約4週間にわたって家探しをした結果、気に入った物件にめぐりあえたので引っ越すことになりました。
今はアパート暮らしですが、次はタウンハウス。
一軒家ではないけど、ちょっとした出世と言えるでしょう。
3月末にここを出るのですが、一番気が重いのは、下に住んでいるインド人一家への報告。
私たちがここへ越して来て以来約5年間、家族のように仲良く親しくしてきた一家です。
考えてみれば、アパートなんてちょっとしっかりした造りの一軒家みたいなもの。
すぐ下に彼らがいる、と思えば何かと心強かったものです。
昨日、いよいよ彼らに引越しすることを話すチャンスがありました。
夕方、ちーすけを前の芝生で遊ばせていると、高校生のお姉ちゃんを迎えに行ったSheelaと2歳の男の子が帰ってきました。
ちーすけがよちよち歩いているのを見て、3人は相好を崩し、特に男の子は「ちーすけ、ちーすけ!」と言いながら周りを走り回りました。
そして、Sheelaが寄って行け、と言うので、ちーすけ共々お邪魔し、その時に引っ越すことを発表。
「We are going to move out」と言うと、彼女は「Oh....!」とびっくりしていました。
ちょっと緊張していた私は聞かれもしないのに、「ちーすけが歩くようになったから2階は危ないと思って。今度はタウンハウスなんだ」と付け加えました。
彼女は私たちが引っ越すタウンハウスを知っていて、近いのでほっとしたようでした。
引っ越してもお互いにこれまでどおり、行き来しましょうね、みたいな会話を交わした後、彼女は「次にどんな人たちが上に来るのかしら」と心配していました。
やはり、ここに残る彼らにとっては、次の住人が気になるのでしょう。
私たちの前に住んでいた家族は、奥さんがちょっと変った人だったので、付き合いに気を遣ったし何よりいつもドカドカと物音がうるさかったそうです。
彼らに引っ越すことを伝えてだいぶ気持ちが楽になりました。
近くとは言っても、車で5分ぐらいの距離なので、今までみたいに階段を下りていくだけの距離とは違います。
それを思うと寂しい・・・。
Sheelaも「同じこのアパート内で1階はどうなの?」と言ってくれましたが、それこそ上にどんな人が住んでいるのか分からないうちに部屋を決めるのはいやだったし、やはり5年も住むと同じアパートでは飽きてしまう。
そんなことを考えると、去りがたい気持ち半分、新しい生活が始まるわくわく感半分、というところです。