Artist   Curtis Mayfield

Album   the very best of CURTIS MAYFIELD

Genre   R&B, Funk

 

おすすめアーティスト、カーティス・メイフィールドは、シカゴソウル、70年代ソウル界に多大なる影響を与えたアーティストだ。

シカゴソウルは、モータウン、フィリーソウル、サザンソウルと並ぶソウルミュージックのひとつである。モータウン、フィリーソウル、サザンソウルは、イメージしやすいのだが、シカゴソウルは、明確なイメージが無いため、説明が難しい。

モータウン、フィリー、シカゴソウルは、ノーザンソウル(北部)と言われ、ノーザンソウルの共通する部分は、ゴスペルユニットが多く、都会的に洗練されたソウルが特徴だ。

特にシカゴソウルは、聴きやすいサウンドなので大衆化されている。

カーティス・メイフィールドは、インプレッションズに在籍していて、その時から影響力があった。1970年に脱退し、それ以降はソロアーティストとして数々の名曲を残した。

シカゴソウル = カーティス・メイフィールドと言っても過言ではない。

このベストアルバムの曲順は、ほぼオリジナルアルバムのリリース順で構成されていて、広く浅く収録されている。カーティス・メイフィールドとシカゴソウルを大まかに知ることができる。

 

1枚目は、70年代初期にリリースされた以下のアルバムから数曲づつ収録されている。

Curtis (1970)

Roots (1971)

Super Fly (1972)

Back to the World (1973)

Sweet Exorcist (1974)

Got to Find a Way (1974)

There’s a place like America Today (1975)

群を抜いて優れているアレンジが効いたダンサブルな曲、どことなく懐かしさを感じるノスタルジックの曲が、多くのリスナーを惹きつけ、大衆化されている。

 

2枚目は、1976年から1990年までリリースされた以下のアルバムから数曲づつ収録されている。

Give, Get, Take and Have (1976)

Never Say You Can’t Survive (1977)

Short Eyes (1977)

Do It All Night (1978)

Heartbeat (1979)

Something to Believe In (1980)

The Right Combination (1980)

We Come In Peace with a Message of Love (1985)

Take It to the Streets (1990)

70年代後半以降は、時代の変化とともにサウンドも変化するが、カーティス・メイフィールドの曲には、どことなく70年代のフレーバーが残っていて、ファルセットボイスが、曲を引き立たせている。ノスタルジックの曲と相性がとてもいい。