先日、下に住んでいるインド人のSheelaから電話がありました。

彼女の長女で高校生のAmurutaがKohl`s にアプライしたいので、推薦者として私の名前を貸してもらいたい、と言う内容でした。


彼女の話を間違って理解していた私。

---AmurutaがKohl`sでボランティア・ワークをすると、大学に進学するときや就職するときのメリットになるので、ぜひ、彼女がKohl`sに雇われるようにノミネーターとして協力して欲しい。


私はこう理解したのです。

そして、ボランティア・ワークと言えば聞こえはいいけど、結局タダ働きさせることではないのか?

そんなん、許せ~ん!

と、ひとり、熱くなっていました。


でも、昨日、彼女に「レターを書いたから見て」と言われて、Sheelaの家に行った時、これがまったくの誤解だったと分かりました。


AmurutaはKohl`sで働くのではなくて、そこの奨学金制度にアプライしたのでした。

Kohl`s Scholarship


全然知らない制度だったのですが、大手のお店ではよくこういう制度を持っているそうです。


Kohl`sやウォルマート、ターゲットなどの大手小売店は自社の売り上げの数パーセントを、奨学金としているそう。


大学に行かせたい子供がいる家庭では、その親がwebを通してアプライし、選ばれると奨学金をもらえます。


いろいろ記入すべきことがあるみたいで、これまでのボランティアワークや、特技など、本人をアピールすることが必要なようです。


私は彼女のピアノの先生として、彼女を推薦するレターを送ったことになっています。

文章はSheelaが作成しましたが。


Kohl`sとかターゲットというのは、全米中にチェーン展開しているお店です。

生鮮食品以外ならなんでも売っているお店。

私もちーすけのオムツとかミルク、おもちゃ、自分たちの服とか雑誌、キッチン用品、文房具にいたるまでしょっちゅうターゲットで買い物をしています。


たくさんの消費者を持っていて、かつ知名度の高いお店がこういうことをするのはとても意義のあることだと感心しました。


多くの人がアプライするだろうから、そのひとりにAmurutaが選ばれるかは難しそうだけど。


下の一家は教育熱心だけど、3人の子供を順番に大学までやるのは経済的に無理だそうです。


だから、まずはカレッジで2年間単位を修得して、それから4年生の大学に編入、というのが現実的だと言っていました。


これはこちらの学生がよくやるパターンです。


幸い、私も通っているカレッジはここから徒歩圏内だし、カリフォルニア内では大学編入率が高いカレッジ。


頭が良くて性格もやさしいしっかりしているAmurutaには、ぜひその能力が存分に発揮できる道を見つけて欲しいと思っています。