順調に! ~イリスちゃんの近況(育成~12/25まで)~ | 思いつくままディーヴァちゃん応援ブログ

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レッドディーヴァちゃんで一口馬主デビューしてから、愛馬たちへの思いを、思いつくまま書き綴ってます。東京TC、キャロット、ローレル、バヌーシーのみなさま、よろしくお願いします♪また、生産牧場のアラキファームさん須崎牧場さん発田さんを熱烈応援してます!

ニホです~usa

続いてはイリスちゃんです!

この仔はDVDを見てたら、とっても柔らかく歩いてて、
その歩様は一目で気に入りました♪ニコニコ
あとは、お顔も素朴でかわいいんです~ニコニコ

血統だけ見てみると、ステゴ×マックイーンなので、
おおお!って感じですけど、とても小さな仔ですし、
気性的にも、女の子なので、恐い感じはありません~。

ただ、前脚の爪の具合がちょっと心配です~。
熱感があるとのことらしいんです…しょぼん
早く治ってくれるといいのですが…。
とにかく、今は無理せず、しっかり完治させてほしいです!

イリスちゃん、頑張ってね~アップ



東サラ レッドイリス 牝 3歳
父:ステイゴールド 母:レインボーフェロー 母の父:メジロマックイーン
(美浦) 二ノ宮 敬宇 厩舎

2014.09.30
(坂東牧場)
マシン運動、夜間放牧。馬体重380キロ。
この馬なりに成長していますが、まだ小柄なので、マシン運動と夜間放牧のみですが、豊富な運動量は確保できています。秋を迎えて線の細さは徐々に解消されてきましたし、精神的なゆとりも出てきたように思います。10月中には騎乗馴致に移行する予定ですが、それまでは飼い葉を食わせ更なる成長を促していこうと考えています。


2014.10.31
(坂東牧場)
軽めのキャンター2000m。馬体重392キロ。
夜間放牧を継続して体力強化、馬体の成長をうながしてきましたが、この中間から騎乗育成部門へ移動して馴致を立ち上げ、その後は馬場での乗り出しも開始しています。父の仔らしく気性がピリピリしているため、装鞍から丸馬場での乗り馴らしに至るまでひとつひとつ慎重に進めてきましたが、馴致メニューにおいては難しい面も見せずクリアしてくれました。今は馬場で軽めのキャンター2000mを乗っていまして、小柄ながらも芯の強さや負けん気を感じる動きを見せています。



2014.11.28
(坂東牧場)
キャンター2400m。馬体重382キロ。
この中間は周回コースでキャンター2400mの調教を重ねています。まっすぐ走らせることとコーナーで手前をしっかり変えさせることを意識しながら乗り進めていますが、以前に比べて冷静に対応できるようになっていますね。キャンターを始めてから一時的に萎んでみえた馬体もここにきて回復傾向にありますし、飼い葉をしっかり食わせながらスケールアップに努めていきます。脚元や体調面には問題ありません。


2014.12.26
(坂東牧場)
角馬場で準備運動を行った後、周回コースにてキャンター2400mをじっくり乗り込んでいます。ペースは平均23秒前後ですが、不定期でハロン21秒までペースアップしながら反応を確かめています。まだ馬体に成長の余地は残していますが、気性面は安定していますし、飼い葉もしっかり完食していますから、これからの成長が期待できると思います。今後も引き続き馬体の成長と基礎体力の強化に努めていきます。上旬には二ノ宮調教師の確認を受けています。馬体重388キロ。


2015.01.15
(坂東牧場)
角馬場調整後、周回コースにてキャンター2400mを継続しています。ペースはハロン25~20秒ぐらいですね。まだ390キロ台ですし、時期的にも攻める段階ではありませんから。引き続き、馬体の成長と基礎体力の強化を目標にじっくり進めていきます。暖かくなる3月頃まではキャンターを継続の予定。ペースアップはそれ以降ですね。良いものは感じるのでじっくり開花を目指します。


2015.01.30
(坂東牧場)
角馬場で体をほぐした後、周回コースにてキャンター2400m。馬体重392キロ。
周回コースでハロン23~20秒ぐらいのところをじっくりと乗っています。父の産駒らしくピリッとしたところのある馬ですが、このぐらいのキャンターでも内に闘志を秘めて首をグッと下げて真面目に駆けています。まだ小ぶりではありますが、腹周りに厚みが出てきましたし、以前よりも張りが出てきたように思います。肌艶もよく体調も良さそうなので、現時点で大きな課題は見せていません。引き続き基礎体力を養うために、今ぐらいのペースでじっくり長めを消化していきたいと思います。

2015.02.13
(坂東牧場)
屋内周回コースでキャンター2500mをハロン20秒ぐらいまでのところを乗っています。体はまだ400キロ弱ですが、全体の張り艶は悪くありませんし、キャンターでは大きな走りを見せています。精神的な成長も見られますし、徐々にでも前進していると思います。調教のレベルを上げるのは3月4月ともっと暖かくなってからになりますが、その時のためにも今のうちにしっかりと基礎体力を養い、ステップアップがスムーズに行くようにしたいですね。


2015.02.27
(坂東牧場)
マシン運動60分、ダク1000m、キャンター3000m。馬体重400キロ。
この中間も体力強化を念頭にハロン22秒前後のペースでじっくり乗っています。休まず乗りながら食べたもの少しずつ実になって、馬体のシルエットにも良い変化が見られます。ただ、走ろうとする気持ちは強いのですが、まだ動きの方と噛み合っていない印象もあるので、角馬場でのフラットワークを取り入れながらキャンターの質を向上させていきます。3月一杯くらいまではこの形で基礎を固めていくことになると思います。先週、二ノ宮調教師の確認を受け、このままじっくり進めて欲しいとの指示を受けています。

2015.03.13
(坂東牧場)
マシン運動60分、ダク1000m、キャンター3500m、坂路調整。馬体重400キロ。
長めのキャンターで十分に乗り込んで徐々に芯もしっかりしてきたので、この中間から坂路調整を開始しています。やり出してからも飼い食いが落ちることもなく、体は400キロをキープ。まだ小さいことには変わりありませんが、骨格的にまだ伸びる余地があると見ています。先日来場した二ノ宮調教師も、『ステゴの牝だし小さいのは問題ない。馬はまだ良くなる余地もありそうだから、じっくり進めて秋以降を目標にしていこう』とおっしゃっていました。この子も牝馬らしくカリカリしたところのあるタイプですので、うまくメンタルケアしながら成長を促していければと思います。


2015.03.31
(坂東牧場)
マシン運動60分、ダク1000m、キャンター3000m、坂路調整。馬体重401キロ。
引き続き長めの距離をじっくり乗ってスタミナ強化に努めながら、状態を見て坂路も取り入れています。真面目に稽古に取り組んでいますが、まだ気持ちだけで走っている印象が強いので、体全体を使って後肢を力強く踏み込めるように促しています。常に体の使い方を意識しながら乗り進めることで、走りの基礎であるキャンターの質を高めていければと考えています。馬体重はほとんど変わりありませんが、骨格的にも成長の余地を残していますし、青草を摂れる時期になれば張りなども変わってくるはずですよ。まだ成長途中ということもありますので、現時点では下地をしっかりさせるメニューが中心ですが、次のステップに向かうための大切な地固めの時期だと思っています。

2015.04.15
(坂東牧場)
引き続き3500mの長めのキャンターを主体に乗り込んでいます。ペースはハロン24~25秒ぐらいから終い17秒ぐらいまでのところです。今は成長を促す時期ですので、この短期間での大きな変わり身というのはありませんが、それでも乗りながら徐々に落ち着きが出てきたのは何よりですね。父の産駒らしくピリッとしたところがあって、走っていても気ばかり急いて体が追いつかないようなところがありましたが、長めをじっくり乗ることで体力がついてきて、馬自身にも多少の余裕が出てきたのだと思います。まだ走り出すとピリッとしたところはありますが、そこはうまくなだめながら前傾姿勢に変換し、さらにキャンターの質を高めていければと思います。小柄な馬ですが、飼い葉はしっかり食べていますし、運動負荷をかけても体が減るようなことはありません。まだこれから成長してくると思います。先生とも秋以降の始動と話し合っていますし、当面は焦らずジックリ進めていく方針です。まだまだ変わり身が見込めると思いますし、春、夏と良い形で過ごして、納得のいく形で厩舎に送り出せればいいですね。


2015.04.30
(坂東牧場)
マシン運動60分、ダク1000m、キャンター3400m、坂路調整。馬体重406キロ。
引き続き長めのキャンター主体の調整ではありますが、ここにきて不定期ながら坂路にも積極的に入れるようにしています。足取りを確かめるようにハロン21秒程度のゆっくりとしたペースですが、坂路の方が力みなく走れていて感触は悪くないですね。微増ながらスリーサイズにも良い変化が見られますし、少しずつではありますが全体にしっかりしてきています。この先も継続的に長めを乗って筋肉量の増加に努めていきたいと思います。


2015.05.15
(坂東牧場)
マシン運動60分、ダク1000m、キャンター3400m。馬体重418キロ。
この中間は坂路は控えて長めのキャンターを主体にハロン20秒、週2回程度、終いに17秒ぐらいまで伸ばす形で乗っています。ちょうど体が成長しているところなので、一旦坂路はお休みして成長を促す意味で長めをじっくり乗るようにしています。以前よりも体力がついてきて最後までキビキビ動けるようになってきましたし、体の張り艶なども格段に上がってきています。冬場は毛も長くて小じんまりしていたので、お世辞にも良い見栄えとは言えなかったのですが、ここにきて良い成長を見せていますね。まだ速いところをやる段階ではありませんが、だからこそここから更に伸びしろがあると見ています。じっくり手をかけるだけそれに応えた成長を見せてくれますので、今後もしっかり基礎を固めていきたいと思います。


2015.05.29
(坂東牧場)
マシン運動60分、ダク1000m、キャンター3400m。馬体重417キロ。
この中間も長めキャンター主体の調整で順調です。基本はハロン20秒前後で乗っていて、不定期でハロン16~17秒のところも取り入れています。飼い食いが良くなり長めの距離でもしっかり乗り込めるようになっていますし、稽古を重ねるごとにトモに丸みを帯びてきました。小柄ですが、各パーツのボリュームアップは明らかですし、全体のバランスも良くなっています。体が変わってくれば相乗効果で動きも変わります。この馬の場合も、以前よりも大きなストライドで走れるようになってきていますね。ただ、そうは言ってもまだ成長の途中。心身共に若い部分が残っていますし、ここから更に変わってもらわなければなりません。夏の間、継続的な乗り込みで更なる強化につとめていきます。

2015.06.15
(坂東牧場)
マシン運動60分、ダク1000m、キャンター3400m。馬体重422キロ。
この中間もメニュー自体は前回同様になります。来月くらいまでは地力の強化、芯からしっかりした体をつくることがメインとなってきますので、あまり速い時計にはこだわりません。まずは土台がしっかりしていなければ、いたずらに速い時計を出しても意味はないですからね。今時期のトレーニングがトレセンに入ってからも、そしてその先も生きてくると思っています。いまは丹念に長めの距離を乗って心肺機能の向上、体力増強、体づくりに専念したいと思います。もちろん馬のタイプによっては早くから攻めて早めに使ってというパターンもありますが、本馬の場合は秋デビューが見込まれていますし、一頭一頭に適したメニューとして考えた上で取り組んでいます。今は地味に映るメニューかもしれませんし、一日やったからといってすぐに効果が出るものではありませんが、日々のトレーニングの積み重ねにより、着実に体は良い方に変わってきています。


2015.06.30
(坂東牧場)
マシン運動60分、ダク1000m、キャンター3400m。坂路調整。馬体重421キロ。
この中間も長めのキャンター主体の調整ですが、体もしっかりしてきたので、隔週で坂路に入れて15-15も消化しています。馬体重は変わらなくても体にメリハリがついてきましたし、徐々に厚みも出てきています。ただ、やはりまだ随所に心身の幼さは残していますし、秋以降の始動と目標がはっきりしていますので、当面は現行のメニューを続けていきます。坂路も定期的にいつといつとは決めず、基本は隔週にして、心身の状態を見ながら臨機応変に対応していくスタンスを取りたいと思っています。

2015.07.15
(坂東牧場)
マシン運動60分、ダク1000m、キャンター3400m。坂路調整。
この中間も基本は長めのキャンターですが、馬の状態や精神状態を考慮しつつ坂路も取り入れています。多少カリカリしたところはありますが、制御が難しいということはないですし、動きもキビキビしているので、長めの調教で我慢させながら走らせてきた効果は出ているようです。これからはこちらも暑くなってきますが、体調管理に気を付けながら現行メニューを継続していきます。


2015.07.31
(坂東牧場)
マシン運動60分、ダク1000m、キャンター3400m。坂路調整。馬体重426キロ。
この中間も長めキャンター主体に週1ぐらいで坂路(F16~17秒)に入れています。気温の上昇と呼応するかのように調教の動きがだいぶ良くなってきました。コースよりも坂路に入れた時の方が推進力のある走りを見せてくれますね。馬体も426キロと彼女なりに成長してくれていますし、馬が良い方に変わってきているのを感じています。この後もじっくり体をつくっていきます。

2015.08.14
(坂東牧場)
マシン運動60分、ダク1000m、キャンター3400m。坂路調整。馬体重422キロ。
この中間も長めキャンター主体のメニューは変わりありませんが、週1か2週に1回ぐらいの割合で坂路で15-15を取り入れています。15-15も問題なくこなしていますし、予定通り順調ですが、先生の方から、もう少し涼しくなってからピッチを上げて欲しいと指示をいただいていますし、馬自身もまだ成長途上のところもありますので、今月いっぱいは現行メニューを継続の予定です。それでも馬は徐々に成長していますし、これから余裕のある各パーツを締めていく調教に切り替えていけば、もうひと変わりあるんじゃないかと思っています。そのためにも、もう少し体を増やしていきたいですね。


2015.08.31
(坂東牧場)
マシン運動60分、ダク1000m、キャンター3400m、坂路調整。馬体重424キロ。
引き続き基本は長めのキャンター主体に乗っていますが、週1回坂路でF16秒のところも消化しています。周回コースでは砂の入れ替えにより以前よりもパワーを要する状態になっているのですが、堪えた様子もなくしっかりとした脚取りで動けているので、着実に地力は強化していると思います。今後も長めを丹念に乗ることで、さらに心肺機能を高めていけたらと考えています。小柄ですが、以前のひ弱さ、線の細さは解消されつつあり、肌艶も良好で体調の良さが伺えます。まだ師から具体的な移動時期の連絡はありませんが、今後は本州への移動も視野に入れつつの調整を進めていきます。

2015.09.15
(坂東牧場)
マシン運動60分、ダク1000m、キャンター3400m、坂路調整。
引き続き長めのキャンターを軸に坂路調整を併用のメニューとなっています。先日来場した師からは、「これから15-15を定期的に取り入れてみて、どんな反応を見せるかで移動時期を検討したい」とのことでした。小柄ながらも芯はだいぶしっかりしてきたので、速いところにいっても良い動きを見せてくれるといいですね。力のいるコースでもしっかりとしたキャンターを踏めるようになっているので期待しています。


2015.09.30
(坂東牧場)
マシン運動60分、ダク1000m、キャンター3400m、坂路調整。馬体重441キロ。
担当スタッフ「この中間も体調面に不安はなく、週1回は坂路で終い重点ながらもF15秒で元気よく登坂しています。調教を重ねながら地力強化してきたことでストライドが徐々に伸びるようになり、着実に前進しているのが分かりますね。先日来場した二ノ宮師が『ずいぶん体が良くなったね。立派になってきたよ』とおっしゃっていた通り、前月比で20キロ近く増えてきました。この調子で芯からしっかりした体作りを継続していきます」


2015.10.15
(坂東牧場)
マシン運動60分、ダク1000m、キャンター3400m、坂路調整。
担当スタッフ「馬は元気で体調もよく、稽古も前回からのメニューを継続しています。長めのキャンターを軸に定期的に坂路で15-15を消化して、スタミナの底上げと瞬発力を増すような調整を心がけています。今は440キロ前後を保っていますが、来場当初から小柄な馬で他馬に比べてもやや成長はゆっくりかなと見ていましたので、まだトレセンに入ってバリバリやっていけるというイメージは湧きませんが、基礎訓練は十分にこなしていますので、トレセン近郊に移動して調整していく形なら問題ないと思います。まだ具体的な移動時期は決まっていませんが、先生とも相談して今月を目途に北海道から送り出せればと考えています」

2015.10.21
(坂東牧場→ドリームファーム本場)
馬運車の都合がつき次第、22日(木)か23日(金)にドリームファームに向けて出発予定となりました。
担当スタッフ「他馬に比べて成長がゆっくり目だったので、焦らず基礎を中心にじっくり乗り込んできました。速いところも週1回は消化してきましたが、まだ速い乗り込みは必要だと思います。とはいえこちらは寒くなってきて、そろそろ馬の方も冬支度が始まってしまうので、この辺りで本州での調整に切り替えることになりました。体調面等に不安はないので、輸送で体が減ったりしなければいいですね」

2015.10.22
(坂東牧場→ドリームファーム本場)
本日、坂東牧場を出発しました。明日、ドリームファーム本場へ到着予定です。

2015.10.23
(ドリームファーム本場)
本日、無事にドリームファームに到着しました。到着後は体が410キロ前後と減っていますので、しばらく環境に慣れさせながら、軽めの調整で様子を見ていきます。

2015.10.30
(ドリームファーム本場)
今週から馬場で普通キャンターを乗り始めました。チャカチャカして新しい環境に戸惑っているようなところも見られますが、キャンターにいっての感じは悪くないですね。こちらも飼葉の好き嫌いなどを把握しきれていないので馬には申し訳ないのですが、飼葉をモリモリとはいかず、入場時と数字的にはあまり変わりません。しばらくは馬の様子を見ながら普通キャンターで乗っていき、馬体の戻り具合とも相談しながらと考えています。小柄な馬でパワー不足は感じますが、走りが軽くて手先の伸びがいい馬ですね。慌てず徐々に調整ペースを上げていきますよ。

2015.11.06
(ドリームファーム本場)
だんだんと飼葉の好き嫌いも見えてきて、ここ2~3日は残さず完食してくれるようになりました。まだ、さすがに見た目に大きな変化はないですが、少しずつ増えていってくれればと思っています。調整メニューは変わらず普通キャンターでじっくりという内容。小さくてチョコチョコした動きなんですが、動かしてみると走りが良いので15-15へ移行しようかとも思っているのですけどね。せっかく飼葉を食べはじめてくれたところですし、ペースを上げてまた食欲が落ちてしまっても困るので、もう少し様子を見てからにしました。メニュー自体は順調に消化してくれていますので、体や馬の雰囲気と相談しながら進めていきます。環境には慣れてきた様子で、馬場でも落ち着いてきていますよ。

2015.11.13
(ドリームファーム本場)
飼葉も食べてくれるようになって体にもふっくら感が出ていましたし、軽めのメニューながら稽古の雰囲気も良くなっていたのですが、昨日の夕方に左前の跛行が確認されました。跛行は左前だったのですが両前の爪に熱感があり、強く脈を打っていたので、すぐに獣医と装蹄師を呼んで診てもらいました。レントゲンを撮ってみても特に問題は見られませんでしたが、治療を施してもらいましたので、現在は舎飼で様子を見ています。今日は跛行も落ち着いていましたので良化傾向にあると思いますが、しばらくは獣医とも相談しながら舎飼で経過を観察していくことにします。

2015.11.20
(ドリームファーム本場)
変わらず舎飼で様子を見ていますが、爪に熱感も無く落ち着いています。今日もレントゲンを撮って獣医に診てもらいましたが、歩様も問題なく、獣医からも運動の許可を得ることができました。明日から曳き運動をはじめますので、爪の状態を確認しながら慎重に進めていきたいと思っています。馬自身は元気いっぱいですが、走るのは少し我慢してもらわないといけないですね。

2015.11.27
(ドリームファーム本場)
この中間も曳き運動30分という内容で進めています。爪に関しては、もう見た目は全く問題ない状態。あとは獣医からの許可がどのタイミングで貰えるかというところです。また繰り返しては意味がないので、獣医も慎重に判断したいとのこと。週に2回は診てもらっていますので、まずはこのまま現行のメニューで進めていきます。いまは楽をさせているので、乗り出してからどうかという部分はありますが、リラックスしていますし飼葉の食いも良好です。運動量が増えてもモリモリと食べてくれれば、今後の調整も進めやすいんですけどね。

2015.12.04
(ドリームファーム本場)
曳き運動で様子を見ていましたが、今週からロンジング(調馬索運動)に切り替えています。この中間も注意して見ていますが爪の状態に問題はないですし、悪くなっているということはないはずです。明日、爪のレントゲンを撮って装蹄師と獣医師に診てもらいますので、乗り出しを開始できるかどうかは、そこでの結果次第となります。馬は飼葉もしっかりと食べてくれて気持ちも安定していますので、この雰囲気をキープしたまま進めていけるように、今後も心身のケアをしていければと思っています。

2015.12.11
(ドリームファーム本場)
先週末のレントゲン検査で獣医師からも許可がでましたので、今週から乗り出しを再開しています。ハッキングから軽めキャンターという感じで動かしていますが、まずは問題も見られませんし落ち着いて取り組んでくれています。馬体重も420キロありますが、やはりもっと欲しいというのが正直なところ。テンションもそうですが、現状では乗り進めていってどうかという不安はありますね。いまは飼葉も残さず食べてくれていますので、このまま行ければいいんですけど。まずは元気に乗り出すことができましたので、様子を見ながら徐々にペースアップを図っていければと思います。
※12月11日(金)に取得した情報です。更新が漏れておりました、申し訳ございません。

2015.12.18
(ドリームファーム本場)
爪に少し熱感があることはあるのですが、それ以上のことはありません。獣医からも進めていくことに関して問題はないと言われていますので、ケアしながら引き続き軽めのキャンターで乗っています。乗り出しを開始してからガクッとくるようなこともないので、来週から普通キャンターで乗っていこうと考えています。もともと前がゴツゴツしたところのある馬。爪のこともありますし、あまり負担を掛けたくはありませんので、これから坂路中心でメニューを組み立てていくつもりです。こちらの坂路はチップですので、その点もイリスにはプラスではないでしょうか。テンションは高めというかピリピリしたところを見せていますけど、ステイゴールド産駒と考えたらこのくらいは可愛いものだし気になりません。もっと気性が激しくて難しいのはたくさんいますしね。イリスは悪さをする訳でもないですし、いい子だと思いますよ。あとは飼葉ですね。食べてくれてはいるのですが、草が嫌いみたいで。細身な馬に見られがちな傾向なんですけど、草もモリモリ食べてくれると体も作りやすいんですけどね。

2015.12.25
(ドリームファーム本場)
普通キャンターで坂路2本というメニュー。前の捌きにゴツゴツしたところのある馬なので坂路中心で進めていきますが、コースも併用してバランスよくメニューを組んでいきたいと思っています。爪の状態は変わらず熱感を持ったりするものの、問題なく調整を進めることができていますよ。タイミングを見て15-15へ移行していければと考えています。馬体重は428キロです。




配合診断

「ステイゴールド×メジロマックイーン」といえば3頭のG1馬を出した黄金配合ですが、フェイトフルウォーやリヤンドファミユも含め活躍馬は牡ばかり。そもそもステイゴールド牝駒の大物はレッドリヴェールのみで、活躍馬が牡に偏る傾向はあります。この黄金配合のポイントはマックイーンの母系に入るAlycidonの血にあり、このAlycidonがノーザンテーストの頑強な体質を引き出す役目を果たしていると考えられます。本馬は2代母の父がアンバーシャダイなのでノーザンテーストのクロスになり、これはオルフェーヴル・ドリームジャーニーと同じ。しかも母系の奥にAlycidonがもう一本入るので、母レインボーフェローはAlycidon 5×5のクロスを持っています。つまり「ステイゴールド×メジロマックイーン」の黄金配合の根拠を、母のAlycidon 5×5と自身のノーザンテースト4×4で更に強化していることになり、この配合ならばレッドリヴェールのように、たとえ小さな牝馬でも芯の強さを秘めているのではないでしょうか。
配合解説:望田 潤 / 栗山 求



レインボーフェロー13の馬体ポイント

肩 肩甲骨の角度はマイルにも対応可能。しゃもじ型の上部が広い形なので、僧帽筋のつくスペースも広い。
蹄 蹄底に高さがあり、荒れた馬場を苦にしない。
繋 四本とも長くクッション性が高い。

馬体解説
父ステイゴールドにとって母父メジロマックイーンは長く成長を持続させてくれる貴重な存在。まだ小柄でき甲より尻高の方が高い状態でも、肩甲骨はマイルにも対応できる角度で、しゃもじ型になっている上部が大きく、僧帽筋のつくスペースが広くとられています。黒い蹄の質は強く、蹄底に高さがあるので、父同様に荒れた馬場を苦にしません。後駆は股関節、飛節の角度とも大きく各骨は直線的に連結されていますが、四肢の繋が長いことでクッション性をうまくカバー。歩きでは首を低めに下げ、腕節を必要以上に高く上げずに前脚を遠くへ着地。小柄でも自然と歩幅が伸び、リズムの良さが目立ちます。
(馬体解説/関西競馬エイト 鈴木由希子)




G1宝塚記念を制し、仏G1凱旋門賞で小差2着したナカヤマフェスタ、G2中山記念などを制した現役馬ナカヤマナイトといったステイゴールド産駒を育て上げた、二ノ宮敬宇調教師。やはりステイゴールドを父に持つレインボーフェロー13にとって、二ノ宮調教師の存在は、とても頼もしいものとなっています。

「レッドリヴェールもそうですが、レインボーフェロー13も、ステイゴールド産駒にありがちな小柄な馬です。でも、ナカヤマフェスタも牧場時代は小さな若駒でしたし、体格面での心配はしていません。レインボーフェロー13の長所は、食欲が旺盛な点。やはり食が細いと、調教も遅れてきますし、輸送にも弱くなる傾向が出てきます。そういうリスクを負わないためにも、レインボーフェロー13には、現在の食欲を維持しながら、成長していって欲しいですね」

歩様の軽さも、レインボーフェロー13の長所のひとつと、二ノ宮調教師は指摘します。

「姿勢が良くて、踏み込みがいいことが、歩様の軽さに繋がっているのだと思います。レインボーフェロー13を見た第一印象は、“活発に動く馬だな”というものでしたが、いずれにしても、筋肉が柔らかい馬であることは確かです」

調教で乗り出す時期は、レインボーフェロー13の馬体の成長を見ながらということになってきますが、可能ならば2歳夏にデビューさせたいという青写真を、二ノ宮調教師は描いているそうです。

「現時点では小柄でも、ステイゴールド産駒は、ある時期に急成長することも多いですから、牧場での様子を細かく見ながら、そのときに最適な調教メニューを組んでいく予定です。適性は芝マイル~2000mあたりにありそうで、当然、牝馬クラシックというのが、大きな目標となってきます。クラブの先輩となるレッドリヴェールに続けるよう頑張っていきます」

インタビュー・文:関口隆哉