子供が膝を抱えて耐えている
まわりは誰も気づかない
みんな自分のことに精一杯だから
辛いと言っても
辛いのはみんな同じだと言われてしまう
子供は心を硬くする
ネコが静かに見つめている
家族を守っているのに
家族が痛んでいる
子供も同じように
自分を守っているのに
自分が痛んでいく
誰が悪いという原因は
各々の価値観の上に建てられる
ネコは誰がと言わずに
その落ち着かなさにウロウロと歩き回る
何だかわからない痛みを抱えている
ただそこに寄り添う
ただそこにいる集注が
次を呼ぶ
ネコが丸くなって目を瞑る