だいぶ前に、ノボレー・ヌーボーとして紹介したことのある山口市徳地の伊賀地から始まる比較的新しい徳地南農免農道。職場自転車部のH君とも走ったこともあるそこそこアップダウンのキツイ道路です。徳地南農道は藤木という集落で馬神農道に接続しています。馬神農道も負けず劣らず(もしかして徳地南以上か?)ジェットコースターのようにアップダウンが激しく、この二つの農道を走行するだけで結構激しいインターバルトレーニングになります。そのため地元の自転車実業団選手がロードバイクレースを想定した練習に選ぶコースとして知られています。
普段、徳地南農道を走った場合、その先にある馬神農道を全て走りきると討ち死に必至のため、ワタクシ続けて走ったことはありません。ロードバイクの農道コース料理ではお肉とお魚二つは要りません。メインディッシュは一つでいいんです(笑) ですからいつも馬神の交差点で右折して登坂の緩い県道192号線で湯野温泉方向に向かうようにしてます。
しかし、先日の土曜に徳地南農道から馬神農道を全て走るという機会が訪れました、特に望んでいたわけではないんですが(^_^;)
8日金曜の夜、自分の自転車師匠であるTさんからFB自転車クラブに書き込みあり。翌日土曜朝8時に防府市のサイクリングターミナルに集合できる方募集とのこと。
いわゆる朝練のお誘いです。
「距離60㎞程度で農道を走ります」
予報は晴天だし距離からは昼くらいに帰ってこれそうだし、何より自分より強いTさんの走りを間近で見られるのは勉強になります。以前一緒に走った時よりは走行能力が向上している自分を試せるかもと、挙手し参加することに。ただ集合場所と農道というフレーズと走行距離から多分例の実業団御用達農道フルコースかなと想像はついていました(笑)
朝8時にサイクリングターミナルに集まりって、オレだけ? なんとマンツーマン指導です。他に1~2名来るかなと思っていたんですが。
彼のロードがいつものマシーンでありません。S-WORKSはBBトラブルで現在使えず、初号機のスペシャライズドで登場。しかもFFのディープホイールを履いて。やや重いフレームにディープホイールですから、どう見ても平坦コース用の車両です。これなら少しはTさんに肉薄する走りができるかも……。
8時20分頃に他に参加者がいないことを確認し出発! 気分は「いっちょ 揉んでやるか」でなく
『いっちよ、揉まれてやるか!』(笑)
T「ヤマポタさん、農道の入り口までは抑え気味に行きますよ」
Y「お手柔らかにお願いします」
抑えて走ると聞いていたのに、佐波川沿いの県道184号線約13㎞を平均時速31㎞と結構な速度で走行。そうか、これでも抑えた走りなのか……。曳いてもらっているから走れるけど先頭だったらずっとはムリやな(^^;)
徳地南農道を登り始めます。最初のうちは多少のおしゃべりができる負荷で登れます。意外とついて行けるな♪
しかし、後方からきた軽トラを避けて左に寄った際に減速すると結構な登坂道の途中であったため速度が戻せません。みるみるTさんの背中が離れていきます。
で、このコースでは最高到達点へ。Tさんが待っていてくれました。
彼のロードは御覧のように完全に平坦仕様なんですが追いつけません(> <)
このあとは藤木まで基本ダウンヒル。これも追いつけない。下りは多少速いつもりでいたがレベルが違う。
馬神農道に入ると、徐々に自分の脚から悲鳴が……。最近脚攣りとは無縁だったのに、登坂中に左下腿の攣りが出現。何とか誤魔化していましたが、馬神農道の終着点国道489号線一歩手前の車木のピークに至った時に遂に漕げないくらいの激しい痙攣へ。攣った痛さで足首回せずクリートを外せない外せない(笑)
こけずには済みましたがかなり追い込んでいたことがわかりました。
自販機併設の地元野菜売り場での休憩では、ヤマポタさんよく走れていますよとお褒めの言葉を頂きましたが力の違いに愕然としている自分には社交辞令にしか聞こえませんでした(笑)
国道489号線→国道376号線走行での徳地堀のローソンまでは文字通りの激走。下のワークアウトシートを見てもらうと分かりますが、走行距離32㎞地点あたりを過ぎてからローソンまでの距離13㎞の走行は下り基調とはいえ平均時速36㎞。とにかくついていくのに必死。油断すると間があくのでオフセットで車間を詰めて、できるだけドラフティングの効果を得て走るようにしました。千切れたら置いてかれますから……。
コンビニでは軽食摂ってひと休憩。しばらく音楽談義に花を咲かせました。(Tさん、ギタリストなんです)
でここから再スタート。県道24号線で西に走ります。
ここから堤防上の道への分岐までの平坦コース12㎞は多少の向かい風も何のその、平均時速35㎞。これまた鬼曳き。ちなみに一度も先頭交代していません。というか、できません(笑)
途中、トライアスリートの方がTTバイクで我々を抜いていきました。抜かれた瞬間の我々の時速は36㎞だったので体感的には彼は40㎞くらいは出していたのかなと思います。
最後は堤防上の道を流す形でサイクリングターミナルへ。トライアスリートさんに追い付いたTさんが二人でダベりながら走っています。面識があったようで。佐波川あたりは彼のホームなので知り合いによく会うみたいです。
とにかく、つ、つ、疲れた…………
ワークアウト内容は下記になります。
でルートマップに重ねた走行速度と獲得標高の記録は以下の通り。
ジグザグは速度です。グリーンのラインは停止したり休憩を挟んでいるところです。
このジグザクは標高を表しています。
標高記録では真ん中でのジグザグが激しいですね。まさにインターバルトレーニングになるというのが分かります。
Tさんとしては普通の練習だったんでしょうけど、自分にとってはだいぶ揉んでいただいた感じでした。お世話になりました。
このあと自走で距離27㎞先の山口宅に帰ったのですが、途中佐波川の自転車道の水たまりを避けるため下車しようとした瞬間、右大腿四頭筋が攣って大変だったことを一言申し添えておきます。
で、慰労会はって?
帰宅してからしとります、今月のワインで♪ もう、ルーチン化しています。
最近はワインのために走っているという噂(笑)