日曜日、アカデミー賞の発表がありました。

菊池凛子さん、残念でしたね・・・。

彼女と共にノミネートされていて、助演女優賞に輝いた Jennifer HudsonはDreamgirlsが初めての出演作品だったとか。

それで、賞をとれるなんて、今後が楽しみです。


毎年、アカデミー賞を見るのが楽しみなのですが、pre-showとも言える、有名俳優女優たちが会場入りする前のインタヴュー、redcarpeted interviewが特に好きです。

あれはファッションショウを見ているみたいで、こちらの気分も華やいできます。


ペネロペ・クルスのドレスはフラメンコ・ダンサーの衣装を思わせる形で、スペイン人の彼女にとても似合っていました。

キャメロン・ディアスのドレスが私は一番すてきだと思いました。


ウイル・スミス一家がインタヴューを受けていたときに、息子にもマイクが向けられたのですが、子役にありがちな生意気そうな、小さな大人のような態度が鼻につきました。

小さい時からスポットライトを浴びる機会の多い子供は、自分自身を演出しているようで、子供らしい気難しさとか無邪気さがなく見ていて痛いです。

かたわらで、父親のウイルは嬉しそうに息子を見守っていましたが。


渡辺謙もすっかりハリウッドの俳優になりましたね。

今回は、着物姿の南果歩を伴って会場にいましたが、カトリーヌ・ドヌーヴをエスコートして舞台に上がるとは思いもしませんでした!

私にとってはサプライズ。


冒頭の菊池凛子ですが、彼女はどうか、「ハリウッドのステレオタイプの日本人女優」にはならないでもらいたい。


だいぶマシになったとは思うのですが、未だにアメリカが求める日本人(アジア)女性というのは、ロングボブヘアに黒々と目をくまどったメイク。

もうそんな日本人なんてどこにもいないのに。


そんな日本人より、今、日本で暮らしているふつうの日本人女性の方がどれだけおしゃれで垢抜けていることか。


工藤夕貴がアメリカに進出していたとき、たまたま「スマスマ」に出ていた彼女を見てびっくりしました。

黒い髪にまぶたの上にブルーのシャドウ、黒いアイラインで目を強調していて、「ああ、こうやっていないと彼女はハリウッドでは仕事ができないんだなあ」と思いました。


日本のことを描写してある映画を見て、「おいおい、日本はこんなんじゃないよ。日本のことを知らない人が作った映画だな」と本当の日本人が首をかしげる作品を見せられたときに感じる違和感を、彼女にも感じました。


余談ですが、私のブログ名、「redcarpet」はこのアカデミー賞が由来です。


ブログを立ち上げるときに、本当は「bluebird」にしたかったのですが、すでに取られて使えなかったので、「青がだめなら赤で」とredcarpetにしました。