色々な意味で、バラエティの見方を教えるテキストとして、是非とも保存しておきたい内容であった。
第一部 獅子と虎(紳助・さんま)の甘噛みトーク再び そして、それへの対処能力
島田紳助と明石家さんまは、二人でわめきあっているだけで絵になるので、おなじみのネタだからといって飽きることは決してない。今回の二人の共演で気になっていたのは、まわりの出演者がどのように絡んでいくかということであった。ここで、一番懸念していたのがウェンツ瑛士が、これまでの勢いに天狗になって、二人のバトルに乱入して、さんま・紳助が白けてしまわないかということであった。それを察知していたのか、オープニングで東野幸治が「ウェンツは、今日ここで爪跡を残すと、ビックマウス発言してましたで!」と一撃。完全にウェンツ瑛士は、現在のウェイン・ルーニー状態で、孤立してしまっていた。さらにとどめを刺したのが「おまえ、ドラマに出たいって言っていたじゃん」という石田純一のボディブロー。完全にウェンツ瑛士の出る幕は無くなってしまった。ウェンツ瑛士にとってはトラウマになってしまわないか心配なくらいである。その点、大木こだま、東野幸治、磯野貴理子のベテラン勢は、二人のトークに絶妙なタイミングでのったり、すかしたり、「チッチキチー」だったりして、目立っていた。松澤一之については、あそこまで病んでしまっているのは、島田紳助と付き合ったからではないかと思ったりしたのだが、一応「夢の遊民社」に所属して、一時期は敵役的なポジションでドラマに出ていた俳優の名残は全くなかったのには驚いてしまった。松本しのぶと川村ひかるは、境遇が対照的とはいえ、かまととキャラとして、さとう珠緒に次ぐ存在として確立されていた。梨花に関しては.....「本職はモデルやなくて芸人」だの「さげまん」だの「整形している」だのと貶しプレイが展開され、いつも通りわめき散らすというおなじみの光景が展開されていたのだが、核心部については切り込まれていなかったのは、ある意味、さしもの二人も気を遣っていたのかもしれない。「柳沢敦」という実名や「元カレが結婚した相手が、JJの後輩モデル(小畑由香里)」という話、「妹」に関する一連の出来事etc.かなりしゃれにならない部分が梨花には存在している。この点で言うと杉田かおると共通項の部分があ留ような気がしてならない。
第二部 岡村隆史 禁断の一言
正直言って、この日の岡村隆史は躁状態だったように思える。それだから、伝説とも言える「スポーツするぞ」におけるだめ出しの話も笑えて話せたかなとも思える。だからこその「死なないかな」発言だったといえる。後は、きたろうのぐだぐだぶりと、アンタッチャブル・山崎の「二代目・高田純次」襲名を思わせるほどの、心なしトークが印象に残った。それと小野真弓が「魔性の女」として、新たにデビューしたのが、今後ゴシップ界に名乗りを上げそうなので注目している。佐々木蔵之介も厄介な女性を彼女にしたモノである。あと、矢部浩之の妙な落ち着きぶりや、「にいさま」トークの内容を見ると、この男本気で「お笑い界の福山雅治(ましゃ)」を狙っているのではないかと感じてしまった。本家「ましゃ」と「魂ラジ」で共演して、仲良くなってしまい岡村隆史の引きこもりが拍車をかけてしまわないかと心配してしまうくらいである。
第三部 キャスター陣に当たり障りのないパスで無難にこなしたお笑い怪獣
その中で、福澤朗の「毒光(徳光和夫)」「悪留(福留功男)」を彷彿とする、ダークサイトキャラのカミングアウトは、インパクトがあった。それと、羽鳥慎一の「鬱キャラ」は今後どう展開されていくのか、興味がある。それをなだめている西尾夕香里もある意味「魔性の女」として名乗り上げたようにも見受ける。