Artist FANIA ALL STARS
Album THE BEST OF FANIA ALL STARS ¿QUÉ PASA?
Genre Sslsa、Latin
自分にとって、Fania All Starsは、サルサに興味を持ち始めた時に、初めて聴いたバンドである。このアルバムは、ベスト盤というわりには、サルサがメインではなく、ラテンサウンドが半分を占めていてるラテンアルバムだが、初めて購入したアルバムなので特別な思いがある。
現在、You Tubeで手軽にサルサを聴くことができるが、アルバムを購入して聴いてこそ、これからは、色々なサルサをもっと聴きたい、もっと知りたいと決意が高まった。それ以降はサルサは、ソウルやロックと共に、より身近で親しみを感じる音楽ジャンルとなった。
Fania All Starsは、ファニア・レコードのアーティストメンバーを中心に、ニューヨークで結成され、70年代にサルサを世界中に広めたバンドだ。
曲によってボーカルやプレイヤーが違うので常にメンバーは固定されず、バラエティーに及んでいるのが特徴だ。
サルサの有名アーティストの中には、Fania All Starsに在籍していたアーティストが、とても多い。P-Funkみたいな感じだ。
1曲目 Ella Fue (She was the one)
温かみあるラテンロックの曲で気持ちが穏やかになる。
2曲目 Coro Miyare
各プレイヤーの見せ場があるカッコいいハードサルサ。
3曲目 Picadillo
ラテンロック、ラテンジャズ系の雰囲気のインストゥルメンタル曲。
4曲目 Juan Pachanga
ボーカル ルーベン・ブラデスの曲。イントロのビブラフォンが心地よい。
5曲目 Donde
晴れた空の下で聴きたいラテンロックのインストゥルメンタル曲。
6曲目 Foofer Soofer
Barで聴きたいシリアスなラテンロック、ラテンジャズ系の雰囲気のインストゥルメンタル曲。
7曲目 Isadora
セリア・クルスのパワー溢れるボーカル、踊れるサルサナンバー。
8曲目 Fania All-Stars’ Cha Cha Cha
哀愁漂うスローテンポのラテンのインストゥルメンタル。
9曲目 Los Bravos
1つの曲とは思えない、色々な展開のあるノリのいいサルサ。
10曲目 ¿QUÉ PASA?
アルバムのタイトル曲。ラテンフュージョンのインストゥルメンタル曲。
11曲目 Prepara
哀愁漂うルーベン・ブラデスのラテン曲。
12曲目 Peanuts (The Peanut Vendor)
ほのかなファンクのフレイバーが、70年代のシリアスな雰囲気を感じさせる。
13曲目 Sin Tu Cariño
ラストにぴったりのボーカル ルーベン・ブラデスの爽快で気持ちいいサルサ。
本来、Fania All Starsは、70年代の雰囲気も相まって、全体的にシリアスな感じだ。
70年代のかっこいいサルサを感じさせるAhora Vengo YoとDescarga Faniaをこのアルバムに入れてほしかった。ライブ盤に入っているらしいのだが、入手困難な為、とても高額で手が出せない。
Fania All Starsに興味を持ったなら、ボーカルでは、エクトル・ラヴォー、ルーベン・ブラデス、プレイヤーでは、ウィリー・コロン、レイ・バレット等のアルバムを聴いてみるのもおすすめだ。
Fania All Starsは、正にサルサの登龍門なのだ。