日本スーパーバンタム級タイトルマッチ、
日本スーパーフェザー級タイトルマッチ。
実に清々しい試合だった。
帝拳ジムの両王者、石本康隆、尾川堅一。
王者らしい技術を駆使して見事に防衛成功。
素晴らしかった。
でも、個人的には挑戦者の2人、
スーパーバンタム級1位の藤原陽介、
スーパーフェザー級1位の杉田聖、
この両者に拍手を送りたい。
2人ともよく王者を研究してきていたし、
絶対に勝つ!!!
そんな「気持ち」が伝わって来る試合をしていた。
やはり、挑戦者が王者をとことんまで追い詰める、肉薄する試合というのは単純に盛り上がるし、面白い。
王者側の応援団も、挑戦者側の応援団も試合後、お互いを認め合う激励の拍手を贈り合う。
こういう盛り上がり方をする後楽園ホールは本当に熱気に溢れかえるし、名勝負が多い。
慎介君が最後まで激闘を繰り広げた岩佐戦はまさにそれだった。
昨日の2試合とも、何故だか挑戦者の入場シーンが泣けて仕方なかったんだよな。
王者側に比べればアウェーの地で圧倒的に少ない応援団が、花道を埋め尽くし、挑戦者に声援を送る。その一人ひとりに決意の笑顔で応える。
様々背負い込んだバックグラウンドが藤原と杉田の内側から滲み出ていた気がしたんだよね。
久しぶりにこれほど熱い青コーナーを観た気がするし、リングに彼らが上がった瞬間に、良い試合になるのは間違いないと思った。
特に強打者尾川に対して勇気を振り絞って前に出続け、右に合わせる右クロスを何度も放つ杉田。
トップコンテンダーに相応しい、良い選手だった。最終的には尾川の強打に屈したけれど、
真っ向勝負を挑んだ姿は王者同様めちゃくちゃ格好良かった。
全部出し切ったからこその悔し泣き。
清々しかった。
でも結果は負け。残酷な現実。
応援してくれた人たちに応えられなかった。
夢、希望が無残に打ち砕かれた青コーナー側。
一方、勝利に酔いしれる赤コーナー側。
このコントラスト。
ボクシングの一敗はとてつもなく重い。
そんなボクシングはよく人生に例えられる。
負けてもまた、青コーナーを駆け上がり、復活劇が始まる。
敗者の青コーナー。
でも、
夢と希望と、勇気に満ちた青コーナー。
青コーナーポストは、敗者復活のフラグでもある。
いつの日か、赤コーナーから入場してやる!
赤コーナーに相応しい、王者になると!
杉田選手、藤原選手、良い試合をありがとう。
絶対這い上がって下さい。
そんな眩しさに溢れた昨日の青コーナー。
やっぱり俺は、青コーナーが大好きです。