐かしさを感じるノリのいいサルサだ。
このベスト盤に収録されている15曲はどれもよかった。
しかし、Frankie Ruizを知る上では、15曲だけではとても足りない。そのくらい素晴らしいアーティストだ。