グラティアスちゃんの引退が決まりました…。
前走は札幌でしたが、次があるはずだし、お盆のときで直前の飛行機が取れなかったので、行くのを断念していました。
まさか掲示板を外すとは思っていなかったですし、未勝利だとしても、障害も練習していましたし、障害が無理だとしても恐らく地方からの出直しがあると思っていました。
それが、この日が愛馬としての最後の出走になってしまったとは…
この仔はこれまでもたくさん見学してきたし、応援の遠征も行きました。
初めて会った1歳のときから、この仔は老け顔で若々しくなく、かと思うと見学中に立ち上がったりするなど気性面では幼い感じで、そのギャップが本当にかわいかったです。
北村宏司騎手のおかげでゲート試験も合格したんですよね。
北海道でも何度か会えたし、放牧されるたびに会いに行ったりもしました。
本当に信じられません…。
あまりにもショックで、この仔の行き先が本当に心配です。
だって、まだまだ気性面が幼いから、乗馬としてやっていけるかなぁって心配…。
せめて地方から復帰してほしかったです…。
グラティアスちゃん、お疲れさまでした…。
最後となったレース、お友達が写真を撮ってくれて、許可をもらったので掲載します…。
レッドグラティアス 牡 3歳父：シンボリクリスエス 母：サンクスアロット 母の父：サンデーサイレンス
美浦：大竹 正博 厩舎
2019.08.18
8月18日レース後コメント（6着）
石橋騎手「前走が他の馬に合わせてしまって自分の競馬ができなかったので、今回は距離損を承知で外を早めに上がっていくつもりでした。今までより馬に気が入っていたのもあってスタートから行き脚がつきましたし、内枠でしたが前半で外に出すことができました。モタれる感じがないわけではないですが、そこまで気にならなかったですし、道中は息も入って上手に走ることができました。ただ、3コーナー手前から自分のリズムで上がっていきたかったのですが、外から来られたので一緒に上がって行かざるを得ず、息が整わないうちに仕掛けることになってしまいました。そのぶん最後は苦しくなってしまいました。どうしても最後にもう一段スピードが上がらないですが、止まることなく最後まで頑張ってくれてはいます。着も外してしまい申し訳ございません」
大竹調教師「北海道に来てから、気も入って状態が良かったので期待していましたが残念です。どうしても最後にキレないので、どの距離でも同じような競馬になってしまいますね。勝てるだけの力はあったと思いますが、結果を出せず申し訳ございません。権利も取れず未勝利戦への出走は難しいと思うので、今後についてはクラブ側と相談させていただきます」
2019.08.22
大竹正博厩舎/新潟競馬場
昨日まで曳き運動で調整。本日、新潟競馬場に移動。
大竹調教師「先週のレースで最低限権利を取って次に繋げたかっただけに結果を出せず申し訳ありません。レース後は函館に戻って曳き運動で調整していますが、ソエの痛みが多少はあるものの歩様などは大丈夫そう。今週で函館が使えなくなりますし、この後の札幌には適した番組もありません。厳しい状況にはなりますが、連闘で今週の新潟に投票したいと思い、今日の午前中に新潟競馬場に向けて出発しています。格上挑戦も含め、投票ギリギリまで他馬の動向を見たいと思います。今週除外になった場合は、そのまま新潟に滞在させるか、美浦に一度戻すかはコンディション次第ですが、何とか使えるレースを探していければと思います」
※今週は除外のため、今後については馬のコンディションを確認しながら判断します。
2019.08.28
美浦：大竹正博厩舎
Ａコース１周半
大竹調教師「先週のレースは除外になってしまったので、日曜日に美浦トレセンに帰厩させました。昨日、角馬場で乗った時はトモに疲れが少しあるように思いましたが、今日乗った感じではトモの入りも悪くなかったですよ。月曜日のチェック時に両前の中筋を触診すると痛みがあったので、念のため今日の運動後に患部のエコー検査を受けましたが異常は見つかりませんでした。今日の午後からもう一度状態を確認して、大丈夫そうなら今週の新潟に投票する方向でいきたいと思います」
2019.08.29
美浦：大竹正博厩舎
角馬場で運動。
大竹調教師「今日は角馬場で軽めに乗っていますが、歩様も大丈夫そうですし、覇気もあるのでレースを使える状態にはあると思います。ただ、昨日の想定を見たところ、未勝利、５００万どのレースにいっても節で使えそうにありませんので、投票は見合わせました。なんとか未勝利を勝たせてあげたかったのですが、結果を出せず申し訳ありません。今後については関係者間で協議して決めさせてもらいます」
2019.08.30
引退
本馬は8月18日の札幌競馬に出走し6着での入線。この結果とこれまでの競走成績を踏まえ本馬の今後について関係者間で協議をおこないました結果、残念ではございますが引退の結論に至りました。出資会員様へは追って書面にてご報告いたします。長い間、レッドグラティアス号にご声援いただき、ありがとうございました。
大竹調教師「前走で権利を取ることができなかったので厳しい状況になるのは覚悟していましたが、中１週を考慮して馬体のメンテナンスを中心に進め、今週の新潟で最後の未勝利戦に臨むつもりで準備をしてきました。何とか出走できればという思いで投票当日も情報を収集しながらギリギリまで各馬の動向を見ましたが、残念ながら節の関係で抽選にもかからない状況。未勝利戦への出走が叶わない現状を踏まえてクラブ側と相談させてもらい、最終的には引退ということになりました。障害転向という選択肢もありましたが、大型馬で脚元への負担も心配でしたし…すみません。勝てる力がありながらチャンスを掴ませてあげることができず、本当に申し訳ありません」
どうか次の馬生が幸せでありますように…。