先日参加した、ツールドゆう。その表彰台を独占していたのが防府市や山口市等の県央地域在住のサイクリストが集まってできたサイクリングチームH2Rのメンバーでした。県内のクリテリウムレースやエンデューロ、そしてヒルクライムレースに参加して好成績をおさめています。
※参考リンクを貼っておきます。
このブログにもしばしば登場するT師匠やプーさんも実を言いますとH2R所属です。どの方々も脚がスゴくてロード趣味を少しだけ齧っている自分がその中に混じって走るというのは少々失礼というか迷惑なはずなのですが、先日の走行会に参加してきました。
12月3日土曜のワタクシ、山口にいて且つ職場縛りがなくて好天というロード乗りだと走りに行かないとモッタイナイでしょ状況。前日にグループラインでプーさんが「萩に大判焼きを食べにいくライドをします。設定アベレージ25㎞」と提案あり。それくらいなら参加できる負荷かなと思いました。で、当日県道28号線入口のセブンに行きますと…
H2Rの皆さんが続々到着。提案者のプーさんも来られ自分を入れて総勢6名。STRAVAのハンドルネームでメンツを紹介します。
大学卒業されてまもない大学自転車部出身の若手アヴェくん、先日のツールドゆう30歳台クラスで優勝のオールラウンダー、長身のレイモンドさん、ツールドおきなわに参加するスペックをもつアッキーさん、自分の自転車師匠T師匠、平均時速40㎞で漕ぎ続けるプロ級の脚を持つプーさん、で自分です。ブラジル代表に草サッカーのオヤジが紛れ込んだ感じですわ(-_-;)
(このマシーンでこのメンバーで走るのに、アベ25㎞で移動するわけないやん。ずっと後ろで走る、絶対前に出ない)と心の中で固く誓いました。正確には「前に出たくても出られない」のですが…。
ここから二本木峠まで緩めの約5㎞登坂道、クライマーのT師匠が牽きます。平均パワー222W、最大425Wで漕ぎます。千切れないように必死にくらいつきます。心拍数が190まで上がり、ツールドゆうのゴール前の激坂並みの負荷が自分に掛かります。平均速度30.8㎞って登坂道の速さじゃねぇっす…。
その後は道の駅みとうに立ち寄りトイレブレーク。
ここからは道なりに萩方向へ。雲雀峠までの緩斜面ではボク以外の方々は先頭交代しながら時速32~35㎞くらいでずっと進みます。途中左に折れて自分の好きな明木(あきらぎ)の旧宿場街道を走ります。H2Rの方々は延々とハイスピードで国道の路肩を走るものと思っていたのでちょっとホッとします。明木抜けて再び国道262号線へ。道の駅萩往還の横を通って5㎞くらい進むと
ここに。どんどんという山口県で定番のうどん屋さん。この唐樋店が発祥の地だとか。実はワタクシ、山口県に住んで11年を超えますが、どんどんには初めて行きました。
非常に美味かったです、ホントに。特に出汁が素晴らしい。そして麺は福岡のうどんより更に柔らかい。
サイクリストのお腹には優しくて好印象です(^^) 小倉にいると資さんうどん命になりますけど、どんどん、侮れないです。アヴェくんはサングラス外していたので目線を入れています。
ここからはすぐ近くの
小林製菓本舗へGO! ここがラインで提案されたこの日のゴール。大判焼きが美味いとのことで
薦められたカスタードクリームをゲット。これが、また感激の美味さ♪
見えますかね、バニラビーンズ。ほぼパティシエが準備するようなカスタードクリームを大判焼きに閉じ込めているんです。店舗外観からは想像できないハイクオリティスイーツショップです(失礼)
プーさんもサングラス外していたので別のサングラスを掛けてあげます(笑)
さてこの小林製菓のあるところ、萩藩の高札場があったところ。
ご欄のように復元されています。公的機関の掲示板です。この辺りで恐らく罪人が晒されていた可能性もありますネ。
歴史好きを謳っているので一応、ご紹介します。
ここからは旧国道262号線で再び明木の旧街道に向かいます。小学生の駅伝大会が行われていて、自転車集団が変な伴走車みたいになりました(笑) みんなで、頑張れよ~って励ましてあげました(^0^)
この後再び県道32号線(その後は国道490号線)に入ります。そして雲雀峠までの平均斜度5.6%の2㎞登坂道が始まります。T師匠について二人で前に出ますが、「自然がオレを呼んでいる」という理由でアヴェ君が山頂ゴールを取るようなスパート。その後のラスト1㎞になって自分が千切れ始めると…
後ろからレイモンドさん、プーさんが猛然とスパートをかけ自分の横を風のように通り過ぎていきます。体調不良と言っていたアッキーさんにもパスされ自分はあっというまにシンガリ(* *)! シンガリって「殿」って書きます、ヤマグチポッター殿というわけねwww やはり皆さん、少し本気出されるとものすごく速いです。
みとう道の駅までは緩い下り道は再び皆さん先頭交代をどんどんしながらハイスピードで走行。概ね時速40㎞以上で進みます。後ろで楽させてもらっているから何とかついて行けます。弱虫ペダルの荒北さんに牽いてもらっている坂道くんの気持ちがよく分かりました(笑)
道の駅でブレークした後、国道435号線で大峠に向かいます。ここではT師匠、皆のリクエストに応え200Wきっかりでクランクを回します。ただこの登坂道、最後の鳳翩山トンネルの直前でちいと斜度が上がっていて280Wくらいまで出ていましたね、彼のパワーメーター記録を見ますと。キツかったですもん。峠の激下りでは、プーさんとレイモンドさんがあっという間に消えていきました。どう漕ぐとあれほど速く下れるものなのか…。
麓のセブンで自分は切り離してもらいました。
以下がその日の自分の走行実績(自宅から集合場所、解散場所から自宅までを含む)
平均時速がわずかに30㎞に及ばず。このため今回の自分のワークアウトはH2Rの掟ではグルメポタリングとなります。彼らがツーリングとして位置付けるのは距離や登坂に関係なく、あくまでも平均時速30㎞以上で維持したサイクリングからだそうで、30㎞を切ると「ポタリング」扱いらしいです。恐ろしい集団ですよね(笑)
以上、強者たちに揉まれた「グルメポタリング」のお話でした(^0^)/